昨年末からずーっと取り組んでいた原稿が完成したので、投函しました。
この件はこれにて終了!
規定の枚数を埋めるという意味で原稿は完成したけど、作品としては未熟で不完全で不本意でなりません。本ばかり読んで育ってきたため理想だけは高いので、それに見合うものが書けるようにもっともっと精進したいと思います。はぁ…(~_~;)
今回はどっぷり3ヶ月はこのことに没頭したというか、他のことを二の次にして一生懸命がんばった。毎日、もうダメだ、先に進まない。この話は完結しないに違いないと思ったけど、そのたびに「いやできる」と思い直してあきらめずにやりきりました。みっちゃんも、「大江戸夜翔」の千秋楽で(いろんな芸について)何度やってもできなくて、もうダメだ、間に合わないかもしれないと思ったけど、あきらめずにお稽古して初日に間に合いましたって言ってたもん(爆)←宝塚ネタ
ただ…そんなふうに無理やりがんばらないと進まないようなストーリー展開だというところに、根本的な問題があるというのも分かった気がして、次回からは新しいアプローチを試そうと思います。
自分ではぜんぜんそういうふうに思えないけど、きっとこの無駄に思える一歩一歩が見えない力をつけてくれるに違いない。すべては来るべき日のために必要なステップなんだ。
…多分、あとで振り返ればそういうふうに思うんだろうな、と。
それと、今思い出したけど、この数ヶ月、あんまり書けなくてつらいので現実逃避にいっぱい本を読んでいました。
帆船海洋小説の「トマス・キッドシリーズ」は全巻制覇したし、「ホーンブロワー」も数冊、映画になった「ジャック・オーブリーシリーズ」も2〜3冊は読みました。
(こうして複数のシリーズを並行して読むと、主人公のキャラクターが違うだけで、舞台設定がすごく似てて(時代設定がほぼ同じなので)デジャヴ感があって、今、どのシリーズを読んでるんだっけ?…となります)
それに飽きたらず、古い本を引っ張り出して読み返したり…
▽この本のプロローグは絶品。教科書のよう。特に上巻が好き。
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▽こちらは上下巻、全体を通して完璧。まさに教科書そのもの。無駄な文章はひとつもなく、足りない文章もひとつもない。中だるみなくはらはらどきどきしっぱなし。
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ほんとに、私はたくさんのすばらしい物語に囲まれて生きてきたなーと、感動しちゃう。
こういうのが読みたいの。こういうのが!
…というわけで多分、自分のを書いてた時間より、他人のを読んでた時間のほうが長いかもしれないけれども、なにはともあれ私の2015年最初のレースは終わりました。
次のレースは6月末。今度はあまりSF臭を強く出さずに。不思議系で。
もし書ければ3月末にSF短編を一本。でもどうかなぁ。基礎知識がなさすぎてSF書けないんで。この時点で準備はゼロだし。無理かも?
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