結局、自分が納得できるものを書かないと満足は得られないのだ。

昨日、古い知人のEVAさんとお話ししてたら、当時彼女、私が連載していたメールマガジン(のログ)を一生懸命読んでくれていたんだって。

メルマガ「女が稼げば年収2倍」

内容は、女だってやればできる、主婦がだんなさんと同じくらい稼げたらそれだけで一家の年収は2倍でしょ、だんなさんも応援してあげようよ!

という趣旨で始めた起業する女性への応援メルマガでした。

でも、ほんとうは、応援してもらいたかったのは自分で、当時はまだまだ、何をやるにも不安だったし、誰かに助けてもらいたい気持ちがめちゃくちゃ強かった時期だったのでした。
自分がそうだから、きっと他にも、エールを求めてる人がいるに違いないと思って、書いていたものです。

しかし、途中ではたと「あれ?私は起業コンサルがやりたいわけじゃないのに」って思うようになって、適当なところで終わりにしたのです。

こういうのって、やってるうちに、相談メールとかもらうようになるんですよね。
でも、自分の体験談なら話せても、個別の事案に対応できる能力もないし、仕事じゃないので料金もとれないし、ちょっとツライなーと思って。

なので、自分の中で、このメルマガは「失敗」と判定して、自分のなかでもなかったことにしてるコンテンツなのですが(未練たらしく公開だけはしてるけど)(¨;)

EVAさんから、

・当時は自分もOLをしてて、ピアノ一本でやっていきたいけど、人に相談しても、そんなの無理って止められるし、不安な気持ちがいっぱいだったので、すがりつくように読んでいたのよ

・インターネットを使ってモノを売ってみるといいよっていう話が参考になって、今も、ネットで宣伝したり集客したりして、役立ってます。

とか、親切に言ってもらうと、なんかこう、からだがワナワナしちゃいました。
だってほら、自分では「失敗作」って思ってるコンテンツなのに、熟読してくれて、なおかつ、実際に参考になったって言ってくれる人がいるなんて。

いるなんて、いるなんて。

ほんとうに思わなかったんだよぉ〜。

恥ずかしくて地面にめり込みそう。

今どきのネット界隈では普通に行われていることですが

1,ちょっとでも役立ちそうなネタやSEO的にヒットしそうな話題があったら、中身に確信がなくてもとりあえず書いて公開してアクセス数を稼ぎ

2,とにかくなんでも書いて目立ち、中身の価値は二の次で情報商材にして売り

3,まずネットで有名になり、本を出してセミナーを開いて、本当に有名人になるんだ!

とか思って、ウケ狙いで書いたコンテンツだってことが、恥ずかしい。
下心が見え見えで恥ずかしい。

内容が未熟だとか、役に立つとか立たないとか、そういうことは許せるんです。
現に、EVAさんのように、多少なりとも役に立ったって、言ってくださる人もいるし。
こういうのってタイミングですから、必要な人が必要な時に読めば、何かのヒントを拾うもので。

それよりも、書いた時の気持ちに不純なものが混じっていたということが、ちょっと自分としては許せない感じ。

「むかつき☆シスターズ」も、はちゃめちゃな話でしたが、あの時はほんとうに必死で、前に進むしかなくて、後先かんがえずに体当たりで突撃してて、もうあれ以上、やりようがなかったと言い切れる。

あれ以上面白く演出する余裕はなかったし、人の悪口書かずに、おとなしく書くのも無理だった。今残ってるあのログが、あのとき書けたベストだった。

でも「女が稼げば年収2倍」は、ちょっとダメ。
なんか違う。
まだああいうものを書くには早かったし、目的が不純だったと思います。

あと、最近思うんだけど、
ブログを書いてると、なんか思いつきでばーっと書き散らしてヨシにする癖がついちゃうけど、長い年月を超えて読んでもらえるものを書こうと思ったら、そういう姿勢じゃダメね。

呼吸も違うし、書き始める動機がそもそも違う。

目先のことにまどわされず、じっくり、自分の世界を描き出す。

時間はかかるけど。

でもそこからしか、新しいものは生まれない気がするので。

そういう創作活動をしていこうと思います。じっくり。

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