和物のショー「宝塚ジャポニズム」と、洋物の「エトワール ド タカラヅカ」と、タイトルのお芝居の3本立てです。ショーは昨年から大劇場とかでやっていたものでお芝居だけが新作なんだけど、これは次の台湾公演用に、台湾の人気小説を題材に書き下ろされた新作で、中日公演はその練習みたいな位置づけなのかと。
今回、どういうわけか4列目という超前のほうの席が取れていて、中日劇場はオーケストラピットと銀橋がなくて、狭い通路をはさんですぐにステージなので、4列目から見ると柚希礼音様がもうほんと、すぐ目の前!ドキドキした〜(^^)v
ステージが近くて、ダンスの無音部分での、はあはあいう息遣いも聞こえるし、お芝居では、後ろに並んでる人物たちの小芝居も、口の動きやちょっとした表情までばっちり見えます。
あと、最後の「エトワール・ド・タカラヅカ」のショーではたびたび、メンバー同士がアイコンタクトしたり、何か合図というのか、励まし合うような目配せを交わすのがたびたび見れました。同じ演目とはいえ前とは参加メンバーが違うのでポジションとか変わってるし、初日だけあって、なにかとお互い伝えたいことがあったのかも。
で、気になるお芝居のほうは、3つの家の親子が入れ替わってどうのこうの…というけっこうややこしい話を小一時間に押し込んで、大急ぎって感じでしたが、なんとかストーリーも分かったし、礼音さんの衣装もかっこよくて、ちょっと「太王四神記」みたいだったけど、決めポーズも美しくて良かったです。
礼真琴さんの娘役も話題になってたけど、くりっとした目が可愛らしくて良かったです。
この人はほんとうに歌がうまくて、もっといっぱい歌を聴きたいので、宝塚で無理に男役をやらずに、普通のミュージカルで主役をやってくれたらいいのにって思いました。
歌といえば、初めて見る紅ゆずるさんが、意外にもめちゃ歌がうまいって知って、それも驚きでした。CSとかでは何度も見てるはずなんだけど、なんで今まで気づかなかったんだか…(>_<) ショーのほうですが、毬乃ゆい・音花ゆり・夢妃杏瑠(だと思う)の、3人の歌も良かったです〜。 とろけるようなハーモニーで、うっとり。CSで放送されたら録画必須!
で、これは原作ですが、小学館文庫はすでに廃版だそうで、Amazonで中古を買うほど面白いかどうかも確信が持てなかったので、図書館の蔵書をネットでチェックしたところ、自分の町の図書館にはなかったけど、隣の岡崎市の図書館にあったので、借りてきました。
あの、数年前にシステム方面の刑事事件のトラブルでもめてた岡崎の図書館です。
うちの町と違って蔵書数が多いのと、返却場所がいくつもあって、英会話教室のすぐそばでも返せるので、時々利用しています。
ちょっと読み始めたけど、お芝居で見てざっくり人物関係を把握いているからいいものの、突然読み始めたら、誰が誰だかさっぱり分かんないだろうなという感じで、廃刊になるのもしょうがないかも。
いっしょに借りてきた城山三郎の「雄気堂々」のほうが面白いので(!)とりあえずそっちを先に読み始めています(^^ゞ
というわけで、昨年秋の「琥珀色の雨にぬれて」以来の、柚希礼音星組でした。
礼音さんはやっぱり、すべてにおいて圧倒的で、絶対的トップスターだと思います。
もう、踊りも芝居も、声もすごい。
ひとりで踊ってても舞台がちっちゃく見えるくらいの圧倒的存在感は、昨年見た時も思ったけど、今回もさらにすごかった。
でもアタシはひねくれ者なので、圧倒的王者より、ちょっと脆い感じのする祐飛さんみたいなタイプが好きかも。
この間の「ブラックジャック」(すごい人気だったようですね。東京へ行ってからさらに)の、まっつ、未涼亜希も、すごいいいお芝居にいい歌なんだけどどこか陰のある感じが魅力ですしね。
ここでしばらく間があいて、次は5月の「ME AND MY GIRL」千秋楽です。
今度は二階席なので、ちょっと残念。。
その前に、ほんとは花組の「オーシャンズ11」を東京で見たいけど、そのへん、日程的に予定が未定なので、ちょっと決めかねています。なにかのついでがあったら、当日券とかでさくっと見てしまいたいんだけど。
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