こわい妄想から自由になるために小説を書くというのは、よいアイデアで、落選作品を再構成して書き直すのを3ヶ月でやろうと決めた。ほんとは今年中にできればいっかーと思っているんだけれども、そんなことを言ってるといつになるか分からないので、一応、6月中に構成を決めて、7月8月で書く、という段取りにした。自分の中で。
で、まずは、毎日、小説のことに時間を割くというのを習慣化することにした。すでに出版が決まって〆切が設定されているわけではないのだから、習慣化しないと作業が進まない。
やる気があろうがなかろうが、とりあえず一日の作業をそこから始める。
小説の優先順位を1番にする。(これは、何かの本にも書いてあった)
今までは常に、こんなお金にならないことに時間を使うのは良くないことだと、気分的に引け目を感じてこそこそ書いてたけど、そんなこと言ってるばあいじゃない。自分のための作業なので、何をおいても最優先に決まってる。
それから、もうひとつ気がついた。
会社を作って8年が過ぎたんだけど、自分が100%株主で社長にもかかわらず、全然、自分の仕事をしてる感覚がなくて、ただ、生活費を稼ぐために筆文字を売ってますというだけの、やるきな〜い感じでやってきた。
でも、考えてみれば別に、この会社はどういう会社で何をするためにあるのかなんて、私が勝手に決めたらいいんじゃない?たまたま今はそれをやってるけど、それ以外のことをやっちゃいけないわけじゃないんだから。
たしかに!
というわけで、それじゃあ、私はこれから何をやっていきたいかな、と考えてみたところ、浮かんだ言葉はただひとつ。
「ファンタジーからすべてが始まる」
このブログを長く読んでくれてる人はもしかして知ってるかもしれないけど、ファンタジーからすべてが始まるというのは、私の合い言葉みたいなもので、このブログのサブタイトルにも長いこと使っていたフレーズなのです。
ファンタジーからすべてが始まるなんて仕事に関係ないって思っていたけど、実際に起きたことをふりかえればそうでもなくて、筆文字のWEBショップも、楽筆というネーミングも、教室をやってファンを増やす作戦も全部、私の妄想の中から生まれたんだから、言ってみればファンタジーから始まったようなもの。
あらゆる新規事業は必ず空想から始まっているわけなので、この標語を堂々と社是にすればよろしかろうと。
そんなわけで、設立9年目にしてはじめて、この会社をやっていく理由を見つけた気がします。
ファンタジーを世の中に広げるためだったら、がんばれるし、もっと、できそうなこともいっぱいあるなっていろいろ思いつくし、今はまだできないことばかりだけど、がんばったらきっといつかできるようになる!と夢と希望を感じたのでありました。
…なんて。
9年目になるまで夢も希望もなく仕事してたなんてねー。逆にびっくりするわ。ものが見えていなかったわ、自分。
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