【読書】「あなたも作家になろう」を読んで

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ちっとも小説が書けるようになれる感じがしないので、こうした系統の本をいっぱい、読んでいる。
技術を解説した本ももちろんたくさん…買ってる(読んだかどうかは…)

その中でこの本。とても気に入った。
小説の書き方の本ではなく、スピリチュアル、または成功哲学の系統の本。

つまり、自分には書ける、自分は書く人だと思うこと。書く前からそう信じること、それで書けるようになる、という話で、具体的なレッスンとしては、毎朝数分「モーニングページ」というのを3ページ、手書きで書けというもの。

で、やりました。もちろん。やってます。そういうの大好きです!

手書きでノートにいろいろ書くのは、実は以前は習慣だったんですが、どうかすると、将来の心配やらいやな経験やらが湧き出て、愚痴みたいになるのがいやでやめていたのですが。

この本を読んでから、自分が「書ける人」になるための訓練だと思って書き始めたら、いろいろ、どんどん、いろんなことに気づくようになりまして。

といっても小説のアイデアではなく、仕事のやりかたとか、アイデアとか、あるいは、もうこのことはやらなくていい、必要ないという見極めとか。
それから、自分が今、ほんとうに望んでいることについても、どんどん明確になってきます。

書き始めて2週間くらいですが、自分が書けない大きな理由がひとつ、分かった気がします。
それは、小説であれなんであれ。たとえばこのブログでさえ、「こんなことは書いちゃいけない」「読者がひく」と思って書かないことがあるわけです。

あと長い文章は書いちゃいけないという、恐怖もあります。読むヒトをうんざりさせるんじゃないかと思って。

それに、思想とか哲学とか難しい話も御法度です。
昔、ネットをはじめて間もない頃とか、自分の日記にいろいろ書いてると、知り合いが
「むずかしい」
「理屈っぽい」
「わからん」
とか書き込んでいったものです。

読みたくないなら読まなきゃいいのに、と当時は思ったものですが、最近ではその願いのとおり、宝塚の記事以外はほとんど読まれないというありさまで…汗

それなのにいまだに、誰に批判されるのを恐れているのか、書きたいことを書けてない、このもやもやした感じ。

思うに、これが個人ブログだろうが、公表する小説だろうが、自分がほんとうに言いたいことを書かずして、いったい何の意味があるのかと。

あたりさわりない、受け入れてもらいやすい話題ばかりしてて、波風は立たないかもしれないけど、私の人生にとってなんのメリットや、意義があるのか。

作家になるっていうのはどういうことか、今もよく分からないけれども、少なくとも、以前やっていた広告コピーのようにクライアントの希望通りのことを書くようなことなら、そんなの何百枚も苦労して書く価値ないと思う。

売れる本を書けとか、誰かにプレッシャーを掛けられるような暮らしもまっぴらだ。

自分が売れるものを書きたいと心から思って必死になるんだったら構わないけど。そういう必死さってすばらしいと思うから。

と、そんなことを考えつつ。
ちょっと、最近後ろ向きだったこのブログとか、あるいは別のブログでもいいんだけど、とにかく何か始めなきゃって、思うようになりました。

年に1〜2回応募している出版社主催の新人賞、今年はどうしようかなって感じです。

  
  

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