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【昔話】80年代に中学教師として学級通信を書いていた頃のこと

おはようございます。
昨日はたいへん長いだらだらした日記を書きましたが、おかげさまでとてもすっきりして気分がよく、そのあと布団の中で「ダウントン・アビー3」の録画を2回分続けて視聴しました。(面白かった!第一次大戦後のイギリス社会が変化していく様子がよく分かるし)
それで、寝たのは午前2時半でしたが、それでもたいへん気分良く7時半くらいに起きました。

思うに、私の、文章を書くことについての基本には、20代のころに書いていた学級通信がありまして、毎日配布するそれが、帰りの学活で配ったときに紙飛行機にならないように、さようならのあいさつをしたあと床にばらまかれていないように、ちょっとでも退屈させないように、ちょっとでも読もうとしてもらええるように、毎日、針の上にいるような気持ちで気を遣いまくって、戦々恐々としながら書いていた、その頃の体験があります。

コツは同じ学年で懇意にしていた先輩の数学の先生に教えてもらいました。
基本のTipsはこんな感じ。

1 むずかしい言葉をつかわない
2 ひらがなを多めに、漢字とひらがなを読みやすいバランスにする。
3 下手でもいいからイラストをいれる
4 一生懸命さを伝えるにはワープロより手書きがオススメ。

イラストの描き方は、職員室に用意されているカット集の上に用紙をのせて、透かして写すという方法でした。微妙にいびつになる線が、手書き感をかもしだしていい感じになります。また筆記用具はBのシャープペンを使っていたと思います。少し太めの素朴な風合いの線になるので。間違えたら消しゴムで消せるし。

それから内容に関してもアドバイスがありました。

5 文中にクラスの生徒の名前があると読んでくれる。出された本人もよろこぶ。なので、クラスの生徒について、日頃からネタになるような話題を探しておくこと。

忠実にこの助言を守った結果、私にとって子どもたちは、私が書く学級通信の「ネタ」にしか見えなくなり、それでは教師として失格だろうと上司からも指摘されたし自分自身もはっきりとそう理解したので、けっきょく、教師を辞めたわけですが、まあそれは置いといて。

荒れた学校がようやく収まる気配を見せる頃だったので、あるクラスで配布物が紙飛行機になるのは学年全体の崩壊がはじまるきっかけだと言われて、授業はもちろんとして、なにか配るというのはそれだけでけっこう神経をつかう行為だったのです。

多分、荒れた中学というものを知らない人には想像もつかないほど、腫れ物に触るように生徒に接していたあの頃でした。
相手は子どもとはいえ、ひとりひとりとは話ができても、いったん群集心理になって火がついちゃうと理性は通用しないので。

毎日が緊張の連続でしたが、そんななかで、今でも覚えている光景があります。
物静かで穏やかなひとりの女生徒が、私が書いた学級通信に静かに目を通したあと、大切にファイルにはさんでかばんにしまった姿です。

その子の母親は台湾から来た人で、家庭訪問のときものすごくいい香りのウーロン茶を台湾風に入れてくれたこととか、壁一面に台湾の蝶の標本が飾ってあったのを思い出します。
娘はちょっと肌の色が濃いけど、エキゾチックな雰囲気のある少女で、きっと美人さんになったのではないかと思うけど、会う機会もありません。っていうか名前も忘れちゃったし!!

それはさておき、私にはその様子がとてもうれしくて、ひそかに「ぞくぞくっ」としたのを覚えています。
家庭訪問や保護者会で、お母さんたちから「学級通信、楽しみにしています」「全部ファイルに綴じてとってあります」と言われるのも、首筋がむずむずするような気恥ずかしさを感じたけど、うれしい評価でした。

さらに職員室内にも「ファン」がいて、「今日の学級通信はいい話だったねー」とか声をかけてくださるのも、教師生活の中で数少ない良い思い出のひとつだったりします。

実は、私にとって教師時代というのは自分の中の「黒歴史」でありまして、ほんとうにうまくいかなかった、どう努力してもダメだった、やればやるほど自信を失い未来に希望が持てなかった時代ではありましたが、こうして「ものを書く」ということを通して振り返ってみると、ささやかながら良い思い出がいっぱいあるなぁと思って、やっぱり、私は書くことが好きだなと再認識しました。

昔の習慣で、今でも、面白くない話は書いちゃいけない、役たつことしか書く意味がない、だらだら書くと飽きられる、つまらないと言われたくないなど、自分で枠を作って何かを恐れて書いているけど、考えてみれば私はもう教師じゃないんだし読者は生徒じゃない。何も導く必要はないし、制限されるいわれもない。

たとえ長文でも。
たとえだらだらつづくどうでもいい話でも。
今や、読者はみんな大人だし、ブログなら紙飛行機にされることもないですからね!

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