「だいじょうぶ、できるよ」って言ってもらえるだけで。

ミラクルを信じない人もいるけど、中には、信じてくれる人もいる。

目標とかって、そりゃあ高いほうがいいし、でっかいほうがいいから、誰でも意識的に大きく言おうとするもので、だから、さあミーティングしましょう、というシチュエーションの中で聞けば、立派に大きいことを言うわけです。

でも、普段の雑談の中で話題にすると、ぽろっと
「そんなに突然売れるわけがないし」
「無理だよ」
とか、言っちゃう。
無防備なので、本音が出るんですね。

当然ながら、現実化していくのは建前ではなく本音。人には言わないけどいつもいつも心の奥底で思っている、その人の実感のほうですから、この状態では、どんなに大きな目標を設定しようが、いつまでたっても成果は出ないわけですね。

まさにそれなんですよ。
だからダメなんですよ。

でも、他人がリラックスしてる時にぽろりと吐く本音をいちいち潰して回るようなことしても、しょうがないですから。

いっしょに進むパートナーには、心の底から奇跡を信じて、絶対できると思ってくれる人を選択しなくては。

と思っていたら、昨日、思いもしない人から、「あきらめちゃだめだよ」って、励ましをもらいました。
20年来の友だちで、今も会社の会計を見てもらっている税理士さんなんだけど、業務内容にはまったくの門外漢なのに、相談したら開口一番、「だって、作家の仕事って、ブレイクする時は突然するじゃない?」って。
「筆文字じゃなくて、いくちゃん自身がブレイクする可能性だってあるんでしょ」って。

いや、もちろん私も、内心はそう思ってはいるんだけど、
こうして、実際に人から言ってもらうと、「やっぱり?そうだよね、できるよね」って、勇気がむくむくっと沸いてきて、すごく励まされました。

結局のところ、税理士さんとか、経営コンサルさんの役割っていうのは、こういうことなんじゃないかなって、思う。

ただ会計処理をするだけなら誰だっていいんだけど、弱気になってる時に必ず「大丈夫、できるよ」って言ってくれる人って、どこにでもいるわけじゃありません。

得難い存在。ほんとに。

がんばって、乗り切って、成功して恩返しする。
応援してくれた人たちみんなに。
私の書いたものを読んでくれてる人たちみんなに。
「おもしろいよ」「楽しみにしてるよ」って言ってくれた人全員に。絶対。

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