私は、今後の方針を考えるために、専用のノートを作って思いつくことをいろいろメモしていました。5冊いくらで売っている安い大学ノートなんだけど、何冊かあって、仕事関連用と、小説ネタ帳と、その他人生全般用の3種類くらいが同時進行していました。
で、今さっき、そういえば最近、仕事用のノート書いてないなーと思って探したんだけど、見あたらない。す…捨ててしまったのかも(¨;)
小説用のアイデアノートは、何十年も先になってある日「これ使える!」となるかもしれないので、捨てることはないんだけれども、その他のアイデアというのは、今を過ぎたら使えないものばかりなので、ノートがいっぱいになったらどんどん捨てています。
たとえば人生一般用には、願いを叶えるノートみたいに、その時欲しいもののリストが書いてあったりするんだけど、ものの半年もすれば大半は欲しくなくなってたりするので、あまり意味がない。
意味がないどころか、願いの中には「もしそれが実現してたら、今頃、そのことに拘束されて不幸になってて、それを早く辞めれますようにと願いごとノートに書かなくちゃいけなくなってただろうな」というような、「叶わなくてよかった。神様ありがとう」的な願望が大半なわけ。
なので、そんなのはどんどん捨てて、常時最新にリフレッシュするのが良い感じです。
しかし、仕事用のメモは、わりとそれに沿って行動している「指針」なので、そのノートがどこかへいっちゃったってまあ、どんだけ放置していたか、です。
方針を考えるにあたって、私は基本的に、ひとつのことをやるにも常に「3つ」の方向性を考えるというのをルールにしています。
たとえば筆文字を売りたいなら、どういう売り方をするか3つ考えるわけです。
「店舗」「WEB」今はその2つしかないけど、もうひとつどうする?…と、自分を追い込んでいくと「それじゃあ、教室とか個展とかのイベントで売っていこう」というように、今までやっていないことを思いつく、というか強制的に発想するわけです。
そして発想したらあとは、常時それをぶつぶつ口に出して言っていると、タイミングが合ったところで「あ、いいね、それやろう!」みたいになって、実現していくという段取り。
常に、最初にアイデアがあって、次に実行なんですが、アイデアなんて待ってても降って来ないので、ときどきこうして強制的に絞り出してやる必要があるわけですね。
しかし、私が思うに、一番むずかしいのは、最初の設問をどうするかで、たとえば「筆文字を売る」だったらそれに即したアイデアが出るけど、私がやりたいのはホントにそれなのか、ということをはっきりさせてないと痛いことになります。たとえば、筆文字のアイデアが軌道に乗ってどんどん忙しくなって、結果、他のことがやれなくなって困るなど。
うちのように社員もいないフリーランス的な会社の場合は、会社の方針=自分の人生設計なので、そこんとこは妥協なく、常に修正していかなくてはなりません。
たとえば、私がほんとうに今必要としているのは、筆文字が売れることなのだろうか、と自問します。筆文字が売れなくても、生活費さえ手に入ればそれでいいと思っているのでは?
だとしたら、なにがなんでも筆文字でって、筆文字に執着する必要はないわけで、視野を広げて、もっと他に収入を得る方法はないかどうか、3種類、考えてみたらどうだろう、というふうに。
その結果、いろんな新しいアイデアが浮かんでは消え、浮かんでは消え、しているわけで。
具体的には、筆文字の他に、本の執筆(私が)とか、筆文字以外の商品を売るとか、そういう案がありました。
だからこの数年、私は筆文字と関係ない、いろんなイベントにかかわったりいろいろしていて「あの人、何屋さんなの?」と思われるような行動をとってきたわけですが、しかし、ここへ来て、方向性を見直したほうがいいんじゃないかと、ふと思い、ノートを探したけれども見あたりません。。
なんだそれー。
ノートはないけど、今、書き直すとしたら、テーマを「小説」に変えて、それを成し遂げるにあたって、3つのアプローチ法を考えることになると思います。
筆文字はたくさんのプロセスを踏んできて「動く仕組み」ができあがったので、あとは水をやったり、枯れた葉を取り除いたりしてKeepすればよく、この段階になったらむしろ、ある程度手を離して、自由に枝が伸びれるように、あまりいじくらないほうが良い、という感触を感じています。
この段階になったら、極端な話、私でなくてもできるはず。
【IKUKO流、新規プロジェクトの立ち上げプロセス】
1.discover (見つけ出す)
2.raise (育てる)
3.keep (維持する)
…なんちゃって(¨;)
ともかく、今、ここで筆文字におんぶおばけみたいに貼り付いてないで、人を頼んだ分の浮いたエネルギーを「次」に回すのが肝心という、強い「心の声」が聞こえていて、ワタシ的にはここが正念場な感じ。
法人化する時に描いていた通りに、まずは筆文字を軌道に乗せて、そのあと…という、第2のステップに入ったわけで、私にとっては、まさにここからが本番です。
しかし小説を書くなんてのは、誰かといっしょにとか、当分無理だし、しばらくは孤独に作業するしかないでしょう。。3つのアプローチといっても、
・毎日書く
・1行でも書く
・途中で放置してしまっても、再開する
全然3つじゃなくて、ひとつのことを3つの言い方しただけ(¨;)
3つのストーリーを並行して書くというのは、ありですが。
まあ…実際問題、小説のことをブログに書こうと思っても無理なので(小説のほうに書いちゃってますから)、毎度こうして、ぐだぐだしたおしゃべりが続いてしまうんですけど…。
でも、仕事がない、困った困った、どうしようって悩んでる人の中で、こんなふうにひとりでこつこつアイデア出しをして、やってみて修正、やってみて修正って、そういう努力をしている人は、あまりいないように思います。
うまく行ってる社長さんたちは、もう無意識のうちに、こういうのは日常的にやってらっしゃいますけどね。成功者にとってこんなのはあまりに当たり前なので、話題にさえのぼらないかもしれません。
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