2014年を振り返って(個人編)幸せがある場所はここ

世間は忘年会シーズンも終盤のようですが、わたしは常と変わりなく暮らしています。
そうは言ってもいよいよ年末。
今年一年を振り返っていちばん最初に思ったのは

今年はいつになく穏やかで、いやなことがひとつもなくて、楽しい一年だったな

というコトでした。

これといった成果はひとつもないし、うれしい出来事も特にないですが、なにより、私を日々苦しめ、どんより重い気分にさせ、未来の希望を少しずつ削り取るように気力を吸い取っていた「筆文字」や「つとむ」というものから精神的に解放され、その結果、「何もいいことないけど、毎日が幸せ」という状況が手に入った年でありました。

幸せになる条件は、幸せに必要なもの(お金とか成功とか)を手に入れることだと思っていましたが、実際にはそんなのが何もなくても、素のままの自分としているだけで人間は幸せなものなんだなと、体験をとおして知った一年でした。

ブログを読み返してみると、昨年末もまだビジネス書を読み、毎日目標を立てて、それを達成することでめざすものを手に入れるというのが正しい生き方だと思っていたようですが、年明けのこのエントリーなどを読むと、

2014年 今年の抱負 | 不思議猫ブログ

この頃にようやく、頭で描いた目標に向かって進んでいっても、本当に自分が欲しいものは手に入らないと気がついたようでした。そして、自分のことを、筆文字販売をやってる人とか、会社経営者とか思うのをやめて、もっと昔からそうでありたいと願っていたような「ものを書く人」という位置づけを、誰に与えられるでもなく自分で自分に与えて、書く人というアイデンティティを持って毎日を生きはじめてから、いろんなことが自然になったし、無駄なことをしなくなったし、そしてだんだん、生きていることがうれしく、なにもない一日に感謝ができるようになって、なんだかほんとに生まれて初めて、幸せな気持ちというものを体験した気分です。

うんと小さい頃はともかく、中学・高校くらいからずっと、まわりの期待に添うような自分でなければと、いろんな既成の価値を追いかけて、うまくいってる人の真似をしようとしていたから、こんなにも人生がしんどく、つらかったのでした。
そして、他人の期待に添わなくてもいつでも幸せでいられると知ると、既成の価値にさほど価値を感じないし、いろんな批判や不安をあおるような言説にもいちいち左右されなくなりました。

もう、幸せになるために、誰かに何かしてもらわないといけないってコトは、ひとつもないので。

あとは、自分が何をしたいか、誰のために何をしてあげられるか、それくらいしかないので。

そうなるとほんと、人生って楽しい。
2014年は、私にとって、すごくいい年でした。

ある意味、内面的に生まれ変わったのに近いほどの転換でもあったので、来年以降は、今までとはまったく違う視点で、新しい自分を表現できるんじゃないかと思って、ちょっぴりワクワク、しています。

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