NHKの朝イチでTPPの話題をやっていて、途中まで見てたんだけど、よく分からないので消してしまいました。
この議論の場合、これからの交渉次第ということが多すぎて、確定要素が少ないので、結局、加入したらどうなるのか、分かりません。
議論している識者にも、実際のところは分からないので、いろんな仮定の上にたって予測をするわけですが、そもそも、その仮定が確定する確率はどれくらいなのよ…というと、その確率さえ分からないレベル。
どんな立派な人が出てきて議論しても、これじゃぁ埒があかない感じですね。
他のことはともかく、このTPPについては、最後は「勘」で勝負じゃないかと思います。
沈む船からネズミが消えるという話は昔からあるようですが、船自体のトラブルではなくて、近い未来に魚雷に当たって沈むというような不確定な要素を予測してしまう「能力」
過去の分析や、理性の判断では、絶対になしえない「未来予測」
そういう能力が、もしネズミにあるとしたら、人間にだってあるでしょう。
ただ人間は理屈をこねるので、実際には感じ取ってる未来が、自分でも見えなくなってる可能性は高いけど。
…というわけで、私のなんとなくの「勘」から言いますと、TPPにしても、今はまだ議論さえされていない移民受け入れ法案にしても(そんな名前なのかどうか)、すべての、開放に向かう動きに、時代の流れは向かっていくと思います。
その過程でたくさんの「既存の枠組み」が破壊されて、同時に、そこに携わる人々の生活設計がめちゃくちゃになるとしても、時代の流れは押しとどめることができない。
だってそうでしょう?
もしも、多大なる被害や、国民の財産や生命が、何より大切だというなら、なぜあんな、太平洋戦争みたいなことが起きるでしょうか?
軍部には、アメリカと戦争したら負けるというシミュレーションもあったのに、さまざまな理由から、結局誰も開戦を止められませんでした。
TPPだって同じこと。
口では平和、平和と言いながら、そこに戦いの可能性がある限り、逃げずに立ち向かっていくのが、人間の本性というものだと思います。
そういうある意味アホな、アグレッシブな性質があったからこそ、アフリカの一地方で生まれた原始人が地球全体にはびこって繁栄したわけなので、それは必ずしも悪いことかどうか、わかりません。
ただ、そこに戦い、と言って悪ければチャレンジと呼んでもいいけど、とにかく何か未知の、チャンスかもしれないものがあるかも、と思った瞬間に、リスクを取ってでもチャレンジしたいのが、人間なんだよなぁ〜、と思って、まあ、戦いのない平和な時代とかっていう、絵に描いた餅みたいな理想は、死後の世界で実現すればいいか〜と(いわゆるひとつの「天国」っていうやつですね)、そう思います。
結論を繰り返すと、2011年末時点での私の未来予測はこうです。
・日本は、TPPやそれに類する貿易自由化の枠組みには、遅かれ早かれ参加するだろう。
・数十年後には、商品だけでなく移民の受け入れも始まるだろう。
・なぜなら、人間は、未知の状態に向かって走っていく動物だから。
どうなることやら?
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