【読書】物語の法則

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1ヶ月くらい前から机に積んである本の一冊で、昨日、掘り出してページをめくったら、使えるノウハウがぎっしりという前に、行間から「愛」が伝わってきて、大好きになった。

先日読んだ、スティーブン・キングの「書くことについて」にも、同じ種類の愛を感じた。
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スティーブン・キングや故マイケル・クライトンのように思春期から遊びで書き始めた人は、肌感覚でいろんなセオリーをつかんでいて、構成を考えずに書き始めても、キャラクターが先導してくれるとか言うんだけど、その点、シナリオを再構築するのが仕事の「物語の法則」の執筆者たちは、何ごとも分類し、セオリーに従って解説してくれるので、それはそれなりに、説得力がある。

多分、セオリーから物語りは生まれないけど、物語には常にセオリーに従って流れるので、要は、一定のセオリーを自分の中に基準として持ってるかどうかの違いだと思う。

体得して持ってれば何も考えなくても書けて、そうでない人はいったんノートに書き出してセオリーを照らし合わせる必要があるのだろう。

どういう方法で書くにせよ、または、書かないにせよ、物語について考えるのは、やはり世界で一番すばらしく楽しいことだと思う。

今日、商工会議所に補助金事業の申請の相談に行ったけど、楽しいのはストーリーを組み立てている時間だけで、実際の作業には「想像力が入り込む余地」がなくて、つまらないなぁと思った。
申請するのは多分、楽しいけど、通ったらそのように実際にアクションをしないといけないと思うと、まあめんどくさく、腰が引ける。

それでも、現実を変えるには、実際に行動するしかないのだけれど。
私の限りある時間と注意力を、今、そちらにさくべきか、それとも放置して、新しい展開を見送るか。

数年前なら迷わずトライしていたけど、今は「やらない」という選択肢が見えるようになった。

でもこれは後退したのではなく、成長したあかしかもしれない。

やらないで済む可能性ができてきたんだ、一歩も後退できずに進むしかなかった頃と違って。

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