原発とエネルギー政策と(もんじゅと)これからの生き方について

■ 原発への考え方

「すでに存在しているから」「発電効率が高くてCO2を出さずに発電できるから」など、原発推進の理由は山ほどあって、私も「世界中で使われているんだから、日本も使っていーんじゃね?」くらいに思っていました。
が、Fukushima 関連でTwitterで流れてくるブログをいくつか読む間に、下の記事を読んで、考えを変えました。
元GE技術者・菊地洋一さん講演

事故が起きたときだけじゃなく平常時のメンテナンスでも、現場の作業員が被曝することが避けられない現在の技術レベル。(もちろん被曝量は基準値以下で押さえるんだけど、危険なことに変わりはありません)(無知な私は、そういう危険な作業は全部自動化されてて、無人のロボットみたいなのがやってると思ってました)

原発は夢の技術って言ってもただ湯を沸かして蒸気でタービンを回しているに過ぎず、それにしては扱うものが危険過ぎるという、菊地洋一さんの意見に説得されました。

世界中の人が本気で智恵を絞れば、もっと他の手段で代替できるはず。
今回の事故は起きてしまった以上早期に押さえ込むしか選択肢がありませんし、今稼働中の原発をいますぐ全部止めたとしてもあまり問題解決にならない(すでにじゅうぶんに危険)と思うので、そんな主張はしませんが、今後のエネルギー政策については、おおきく、おおきく方向転換すべきと思います。


■ …なんて悠長なことを言ってる場合じゃなくて、すでに取り返しのつかない事態は起きているのかも

という記事。骨の髄までびびりました。ぷ、ぷ、プルトニウム、どーなの、どーなの。
夢の高速増殖炉「もんじゅ」が福島第一原発よりヤバい状態になりそうで責任者が自殺してたんだけど知ってた? : 2のまとめR

■ 参考になりそうなサイト
とにかく、あまりにも知識がなさすぎて、誰が言ってることが正しいか判断がつきません。
でも、話が難しくて読めないけど、ときどき菊池誠先生のブログを見ています。
kikulog

今回初めて知ったのですが、先生は偽科学批判の筆頭としてご活躍のようです。
私はかーなーり前に、一度だけ、某SF系オフ会でお会いしたことがあります。
物理学が専門だけど、扱っている内容は言葉ではとても説明できないとおっしゃっていました。
なんつーかステキな方で、まあこの人が言うなら、内容が分かんなくても信じていいかなって思ってしまいます。
それってまさにきくまこ先生が嫌う非科学的反応そのものですね、ははは…すみません。

■ 最終的に

花粉ですらよけられないのに、無色透明の放射性物質なんて避けらません。
測定した場所では結果がでるけど、測定していない場所にそれが来たのか来てないのかさえ、分かりません。
どうやって避けますか?

結論的には、避けれない。
避けれないならどうするか。

そこが問題です。

途中を飛ばして結論を言えば、起きちゃった以上、必要以上に悪いイメージを持たずにあるものを受け入れて(「死」をも受け入れて)生きるしかないと思うんだけど、そう言うとまた、きくまこ先生のブログで糾弾されているトンデモ系団体の主張みたいにいんちき臭くなっちゃうんだったら、イヤだな。

うーん、難しいなぁ。
正しく科学することと、自然に逆らわずに生きることは、同じことの両面だと思うんだけれど。

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