2012年を振り返って

出会いと別れは世の必定。ということで、手放したものと、手に入れたものに分けて整理してみたいと思います。

【手放したもの。やめたこと】
・筆文字関係:売上が減っても心配するのをやめて、売上アップの対策を取るのもやめた。
・対外関係:勉強会や交流会など人の集まるところにでかける・SNSなどでつながりを増やすなど、営業活動の一環のつもりでやっていたことを全部やめた。
・過去のコンテンツの抹消:2001年の「むかつきシスターズ」2007年の「SLCOM」の公開をやめたり、セカンドライフ内の土地を返却した。

【手に入れたもの。始めたこと】
・活動:読書、映画鑑賞などを自分がやるべき一番大切な活動と位置づけて、できる限り優先した。
・筆文字:売上のためでなく、自分が作りたいと思ったものはどんどん作った。
・その他:宝塚鑑賞という新しい趣味を見つけた。

決定的な決断は、実は1月の中旬頃に下していて、それは、筆文字のサポートから手を引く決意だったんだけど、何年も前からずーっと思っていたことが、ある瞬間に「あっ!」って感じで、自分の中で「決まって」、それ以来、他の人の意見など聞くまでもなく、自分で決めて、筆文字から撤退しています。

正確には、私がやりたいと思った部分だけは今も担当していますが、やりたくないなと思ったら、たとえ新規の取引先との打ち合わせでも同席しなかったり、WEBショップの更新についても、私自身が気になった部分だけは口出しをしますが、それ以外は放置していて、つとむが自分で「まほし」さんに連絡して、進めています。

10年も前から、こうなる日を夢見ていたんだよね。。
つまり、誰か、つとむの筆文字を好きで、実際にWEBサイトを作る作業をサポートしてくれないかなって、ほんとにずーっと、思っていたんです。
誰も現れないから、私がやるしかないのかと思ってやっていたけど、私が手を引けば、彼が自分でやる気を出して、サポートしてくれる人も現れてくるんですね。

結局、仕事でも日常でも、いやなのを我慢して続けていても、ろくな結果は出ないんだと思います。

学校では、いやなことから逃げてはいけないとか、我慢して努力しないと成功できないとか、教えられてきたけど、あれは、ほとんど、間違いです。
少なくとも、自分で道を開いていく自営業者にとっては、まったく効果がないどころか、害ですらあります。

学校の先生は体制の中で生きて、秩序を守ることが使命なんだろうから、大半の体制の中で生きてく人にとってはその教えで間違ってないんだろうけど、勤め人のルートから外れた人がどうやったら成功できるかは彼らの守備範囲じゃないし、体験したこともなく解決法なんて分からないから、事実上、ギブアップなんですよね。。

自営業でやっていくためには、学校で教えられたことの、真逆をやるくらいでちょうどいい。

ほんとに、これだけは真理だと思います。

今年はそういうわけで、イヤなこと、気が進まないことをひとつずつやめていって、そのあと、もはや必要じゃないものもどんどん手放していって、最終的には、どこの団体にも所属せず、肩書きもなく、実績もない、どこの馬の骨か分からない人になりきったというか、戻ってみました。

そしたらそこには、私がずっと探していた、自由な世界が広がっていた。。

そんな感じです。
秋口からようやく、自分らしく好きなことをして暮らすのが普通のことになり、気が乗らないことには平気で「NO」と言えるようになったし、逆に、無駄に思える活動でも、自分の中で「あ、それやりたい」と思ったことは、躊躇なくやりました。

そうして、自分勝手に暮らしていると、どんどん自分が開放されてきて、今までの自分とは違う、本来の自分というか、教育や環境から影響を受けるまえの、ほんとの自分って、こんな人だったんだ…ということが、だんだん見えてきました。

必死になって先生をしていた自分、必死に子育てをしていた自分、一家の生活費を稼ぐために必死になって、ゼロからできることを探して個人事業を始めた自分、セカンドライフに希望を感じて一所懸命活動した自分もほんとの自分だけど、でも、それらは後からかぶった「殻」みたいなもので、本来の私、生まれたての私というのは、夢のような世界に住んでて、きれな色や音楽が好きで、人間のひたむきさとか可愛らしさが好きで、生まれてきてよかったって思ってる、ただ、そんな人なんだと思います。

そして2013年は、長女も就職して、いよいよ私の子育てと家族への奉仕の人生も一区切り。
思う存分、自分の好きなことに没頭できる時間が始まります。
うれしいなぁ。

2012年は、なにかが変わる年だと、以前から言われていましたが、私にとって、ひとつのターニングポイントになる年だったのかな、という感じがします。
多分、5歳くらいでストップしている「何か」の続きが、これから始まる気がします。

今年と来年はシームレスにつながっているので、これ以上、「今年」「来年」と区切る必要は感じませんけどね。

私は今日も明日もあさっても、死ぬまで年中無休です。

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