チャイナリスク吹き荒れる中国で一人勝ちのCPグループ ~「風険投資」で投資を拡大し続けるハイリターン経営とは? 文/モーニング編集部 | 弘兼憲史のアジア立志伝 | 現代ビジネス [講談社]
先日、NHKで特集を見ました。
タイ生まれの華僑、タニン・チャラワノン氏の勇猛果敢な中国ビジネスのお話で、面白かったです。
でも、誰もがこんな発想で行動できるとは思いません。
リスクを取らなきゃ成長はない、とみんな口では言うけど、実際にそれを行動に移そうとしたとたんに、周りから猛反対を浴びて、止められるに決まってます。
成長しながらも、ゼロスタートのベンチャー魂を忘れずに、新境地に向かってチャレンジできる経営者なんて、ほんの一握り、いるかいないか。
サラリーマン社長で、委託された経営権をつつがなく次に渡すことしか考えてないような人とか、二世・三世経営者で、先代から譲られたのれんを維持することが命題な人には、できない発想(というか決断)があると思います。
そう思うと、私は、引き継いだ遺産のようなものがなくて、ほんとうにラッキーです。
個人事業を始めた当初は、何をやるにも、周囲から反対されたけど
(ばかみたいな話です。リスクがない、失敗してもどうってことないようなことですら、新しいことをやろうとすると「失敗したらどうするんだ」って止められていたんですから)
失うものは何もないどころか、むしろ丸ごと失ってしまいたいというくらいの、どん底な状態からのスタートだったため、周囲が反対しようが何されようが、とにかく一歩でも、前に進むしかなかったあの頃。(←元夫が引きこもって、突然収入がゼロになった時のこと)
今にして思えば、私はなんてラッキーだったんだろうって、ひれふして感謝したいくらいです。(※元夫に向かってではなく、神さまとか天の配剤みたいなものに対して、です)
ほんと、あの出来事があったから、私は家庭内では、ただ夫についていくことを期待される主婦から脱して、なんでも自分の裁量で決められる立場になれたし、社会的にも、いろんな仕事に実際に関わる経験をさせてもらって、結果的には、自分の外の世界にどれだけ探しても、自分がやりたい仕事はないんだ、ということを確信できたので、大変だったけど、私には必要なプロセスだったんだと思います。
上記のタニン・チャラワノンさんだってきっと、理解されなかったり妨害されたりしながら、自分の意志を貫いて、今の状況を作り上げてきたはず。
私はビジネスパーソンではないけど、それでもやっぱり、何か新しいことを志すと、必ずと言っていいほど、周りと摩擦が起きてきます。
だから最近では、家族とか、近い人から批判されたり反対されたりし始めたら
「ああ、また新しい変化が始まっているんだな。もっと勢いを上げて進めという合図だな」
と思うことにしています。
何も結果が出ていない時期に、どれだけ言葉を尽くして説明しても、あたしのことを信用していない人を説得することは絶対に無理ですから。
そんな無駄なことにエネルギーを使うより、反対を無視してさっさと行動に移すのが正解。
やりつづけて結果が出て、その結果を見て、人はどうこう言うのであって、ゼロの地点からあたしのことを信じてくれる人なんて、世界中を探しても誰もいない。
だからせめて、私だけは、自分を120%、200%、いやいや1000%、信じてあげないとね。
それにしても、生きてるってことは、常に泳いでるのと同じで、水をかくのをやめたら沈むわけなんだから、ひとつうまく行ったらそれを継続してる間に次のことを始めるに、決まってると思うんですがねー。
クロールと同じで、右手を掻いてる間に左手をリターンして次に備えるんですよ。
なんで、そんなシンプルで簡単な仕組みが分からずに、なにがなんでもひとつのことをやり続るのがいいなんて考えるのか、さっぱり理解できません。。