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9年前、夫のY氏は岡崎の本社を出て名古屋に事務所を出した。が、岡崎事務所もそのまま営業を続けており、チナツが岡崎と名古屋の事務所の経理を引き続きやっていた。
それは決してY氏に未練があったからではない。
Y氏がチナツの父名義の土地を担保に借りた岡崎事務所の建物のローンの返済が済むまでは、何があっても会社第一と忍の1字でがんばってきたのであった。
しかし、この3月、状況は一変した。
Y氏が、名古屋で一緒に住んでいる女性と共同名義でマンションを購入していたことが発覚!そのローンの額は、岡崎の土地の担保を抜くのに充分あまりあるほどの額である!
チナツはキレた。
すると、その話を聞いたチナツの子どもたちが、行動に出た。
相手の女性に直接会いに行ったのである!!!
その結果、いろんな修羅場があった(らしい)が、ともかくそれ以来、Y氏は、すぐさま籍を抜いてくれと、あの手この手でチナツに迫る。
チナツの条件はシンプルだ。
岡崎の建物のローンの担保から、この土地を外して欲しい。ただそれだけ。
それだけなのだが、これが意外と難しい。
・・・というところで、話し合いは膠着状態。業を煮やしたチナツは、自腹を切って弁護士を頼んだ。それでもなかなか事態が進まないままに、8月末でチナツはY氏の事務所を退職扱い(当然、退職金などあったものじゃない)。給料もなしに、9月いっぱい経理の引き継ぎ整理等をやる羽目に。
そうこうするうちに、空き部屋になっている1階事務所に借手が現れ・・・やっとのことで11月の入居に間に合わせて離婚&事務所の名義変更と相成ったのである。
厳密に言えば、Y氏の事務所の経理をしていた間に、チナツが自分や子供の貯金から立て替えた経費などは膨大な金額にのぼるのだが。。。しかし、「ない人からはお金は取れない」のが現実。残された事務所の建物の残りのローンをY氏が払うという条件で名義変更をしたものの・・・。
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