facebookに絶賛コメントが流れていたのでつい、どうしても見たくなり、昨日行ってきました。
映画は基本WOWOWで見ることにしてるので(^^ゞ
映画館に来るのは多分『GODZILLA ゴジラ』以来。
その前に見たのは『スター・トレック イントゥ・ダークネス』じゃないかと思うので、どんだけ映画館に行かない人なんだって話ですが。。
それで「インターステラー」ですが、娯楽大作として楽しい映画でした。
ただ、間の悪いことにたまたま、前日にWOWOWで『『ゼロ・グラビティ』』を見ていたのがいけなかった。
これはデジャヴ?
というような、『ゼロ・グラビティ』を思い出させるシーンがいっぱいあるので、どうしても比較してしまう。
そしてこの映画は『ゼロ・グラビティ』と比較してはいけない。
映画の出来としては、どう逆立ちしても絶対、『ゼロ・グラビティ』のほうが上等だから。
ストーリーはシンプルで
映像はめっさ美しくて
テーマもストレートで感動的。
無駄がなく美しく印象に残る。
それに比べると『インターステラー』は凡庸で、いわゆる普通のお金のかかった娯楽大作のひとつ。
例によってひとりの男が地球を救う非現実的な設定。
その上、ワームホールは通るわ、ブラックホールに入っても無事に出てくるわ、「おいおい」と言いたくなるポイント多数。
冒頭の、娘の部屋の本が落とされるシーンからある程度オチは読めるけど「いったいこれをどう説明してくれるんだろう♪」と、わくわくしながら、あっと驚くようなすばらしい謎解きを期待して見てたら、そこんとこさらっと、ろくに説明もせずスルーして、そうできたからできたんです、って言われてもねー的な、SFとしては突っ込みどころ満載の映画。
あと相対性理論で時間の経過が地球とあちらとで異なるので、行って帰ると人がいきなり老けてたりもするんだけれども「ち、ちょっと待って、その計算、ほんとに合ってる?」ってとっても気になったりもします。んー、地上とそれ以外の場所の時間進行、どうなってたんだろうと、今でも気になる。
ネタバレになるけど、ラストのあれで、膨大だと思われるブラックホールの量子データなるものを、バイナリーデータで伝えるために「指で!」筋を作ってるけどどんだけアナログなんだ!…とか。
ま、それはそれで面白いので、
できればお茶の間で、みんなで「そりゃないだろ」「あるわけねー」とツッコミながら見るとなお楽しそうな映画です。
ただ、
もしあなたが前日に『ゼロ・グラビティ』を見ていなくて、SF的に多少なりとも筋の通った仕組みに納得したい性分じゃなければ、普通に面白く、退屈しなくて、最後までいっきに楽しめる良い作品ではあると思います。
私のこだわりは、一般ピープルとはちょっと違うので(^^ゞ
しかし、こうして思い出してると改めて、あれあどうなっていたんだろう?ラストで主人公が助かったのはどういう状況だったんだろう?とか、気になる部分がいっぱい。
WOWOWで放送されたら必ず見るし、安くなってればDVDとか買っちゃうかもしれない。
・・・というふうに、あとから見直したくなるように、あえてツッコミどころを仕込んであるんだろうか。
そうかもしれない。
さすが、ハリウッドの映画を売るための技術は奥深いねえ?
コメント
Gravityの方がむしろ科学考証が雑すぎて各所からボコボコにツッコまれまくってるよ、僕は好きだけど。
一方インターステラーは高名な物理学者を監修に招いてるので、近い将来我々が到達しそうな範囲の描写はしっかりしてる。
>私のこだわりは、一般ピープルとはちょっと違うので(^^ゞ
こんな小っ恥ずかしいこと書いてるけど、ツッコミがお門違いというか…
特異点のデータ、バイナリで送ってねえし…(どっちにしても膨大な時間は掛かるけど)
君、まずロクに映画を観れてないし、相対性による時間のズレの描写もたぶんちゃんと理解できてない。
まあそもそものテーマが「愛」なんで、ご都合主義と言われることは承知の上で強烈に主張を通すってのはノーランはダークナイトでもやってるのでそういう作り方をする監督なんだろうけど。
少なくとも君みたいな半端な奴が「SFとしては〜」とか分かったような口を二度ときかないでね
まあ、「SF的に多少なりとも筋の通った仕組みに納得したい性分」なのにGravityをSFとして上等だなんて評価する低脳にこんなコメントしても無駄だった・・・ごめんなさい
匿名だから書ける恥ずかしいコメントですね。内容を読む気もしません。