誰の役にも立たない不思議猫的2013年の振り返り

2013年の投稿の中から、自分にとって重要だった出来事をピックアップしてみました。ご想像のとおり、まったくもって個人的な内容なので

・これを読んでも今年世の中で起きたことが全然分かりません
・そのうえ、読んで役に立つことも、ひとつも書いてありません

多分、数年後に自分で読んでも「2013年ってどんな年だったのかな」と、思い出せない可能性がありますが(¨;) 2013年といえば、ニューエイジ的には「アセンション」(次元上昇)の年とか言って、まるで一夜にして世界が変わるかのごとき言われ方さえしていた年でしたが、当然ながら、そんなことがあるわけがなく。

しかしこうして一年単位で振り返ってみると、世の中全体はどうか知らないけど、私自身の中ではやはり、世界の見え方が真逆になるくらいの大きな大きな変化のあった年でした。

特に仕事に対する考え方はすごく変わりました。
言葉にするのは難しいけれど

(1)どんな仕事でも「自分流に楽しむ」ことはできる。自分流でもいいから楽しんでいない限り、フローの状態に入ることはできない。

(2)自分のやってる仕事を良くする方法を知ってる人は自分の他には誰もいない。どんな高名なコンサルでも、私以上には私のことを知らない。

(3)人生が苦しいのはイヤなことが起きてるからというより、実は退屈なのに退屈じゃないふりをしているのが苦しいからだ。

…という感じでしょうか。

ずっと悩んでいた筆文字に関しては(2)のことを、ようやく受け入れて、認めて、自分の人生を自分で引き受けようという覚悟ができた感覚があります。

たとえ他人の仕事である筆文字だって、私が手伝う以上はその部分については100%私の責任なので、少なくともその担当してる部分について、私は絶対的に成功する義務があるし資格もある、ということです。

だけどそれは必ずしも、私がつとむという人間の人生をまるごと背負うことではなくて、私と宇宙との契約のようなものなので、私はただ自分にできることを最大限やればそれでよく、それ以上を引き受ける必要はない、ということ。

書いてしまえばそれだけの、当たり前のようなことですが、私は今年になってようやく、それが腑に落ちたのでした。

それから(3)に気がついたときは自分でもびっくりしました。
退屈と感じてることが、驚くほど広範囲にわたってると気がついたからです。
どれくらいさかのぼれるかというと、少なくとも中学校くらいからあとはずっと、まわりの人に受け入れてもらうために、おっそろしくつまらなく、退屈だと思っても無理して、そのことに興味があるふり、楽しんでいるふりをしていたなって。

仕事においても、実は全然興味がないのに興味があるふりをして、どれだけ長い時間を「中身がからっぽ」のまま、その場にいたのだろうかと。自分で自分にびっくりします。
なんか、世間で「やるといい」と言われてることだからやらなくちゃと思い込んで、やみくもに動いていたような。

今年はそういうのを全部ばっさりやめてみて、それでようやく、何ごとも誰かが言うとおりにやらなくても、自分流でやればいいし、それこそが人生だ、ということに確信が持てました。

【月別の振り返り】
1月
次女が成人。今日ばかりは自分で自分を褒めまくる。 / ファンタジーからすべてが始まる

これが今年の、そしてこれから始まる第二の人生のスタートと言えるでしょう。
他人のための人生から自分のための人生へ。
これからは持てる時間のすべてを自分の人生に投下して、本来受け取るべきものを回収し、死ぬまでに人生の収支を合わせたいと思います。

2月
SLCOM終了。新IKUKO的ライフ始動。 / ファンタジーからすべてが始まる

存在意義としてはとうに終わっていたのに、自分のノスタルジーで残していたセカンドライフのコミュニティサイト「SLCOM」でした。やはり自分の中で何かに一区切りがついたので、執着を断ち切れたのかと。ええ、SLはほんとに面白くて、死ぬ間際に人生をふりかえったとき、間違いなく思い出すでしょう。あのわくわく感、高揚感。
だけど私も先に進まなくてはね。

3月
【読書】嘘つきアーニャの真っ赤な真実/米原 万里 メルヘンのようなエッセイ。笑って泣いてちょっと哀しい。強引に人に読ませたくなるすてきなエッセイ。 / ファンタジーからすべてが始まる

フィクション専門なので、エッセイ的なものに影響されることはほとんどないのですが、この本は、私の核心に…私の中の転校生な部分に…少し刺さった。少しだけど深く刺さった作品でした。

4月 5月 6月 7月
特筆すべきことなし。
ていうか投稿が少なすぎでしょ。

8月
【映画】終戦のエンペラー / ファンタジーからすべてが始まる

いい感じの映画でした。セットや衣装の質感とかが好き。
今年の映画は『クラウド・アトラス』も良かった。見たのは3月だけど。
【映画】クラウドアトラスー3時間があっという間。映画愛再燃! / ファンタジーからすべてが始まる

9月 10月
なし。

ブログの投稿が少ないときは、何もなかったというより、ありすぎたかもしれない。
記憶によれば9月末に小説を1本完成させて某新人賞に応募したんだけど、珍しく、結果以前に、書いた事実によって自分の中に大きな満足感が。

書き方がド下手くそなのは認めるけど、お話の中で起きた出来事には間違いないと自信があるし、自分の情熱の源泉はやっぱり「ファニーでファンキーな宇宙人」なのだと確信できたので、なんだか、この先の人生にも自信が持てた気が。

もういいんです、他のことは。この一事さえなしとげられれば。

11月
アイデア発想グッズ好きのあなたにぴったり♥はちのすノート / ファンタジーからすべてが始まる

筆文字の仕事に対するわだかまりがふっきれたため、こういうアイデア発想グッズにも、すがすがしい気持で興味を持てるようになりました。
(以前は、基本的に興味のないことについて無理矢理アイデアを絞り出すために、アイデア発想法を学んだりしていたので、けっこう苦痛だったのです)

なんでも、やる気になれば楽しめる要素がいっぱい見つかるのだ、というコトで。

12月
祐飛さんカレンダー来た! / ファンタジーからすべてが始まる

で、今年のラストはこれ。
去年退団した大空祐飛さんが、このタイミングで帰ってきました。
しかも蜷川幸雄のアングラ演劇で。

この間ようやくWOWOWで放送されたドキュメンタリーを見ましたが、宝塚の男役の顔から本来の自分自身の顔に戻られて、実にのびのびと、存在そのままの姿でのインタビューが新鮮でした。
何も線路の敷いてない未来に向かって、自分らしく、雄々しく立ち向かっていく祐飛さんに、やっぱりこの人はすごいって、改めて思ったし、勇気をもらいました。

私もがんばらなくちゃーね。
次の投稿では2013年に読んだ本のベスト10とか書きたいですが、どこに記録があるのやら。
何読んだかなんて思い出せる気がしないけれども。

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