藪の中を行こう!

2年くらい前だったと思うけど、某セミナー講師の男性とセミナー終了後に雑談していたら「へぇ〜筆文字ねえ。筆文字だけ書いて食べていけるとはとても思えないけど」と面と向かって言われたことがありました。

多分、うっかり口が滑ってしまったんでしょう。
失礼な人だなんて思っていませんよ。確かにうちはそんな儲かってませんし?

ハローワークの求人票を全部探したって筆文字作家なんていう求人はありませんからね。そんな職業でもって生きていけるわけがないと思うのが、普通の羊さんです。
良い学校に入って資格をとっていい会社に就職して…と、親や学校で教えられたことを鵜呑みにして暮らしていると、それ以外の方法で成功してお金持ちになっている人がいるということにすら気がつかなくなるんですね。

私、最近気がついたんですが、この世の中の99%くらいの人は、おとなしくてよく言うことをきく羊さんです。
こういう人は、自分以外のところに「権威」があってその権威の言う通りにしていれば安全だと信じていますから(実際そのとおりなんでしょうし)、ちょっと世の中が見えている羊飼い(会社もそのひとつ)からしてみると、口笛ひとつでコントロールできるいい羊さんなんだろうと思います。
世の中には秩序が必要ですから、迷える羊さんたちは、おのおの好きな羊飼いの元に集まって、ぞろぞろとついていくといいと思います。寿命が尽きるその日まで。

でも、一度、この世の仕組みに目覚めてしまった羊は、二度と元の群れには戻れません。群れを離れてちょっと小高いところに立てば、羊飼いが行こうとする道以外にも、たくさん、おいしい草のある肥沃な土地へつながる小道が見えてしまうからです。もちろん途中にイバラの茂みがあったり、深い川があったりもするけど、でも、自分ひとりならじゅうぶん通れそうです。

私の亡くなった父親も、トヨタ系の会社で役員までやった人だったので、私がやろうとすることすべてに対して「そんなことできるわけがない」「女に会社なんてできるわけがない」「会社ってどんなものかわかってるのか、何億もカネが動くんだぞ、おまえなんかにできるわけがないじゃないか」って否定的な意見を言い続けていました。

父は、大きな群れで動くことしか知らないので、人間ひとりふたりが生活するお金を稼ぐのに何億もの資金は必要ないっていう、子どもでもわかることが見えなくなっていたんですね。大きな会社で仕事をしていたから、世の中のことが分かっているという理屈は成り立たないという良い例だと思います。

世の中にあふえかえっている会社経営やビジネスの本が、必ずしもうちの会社の役に立たないのも同じ理由です。大きな群れと同じルートを私たちが行こうとしてもうまくいくわけがないですね。大きな群れの中にいたのでは決してみえない、藪の中の抜け道を選んで行かないとね。

多分、この藪の中の道をいく感覚は、多くのベンチャー起業家が持っていると思うけど、その真髄を書いた本を私はまだ見たことがありません。スポーツの一流選手がよく、勝つ「感覚」の話をするけど、多分よく似たものなんだろうと思います。すごく感覚的なものなので、言葉で他人に伝えるのはとても難しいのでしょう。

ちなみに、他人に夢を与えるのが仕事です…とか言ってる人ほど、平気で他人の夢を踏みにじろうとするっていうのは珍しいことじゃないみたいです。偶然見つけたエントリーですが…
On Off and Beyond: 他人の夢を否定する人

まあ、他人に否定されたくらいで揺らぐような夢は夢とは言わないし、実現するものは誰が止めようたって実現してしまうので、否定されようが応援されようが、結果には影響ないと思うんですけどね。

自分の道を行くだけですわ。。

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