先日、深夜にBSでフジコ・ヘミングの特集の再放送をしていましたね。
1999年の放送で、当時見て、すごく印象深かった番組です。
去年かおととし、民放のバラエティみたいな番組にも弟さんといっしょに登場して、お元気そうでした。
ぐぐったら、今年、名古屋でもコンサートがあるということで、先行予約で申し込んでみました。
NHK放送当時のフジコ・ヘミングブームの時に、コンサートを聴きに行った人が言うには
「うーん、個性的な演奏で…、あたしはもう、1回でじゅうぶん」
だったそうです。
あれからまた10年たっていますけど、今はどんな演奏をされているのでしょうか。
楽しみなような、こわいような。
とりあえず抽選に当たるといいな。
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先行予約といえば、7月の宝塚東京公演の千秋楽を狙っています。
トップスターの大空祐飛の退団公演ですが、取れるかどうか。
友の会とかには入っていないので、一般で勝負です。
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最近では、こうしてお芝居や音楽を楽しめるようになって、ようやく人間らしい暮らしができてきたなという感じ。
昭和育ちの私は、「嫌なことから逃げていたら落伍者になるぞ」というメッセージを子どもの頃からみっしり植え付けられて育っているので、嫌でも辛くてもとりあえず「我慢」とりあえず「忍耐」というところがあるんですが、嫌なことをひとつずつやめていくと、あとに残るのは「嫌じゃないこと」ばかりです。
そりゃあ、毎日楽しくてしかたないわけじゃないけど、少なくとも嫌なことはひとつもやらなくていいので、それだけでも人生が半分、救われたようなものです。
今まで、嫌なことをやるのに費やしていた時間や気力が、音楽や映画やお芝居に振り向けられるようになったみたいで、ほんとに、今までと全然違って、「世界にはまだ美しいものがいっぱいある」と、ワクワクするようになりました。
ちょっと前まで、毎朝起きて最初に「筆文字をどうやって売ろうか」と考えていた頃には、人生はアスファルトでできてる感じがしていたのに、今ではちゃんと、世界は土の匂いがして、色も鮮やかです。
人生ってこんなにカラフルで楽しくて、すばらしいものだったんですね。
知らなかったわー。