オトナのメルマガが増えてきた〜田中真紀子騒動に一言コメント

ちょっと前は、ほりえもんが獄中から発行し続けてるメルマガが発行部数1万部を越えて、年商が1億に迫るかと思われ、有名人のメルマガってすごいなー、みたいな感じだったんですが、

その後、ネットの有名人とか、自称評論家とか、いろんな人が有料メルマガを出すようになり、メルマガ発行サイトも、以前は「まぐまぐ」みたいな、不親切なサービスしかなかったのが、いろいろ増えている様子。
さらに最近のきなくさい情勢のおかげで、外交とか防衛とかについて語りたい人も増えてきたようで、いいのかわるいのか分かりませんが、どうやったらお金を稼げるか(そういうの、もう飽きちゃった)と違う切り口が増えてきたみたいなので、ちょっと注目しています。

ほりえもんメルマガは以前購読していたけど、お金儲け云々以前に、内容がつまらなくって(特に、読者の投稿がアホすぎて。アホっていうより下品?)やめました。
堀江貴文のブログでは言えない話 – BLOGOS メルマガ

今、いちばんちゃんと読んでるのは、やまもといちろう氏のメルマガです。元切込隊長ですね。
本業の投資のほかに、中国やロシアでリアルな仕事をする中で得た知見を惜しげなく披露してくれてるんですが、話が具体的で、とてもおもしろいです。投稿コーナーに寄せられる話も、ほりえもんのとは全然違って超ヘビーだったり。そしてまたそれにたいするやまもと氏のコメントが超真摯で胸を打たれたり。
今読んでるものの中で、イチ押しです。
やまもといちろうメルマガ「人間迷路」 – BLOGOS メルマガ

そしてこちらは先日購読解除したメルマガ。
政権批判に終始する傾向が強くて、政治や外交についての新たな知見が得られるわけでもないので。
古賀茂明と日本再生を考えるメールマガジン

ところで、古賀氏は今日届いたvol.042で、例の田中真紀子さんの大学不認可の一件について

田中大臣は、もし仮に官僚が抵抗するような大きな改革をしたいと考えている
のであれば、守旧派の官僚と戦う備えをしなければならない。相手は数千人の
部隊を自由に操って包囲網を強いて反撃してくるのである。

と書いている。

今日チラ見した民放のニュース番組でも、知らないコメンテーターが同様に「もっとまわりに友達がいれば」と言っていたけど(政治家のブレーンや人脈のことを友達って言っちゃうあたりが素人っぽすぎて、コメンテーターとしての資質を疑ってしまったが)

私は、今回の場合、それは間違いだと思う。

田中大臣の身になってみれば分かるじゃない。

外務省ですったもんだあって辞めさせられて、党まで変わって、二度と閣僚入りは無理かと思いきや、突然の登板。
しかし、野田内閣の命運は風前の灯火。数ヶ月しかないだろう任期を考えたとき、その中で最大に目立ち、存在をアピールするにはどうしたらいいだろう?

そんなときに、やおらブレーンを揃え根回しをし始めるなんて、大馬鹿のすることだ。
やるならスタンドプレーで突然の単独暴発作戦しかない。
そんなの、ちょっと想像力を働かせたらすぐ分かると思うのだが。。

コメンテーターの某氏も古賀氏も優等生すぎて、そういう普通のことがわからないから、時として自明のことを見誤ったりするんですよねえ。。

…とはいえ、田中大臣がほんとうにそんなふうに計算でもってスタンドプレーに走ったのかどうかは、わかりません。
なんとなく、理性で判断したというより、脊髄反射で対応したのでは。
もともとそういう「お騒がせキャラ」だから、普通に、おとなしく素直に、みんなの言うとおりにしていられない性格なんだろうと思います。

お父さん譲りなのか、存在感があって、演説がうまくて、意見をはっきり言う(たとえあとで違うことを言い始めたとしても)ところが凛々しくて、私、基本的には真紀子さんのファンなんですけど。
でも、政治家として、アメリカのクリントンさんやライスさんとは、比較にならないダメっぷりですね。

これで田中真紀子初代女性総理就任の可能性は消えたかな(もともとなかった?)

で、最後に、古賀氏のメルマガをやめたかわりに新たに購読を申し込んだのがこちら。
佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」

佐藤優(まさる)さんて、寡聞にして存じ上げないんですが(¨;)
メルマガを読めば分かるでしょう、きっと。
外交とか、中国とか、中国とか、中国とかについて、なにか、新しい知見が得られればと思います。

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