次女が成人。今日ばかりは自分で自分を褒めまくる。

一昨日、14日は、次女の成人式でした。

顔アップの写真は自粛しますが(・・;) 翌日の新聞に写真が(真ん中の白い花をつけてる子がそれ)
DSC_0265

衣装は、着付けとヘアセット・メイク込みで、レンタル。
当日は雨で荒れ模様でしたが、会場まで車で送迎なので、まあまあ濡れもせず、無事に済みました。
終了後は夕方4時頃から二次会で、ちょっとオシャレ目な普段着に着替えて出かけていきました。

アタシのほうは脱ぎ捨てられたキモノの片付け。
キモノって、小物の類が多すぎ。
今回はプロの着付けなので、大量の補正用の綿やガーゼが出てきてびっくり。
着物と長襦袢を広げて乾かしたり、半襟や伊達襟を外したり。返却するものとそうでないものをより分けるのも大変。
それでもなんとか夜には着物も畳んで、返却用の箱に収めることができてひと安心。

成人式へ送るのと、二次会の送り迎えは娘の友達のお母さんがしてくれたので(保育園からいっしょだったお母さんです)、私は美容院の送迎と成人式のお迎えしか行ってないんだけど、なんだかすっごく疲れてしまって、ぐったりでした。でも無事に全部終わって、ほんとに良かった。

なんか、胸の中に広がる、言葉にたとえようのない満足感と達成感。そして、解放感。
これをもって、長女が生まれてから今まで、通算22年間の子育てが、私の中で終了しました。

とりあえずふたりとも健康で、それぞれの希望に添った学校に進学して卒業したし、仕事も見つけて、これから自分の人生を自分の足で歩いて行く準備は完了。ここから先、どういう人生になるのかは、もう、私ではなくて本人たちが選ぶこと。

私の役目は完全に終わった。
子どもを持った以上、当然果たすべきと、自分で設定した基準をクリアして、すばらしい子育てのゴールにたどり着いたと思います。
正直なところ、あんまり子どもが好きでなく、他人の子どもにも興味なんかない私が、よくぞここまで。
人並みに子供会やPTAの役員もやったし、ふたりともそれぞれに本人が希望する進路に進めるようにサポートもできたと思うし、すごくがんばった。

途中、元夫との離婚があったけど、転校したくない、お父さんともいっしょに暮らしたいという子どもの気持ちを優先して、同居を続けて、結果として子どもたちのためにはすごく良かった。
また、私は彼の妻ではなく社長という立ち位置になり、それが予想外に居心地がよく自然なので、すごく気楽に自由になって、それもまたけがの功名。

ほんと、突然子どもができちゃってびっくりした29歳のあの日から今日まで、よくがまんして、よくがんばって、できもしない母親役を私なりに勤め上げたものだと思います。

成人式が終わっても表面的には暮らしは変わりません。
相変わらず、仕事が遅くなれば遠くまでお迎えに行くし、毎朝、おにぎりを作って持たせたりもしています。

でも、これ、もう義務じゃないんですよね〜♪
ただの楽しみ。

今まではとにかく、子どものことが最優先で、子どもが一番居心地良く過ごせるためには、自分のことを後回しになるなど当たり前。
でもこれからはそうじゃない。
私自身のことが、最優先。
もう誰にも支配されずに、暮らしてく。

ようやく自分の人生が始まる。

友達と引き離されて転校の日々。親元を離れたい一心で行きたくない大学に行き、周囲に説得されてやりたくない仕事につき、その仕事から逃げるためになりゆきで結婚して。
だけど、子どもたちだけは私のことを「○○してくれるから好き」とかじゃなくて、無条件でいつも大好きって思ってくれてて、だからアタシも彼女たちの幸せを最優先に必死に育ててきた人生だったけど、それももう過去。

もう誰からから愛されるために自分でない自分を演じる必要なんてない。

ただ自分がやりたいように生きればいいだけ。
そしてようやく、今まで一度も経験したことがない、本来の、生まれたままの自分として生きる本当の人生が始まる。

えーと。
昨年のはじめ、ちょうど1年くらい前に、筆文字の仕事を引退した時に半分解放された何かが、今回のこれをもって、全部、きれいに切り離されて、過去へと流れ去った、という感じがします。

離婚して、いい奥さんを演じる必要は消えているし、これで、いい母親を演じる必要もなくなりました。
それだけでもう、私は天にも昇る心地。
ほんとに、しあわせって、こういう気持ちだったんだなって、感動しています。

コメント

  1. […] 【月別の振り返り】 1月 次女が成人。今日ばかりは自分で自分を褒めまくる。 / ファンタジーからすべてが始まる […]

タイトルとURLをコピーしました