12年前に書いた願い事が今ようやく現実に。

カーペットの上で爆睡しているピノ(オス・7歳) そこ通り道なのでじゃまなんだけど。
DSC_0030
筆文字方面は火曜日から、「岡崎暮らしの学校で生徒さんと一緒に個展「ゆび文字展」開催です。 | 和風ウェルカムボードと記念日メッセージボード☆筆文字つとむブログ」 です。

アタシは今回ノータッチで(チラシだけイラレでレイアウトして印刷屋に出しましたが)企画から準備、運営まで全部、つとむ本人が教室の生徒さんに手伝ってもらってやっています。

ほんとはこういうこと言わないほうがいいんだけど、「ほら、やればできるじゃん」…ってどうしても言いたくなっちゃう(笑)

筆文字サイトがまだ静的HTMLだった頃、トップページに「つとむのお手伝いをしてくれる人募集」って赤い文字で書いてたのは12年くらい前だと思うけど、その当時あたしが夢見ていた状況が今、ようやく現実になっています。

私にとっては退屈でしょうのない筆文字のあれこれからようやく解放されました。
こういうのが好き、っていう人たちだけでやっていくのが一番いいに決まってるんですから。

私はここ数年ずっと、もう筆文字いやだ、もうやりたくないと延々と言ってきたけど、今年のゴールデンウィーク明けに、ある出来事がきっかけで完全に手を引くことができました。
その秘訣は…私自身が筆文字から利益を得ようと考えるのをやめたことです。

ちょっとでも儲けたい気持があると、ああやったらどう、こうしたらどうとアイデアが浮かんでしまい、アイデアが浮かぶと実際にやってみないと気が済まなくなる。
なので、もう最初から一切のリターンを「期待しない」
その結果、売上が下がろうとしょうがない、何があろうと「私には関係ない」と心を鬼にして自分の中からその件を追い出す。簡単にいうと「あきらめる」ということです。

筆文字の収益が会社の収益なので、売上を上げるのは私の義務みたいに思っていたけど、それもギブアップ。会社より私の人生が優先(当たり前ですね。私が作った会社ですからね)

私がそのことを本気で決めたら、いろんなことがスムーズになった気がします。
なにより、私自身が毎日、とても幸せな気持で過ごせるようになったし。

ちょうど5〜6月は私、他にやりたいことがあって筆文字どころじゃなかったので、もう筆文字か自分の人生かどっちをとるか二者択一みたいになって、迷わず筆文字を捨てたというなりゆきですけど。おかげでいい感じで筆文字からフェードアウトできました。

6月末でその仕事が終わって今はほっと一息なので、個展の手伝いには行けるかなと思っていましたが、いざその時になってみるとやっぱり、ぜんぜん興味が湧かず行きたくないし、手伝いの人はいっぱいいるみたいで必要なさそうなので、ノータッチを貫きました。

そして思い出したのです。
12年前も、今と同じように筆文字に興味がなく、アート的なものを見る目もなく、手伝うことすべてが退屈だし、それなのに筆文字を成功させなくちゃいけないなんてほんとうに負担で、毎日、石を飲み込んだような気分で過ごしていたこと。
そんなときに、ホームページにお手伝い募集って書いたけどだれからも反応がなくて、ひとりで背負うしかなかったあの頃の孤独。

それに比べて今は、なんて幸せなんでしょう!
自分のやりたいことがはっきりとあって、子どもたちも無事に成長してほぼ自立して、親としての最低限のつとめは果たして、あとは自分の時間って思えるし、悩みのたねの筆文字方面も自立しはじめている。

これを幸せといわずになんと言いましょう。

すばらしいですね。こういう状況を夢見ていましたよ。

結局、その人の人生はその人自身でしか切り開けないものなんですね。
私がこの10年間に何度言っても実行できなかったことが、本人がその気になったとたんにつるつるっと実現していきます。
結局はやり方よりもやる気。
絶対にやると腹をくくる覚悟と、無我夢中でやり続ける情熱。

そういう、カタチのないものが伝わって現実は変わっていくんだなって、今回はとっても勉強になりました。

私のほうはもうどんどん、子ども頃の自分に戻って、好きなことを突き詰めてやっていきたい。次は9月〆切で一本小説を書く予定。今回はタイムトラベルものに挑戦できたらと思うけど、どうなるか分かりません。でも何ごとも勉強なので、目標を高く掲げて、挑戦していくつもり。

コメント

  1. 「果報は寝て待て」と言いますし、流れに身を任せてみるのも良いかもしれませんね。

タイトルとURLをコピーしました