この記事は2009年5月3日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

【読書】フラット革命 / 佐々木俊尚

誰だかよく知らないままにこの方をFriendFeedでフォローしていたら、最近、本を書く人だということが分かり(すみません)^^;
Amazonの著作一覧の中から、面白そうなのを1冊買ってみたのがこの本です。

内容は帯のコピーそのまま…「大新聞・巨大メディアの没落、ネット右翼と左翼の対立、ミクシィ的人間関係、出会い系、ブログ炎上と終わりなき論争」…

でも、ネットを外から眺めた評論家的考察ではなくて、著者自身がどっぷりネットにハマり、いわば当事者として、現在起きている変化についてまとめた本です。
(後半の「ことのは問題」の章では、まさに当事者として、もめ事に巻き込まれてしまった顛末も語られています)

表題の「フラット革命」というのは、現在起きている変化、つまり、新聞・テレビ・雑誌というマスメディアによってフィルタリングされた画一的な情報に依存する時代が終わり、玉石混交で殺伐とした、しかしナマの情報が飛び交うネットというメディアへと、情報発信の中心が移行しつつある状況を指していて、筆者はそこに現れてくる渾沌とした世界の中で、「いったい誰が”公”を担保し得るのか」ということを、繰り返し問うていきます。

同じネット利用者であっても、私なんかは、遠くの人と知り合ったりする「友愛」的目的しか持っていないので、本書のテーマである「公は誰が担保するか」などということは、考えたこともありませんでした。

当然、ブログにもいろんなことを無責任に書き散らしていますが、これがアルファブロガーだったり、さらには、ネットジャーナリスト的立場になると、同じく対価を受け取らないボランティアベースな活動であったとしても、その社会的な影響力からして、どうしても、公(パブリック)な責任を負わざるを得なくなる、ということが、あるんですねー。

考えたこともありませんでした^^;

…ていうか、私、たかだかブログでそんな責任を負うのはイヤだし。
アルファブロガーじゃなくて良かったー、いつまでもこうしてのんびりバカ話書いていられて、しあわせだなー。なんて思ってしまった私は万年庶民ですね^^;

7月には「ノマドワークスタイル」(光文社新書)、「2011年マスメディア消滅」(文春新書)の2冊が新刊で出るそうです。
タイトルを見ただけでも、どちらも面白そうですね。

FriendFeedで、後者の内容が少し流れていたので勝手に紹介しますが…

これまで新聞やテレビは、垂直統合したメディアでした。つまりコンテンツとそれを運ぶコンテナーが統合されて、パッケージとして提供されていた。
しかしこれから、コンテンツとコンテナーは分離していきます。新聞やテレビは単なるコンテンツ提供事業者となり、広告や課金のボトルネックを握るのは、コンテンツ配信業者であるコンテナープラットフォームのグーグルやヤフーのような企業。
いまだに新聞やテレビは配信プラットフォームを維持しようと必死になっていますが、もうそれは不可能です。
彼らオールドメディアに残されているのは、配信プラットフォームであることを捨てて、いかにして秀逸なコンテンツ提供事業者になれるかどうかということ。

これっていうのは、たとえばテレビ局が資金提供をして、制作会社に番組を作らせて、新しく台頭してうるコンテンツ配信業者に販売する、というようなことなんでしょうか。
そうすると新聞社の場合は、紙媒体の販売から撤退してニュースだけ集めてきて売る、というようなモデルでしょうか。(ちょっと想像ができませんが)

気になります。
「ノマドワークスタイル」も面白そうです。
Amazonに登録され次第、予約したいと思います。

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