大島紬の振袖と、未来から過去に向かって流れる時間の不思議について

珍しい写真を見つけました。大島紬の振袖です。

出典 誰でもわかる大島紬

軽くて、独特の光沢があって、人気の高い大島紬ですが、「紬は普段着」という格付けだそうで、振袖にすることはありません。生産地大島ならではの光景ですね。
今どきのラメ入りぎらぎらの振袖と違って、渋くてステキ。ていうかこれ贅沢(笑)

なんで大島の話をしてるかというと、実は昨日、ふらっと入ったリサイクルショップで、紺色の大島紬のいい感じのを見つけたので、ちょっと大島ラブになってるからです。

ぱっと見たところ汚れもないようだったし、羽織ったら軽くてしゃりっとしてサイズもちょうど良い感じだし、なにより似合ってた(自分比)。
9800円というお値段は、リサイクル大島としてはまぁまぁというか安いほうだと思うけれども、この間帯とか買ったばかりだし、どうしようかなぁ〜。

試着しおわって、ハンガーにかけて棚に戻したとき、「待ってるよ」って着物が言ってウィンクしたような気がしたけど。…気のせいか?

 ☆彡

この間、苫米地英人の『努力はいらない! 「夢」実現脳の作り方』という本を読みまして…

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どういうわけか、苫米地英人って、インチキ心理学の人って思い込んでいたのですが(誰かと混同してるかもしれない)、この本を読む限りそうではないようでした。

びっくりしたのは「時間は未来から過去へと流れる」というフレーズです。
今まで、なんとなく、時間は過去から未来へ向かって流れているから、今やっていることの結果が未来に起きる、というイメージでいたんですよね。

ところが、それは逆で、未来に起きたことの結果が、今起きているんだって。

妙な話でしょ?

もしそれが事実だとしたら、すごく貧乏は家に生まれて、不幸な幼年時代を過ごした人でも、そういう出自に関係なく、めちゃくちゃ幸せな未来を手に入れることは、簡単にできそうです。だって、新しい出来事は全部、未来からやってくるんですから…。

要は、「自分は不幸だ」「自分はアレができない、これができない」と、過去に於いて手に入れられなかったものにフォーカスするのをやめて、未来が運んできてくれるすばらしいものを「キャッチ」できるように、自分の能力の限界を広げる努力をすればいい、ということになります。

とすれば、今現在、持っていない能力を身につけるためには、四の五の言ってないで「やってみる」「トライする」
それしか方法はないですよね。

私が去年あたりから、ウィンドサーフィンやら、着物やら、水彩画教室やら、今までずっとやって来なかったことに、いきなりチャレンジし始めているのは、もしかしたら、未来においてそういうことをやっている人生を送っていたから、今始めた、ということなのでは?

そう思うと、人間の「意思」っていうのも、今、ここにいる自分が決めてるのか、未来の自分が決めてるのか、謎な感じがしてきます。

やっぱり、この世って不思議です。

苫米地さんの本を読んで、私も久しぶりに、自分の目標をノートに書き出したりしてみましたが、
書けば書くほど、ほんとに欲しいものがリストの中にないような気がしてくるんですよね。

自分がほんとうに求めているものを知ることが、一番、むずかしいですねぇ。

…とりあえず、紺色の大島紬をどうしたものか、当分悩みそうです。

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