リソース全開で…

昨日読んだベルばらが夜中じゅう頭から離れず、変な夢を見ていました。
なんか、武器をとって戦いに行くみたいな(~_~;)

思い返せば、「ベルばら」と「トーマの心臓」に魂を捧げてた高校生時代と、そのあとの落ちこぼれ不良大学生以降の時代との間に、深い深い断絶があったような。

なんかもう、読む物も全然変わっちゃって、片岡義男とかライトでカジュアルな小説ばかり読んでたし。
聴く音楽も洗練されて、かぐや姫からYMOと山下達郎へ、という感じでしたしw
社会全体の空気も突然明るくなってきて、そのまま10年間くらい右肩上がりでバブル景気に向かっていった時代でした。まー、とりあえず小難しいことは置いといて、みたいな。。

個人的には、大学以降、就職したあとも、今いる場所、今してることにまったく必然性を感じられずに、いつも
「なんで私はこんなところにいるんだろう」
という大きなクエスチョンマークを頭の上に浮かべた状態で、仕事もモノになりませんでした。
いろいろあって、30歳を目前にしたある日、
「あっ、そういえば作家になりたいというのが、私の願いだったんだ!」
と思い出すまで、人生の針路が全然見えずに迷走状態でした。

まあ、思い出してからがまた長くて、ざっと20年くらい足踏み状態なんですけど(¨;)
それでも、気持ちの中で、行き先が見えてるのと完全に見失ってるのとでは、生活の質が違うのは間違いないですね。

しかしながら、私も、この長い長い足踏みの期間に、ありえない出来事に100%感情移入するような危ないことをしなくなり、いつも80%程度は「現実にいて」、残りの20%ほどの部分で細々と空想空間を彷徨って生きていた、ということに気づいた昨日でありました。

高校時代みたいにそういうのにのめり込むと、現実生活に支障が出るんですよね。
子育て中だったし、なにより生活のために仕事を受注しないといけないので、あまり非現実なところに自分がいると、仕事的にはNGだったんです。。

でも、これではまるで小さな覗き穴から片目で覗いてるようなもので、自分で書いているものに対しても、のめり込み始めると「あっ、いけない」と我に返って戻ってきてしまうような状態で、自分が書いてる世界がなかなか把握できません。
ものを書いていても、なんとなく上面をなぞるだけのものしか書けない、のです。

空想世界に投入するリソースが少なすぎて、効果が上がらない感じ。

読む人が上面をなぞるのは普通のことですが、作り手がそれでは誰にも何も伝わらないわけで。
自分の現状を深く反省するとともに、失った「理想」や「夢」「空想」の状態を取り戻す努力をしようと思ったことでありました。

つまり、今まで演じてきたような、まともでしっかりした人というキャラクターを放棄して、
いつも夢のようなことばかりうわごとのようにしゃべって、まともな仕事には使えない変なおばさんとして生きていこうという決意表明ですね(^^ゞ

…がんばりたいと思います。
フランスばんざい!

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