また昔話ですが、おつきあいください。
古いオーラソーマのボトルがこれだけ残ってて、どうしたものか思案中。
いちばん多いときで、この3倍くらいはあったと思いますが、天然色素なので時間がたつにつれて退色して、黄色っぽい液体になってしまいます。
それでも効果は変わらないよーと、当時、友だちには言われたんだけど、さすがにつらいわってなって、処分して、残ったのがこれだけ。
このオーラ・ソーマ。
イギリスの目の不自由なご婦人がある日、天のお告げで作り上げた水と油の2層のボトル。
ヒーリング効果をもつ魔法のボトルとして世界中に広がりました。
最近ではブームも去ったぽいですが、私は今でも、世の中でいちばん、色が美しい物体ではなかったかと思っています。
宝石より大きくて光を通すとステンドグラスみたいだけど、ステンドグラスより透明度が高くて、色の組み合わせもすごくたくあんあって、いつまで見ていても飽きない美しさでした。
1本1本になにかしらの意味があって、なんとなく、このボトルをそばに置いておけば、いいことがあるんじゃないか的な期待をして、ちょっとずつ買っていくうちに、20本、30本と集まってしまったのでした。
いつごろこれにハマっていたのか、このブログには書いてないので、その前に書いていたmixi日記を探したところ、どうやら2006年のことだったようです。(mixiにログインできる人は下のリンクをどうぞ)
2006年といえばもう10年以上前で、まだ会社を設立していなくて、筆文字の仕事を正式に手伝ってもいなくて、個人事業でWEB制作をやってて、CMSブームのハシリだったXOOPS Cubeの勉強会を名古屋でやっていて、このままこの調子でWEBをやっていく、がんばっていればそのうち成功できると無邪気に信じていた時期でした。
内心では漠然とした不安や、将来への迷いがいっぱいあったけど、占いやオーラソーマなどでそんな気持ちを癒しながら、ひとつひとつ、等身大の仕事をしていたみたい。案外かわいかったんだな、自分。。
懐かしかったので、この前後の日記を少し読み返しましたが、自分でもまったく記憶にないことがたくさん書いてあります。
なんか、頻繁にいろんな人に会って打ち合わせをしているのは、なにか新企画があったんだろうと思いますが、記憶にさえないということは、一瞬で蒸発するような企画だったんだと思われます。
今だったら、ある程度、その企画はモノになるかどうか見通しがつくので、やるにしても損のない程度にしておくとかできるんですが、当時は、新しい計画ならなんでも全力投球で、無料でサイトを作ったのにプロジェクトがぼしゃって、一銭のお金にもならず丸損っていうことが、多かったみたい。
それでも、当時の自分が素敵だったなと思うのは、いつか幸せになれると未来に希望を持っていて、がんばれば成功できるって信じてたこと。
まだ子どもも中高生で、進路の心配とかしながら、なんとか大学の学費を稼がなくちゃと必死だった自分が、いまとなってはいとおしかったりします。
とりたてて技術がなくても、必死さでカバーしてなんとか乗り切ってきたけれども、その子どもたちが卒業して就職し、家を出て行ってしまった今、同じテンションでは動けない。それも当然だなとも思います。
しかし、こういうワクワク感というか、未来に希望を感じて仕事をしていた自分を、今ではすっかり忘れてしまっていて、仕事=ゆううつで未来の希望を奪うもの、ってなってるけど、いつこんなふうになったのかな。
当時を思い出すと、動いてるわりには実入りが少なくて、あれはあれでけっこう大変だったので、当時に戻りたいとは思わないけど、まだ人生時間はじゅうぶん残ってるのにこんなに未来になんの期待も持てないような生活をしていては、ダメだなーと、ちょっと反省。
でもあの頃、大変だったけど、子どもがどんどん成長していくのを見ている楽しさ、幸せってのが、確かにありましたね。
それがあったからがんばれたんだと思います。
それに変わるような素敵な何かを見つけるのは確かにもう無理かも。