素朴な疑問です。
いつも朝6時に目覚ましをかけてるんですが、最近、起きてすぐテレビをつけると愛知県知事選挙の政見放送をやっています。
で、こっちは眠くてもうろうとしているので、誰がしゃべってるんだか、目もあけられなくてただ耳に入ってくる声を受け身で聞いてると…
「私が知事になったら、税金の無駄遣いをやめて500億円の予算を投入して雇用を創出します!」
ちょっと待った。
それって、税金の配分先を変えるだけじゃないの?
雇用を創出って、まず言葉からして変です。
雇用を作るまえに、雇った人にやってもらう仕事を作り出さなくては。
自治体が仕事を作り出すって、つまり公共事業ですよねえ。
なんか、あっちで取り上げたお金をこっちに配って、堂々巡りしてるだけじゃありませんか?
また翌日は別の人が、
「私が知事になったら、この冷え込んだ景気を回復させます!」
えええーーー!!
まじで。
お前は神か!
景気って、自治体が後押しすれば回復するんでしょうか。
特に今は、リーマンショックを発端とする一時的な不況が問題なんじゃなくて、少子化傾向とアジア圏の台頭による日本全体の地盤沈下的な経済構造の変化から来る不況(あるいは不安感)が問題なのは、誰が見ても明らかで、だからこそ、戦後を支えた自民党から民主党政権に変わって試行錯誤しているんだろうし。
それくらい、有権者だって、分かってると思うんだけどなー。
「ぼくに投票してくれたら、この○○中学を良くします!」
というフレーズは、その昔、生徒会役員選挙の定番でした。
もちろん、誰が生徒会長になったって、学校が変わるわけなんかなく、まして「良く」などなるわけもなく。
(だいたい、生徒にとって「良い」ことは教師側にとっては「不都合」なので、言ってることがそもそも矛盾してるって、みんな思ってるけど言わない)
でもそれは、選挙演説のお約束で、枕詞みたいに意味のない慣例句に過ぎないと、みんな分かって言ってるんだと思ったけど。
まさかそれをそのまま大人になってもやり続けてる人がいたとは。
…というわけで。
ここ2日ほど、朝から寝ぼけながら「えええ〜」と思って起きてます。
寝ぼけてるせいで、ホントは言ってないことを聞いたように思っただけならいいんだけど。
私は名古屋市民じゃないので、選挙は知事選だけですが、候補者の中で誰がいちばんマトモなんでしょうか。
今週末はスキーに行くので、期日前投票しておかないと。
コメント
ごもっともです!
まったく!