【読書】あぽやん / 新野 剛志 ハートウォーミングな良書でした

今日は映画「クラウド・アトラス」を見に行く!…と思っていたけど、花粉症用の抗アレルギー薬が切れることに気づいて、映画はやめて耳鼻科へ行ってきた。

昨日のNHK「クローズアップ現代」で言ってたけど、最近花粉症を根治できる薬が見つかって、近々実用化されるらしい。その薬が認可されて保険適用になり次第、何がなんでも処方してもらうぞ!

免疫方面では今、技術革新がすごく進んでいて、将来的には花粉症だけでなく免疫全般がコントロールできるようになるらしく、非自己の物質を攻撃するアレルギーの反対に、がん細胞みたいな、自分の細胞なんだけど悪者だから排除したいようなものを選択的に攻撃できるようにして、ある意味、自己治癒力でもってがんを滅ぼす、ようなことも、できるかも。と言っていた。気がする(あまりちゃんと見てなかったので自信なし)

もともと、がんができたら臓器ごと切除するというような乱暴な方法はどう考えても前時代的だと思っていたので、こういうスマートな方法でもって治癒できるようになると、すごくいいなと思う。

そういう薬ができるまで、がんになるのは先延ばししておこう。
できれば臓器摘出なんかしないで人生を全うしたい。

さて、今日のトピックは「あぽやん」。

今期、テレビドラマで放送していたものの、原作。
娘が録画しているので、あたしも時々、部分的に見て、おもしろいなーと思っていたもので、図書館に城山三郎の本を借りに行ったとき、たまたま近くにあったので、ついでに借りてきたものです。(※ 著者名が「し」始まりなので同じ棚にある)

期待せずに読み始めたんだけれども、最初からテンポよく、ぐいぐい引き込まれます。

城山三郎の本みたいに、幕末の志士も戦後を生き抜いた起業家も百戦錬磨の総会屋も出てこない、普通の、なにということのない平凡な人たちの話なのに、テンポよく、ぱたぱたっとドミノが倒れるようなリズム感で読ませ、最後にはほろっとさせる、非常によくできたドラマだと思います。

テレビドラマ以上に、原作が良かった。
作者が、主人公を含めた登場人物たち(多分そのモデルになった実在の人たちも含めて)を、心から愛してる感じが、ぬくもりとなって伝わってくるような。

他の作品も読んでみたい。

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