BitMiner - free and simple next generation Bitcoin mining software

この記事は2014年2月19日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

【読書】ウィルスと遺伝子、そして進化についての3冊

図書館で借りました。


ウイルスと地球生命 (岩波科学ライブラリー)


にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語


破壊する創造者―ウイルスがヒトを進化させた

なかなかに読了が難しいです。
どの本も「とばし読み」で、返却日までにちゃんと読める自信がない…(~_~;)

それでも私の中でずーーっと前から漠然と持っていた疑問、すなわち

・病気や障害など、祖先がもともと持っていた要素が遺伝によって発現するのは分かるけど、キリンの首が伸びるみたいな、祖先が持ってない形質が子孫に現れ、しかも種として定着するほど広範囲に同時代に現れるって、確率的にありえない。進化は遺伝子の改変だとすると、すべての進化はどうやって起きたのだろう。

に対するヒントは得たような。
それは、

両親の獲得形質とは別に、両親が感染したなんらかのウィルスが性染色体の遺伝子に入り込み、もともとの遺伝情報と異なるDNA配列が子どもの体細胞に渡された

という可能性。必ずしもウィルス=病気というわけではなく、それは宿主のDNAに組み込まれたあと、新たな役割を担って長期間保存されてきたかもしれないそうです。

たとえばほ乳類の「胎盤」というとっても特殊な構造を作る遺伝子は、そうしたウィスル由来の遺伝子だってことは分かっているらしいです。

なんかすごいね。
胎盤がなかったらほ乳類全体が出現できてないわけだけど、それが、どっかから来たウィルスによって作られているとは。

あと、ウィルスとは別に、人間の遺伝子自体、なんかもう頻繁に、お互いにくっついたり離れたり、一部を交換したりして、変化しているということ。(その一部として、侵入してきたウィルスを組み込んでしまうという現象がある)

えー遺伝子ってもっと固定的で、親からもらったらもう絶対変わらないって思ってたけど、案外、いいかげんじゃん?

そのうえ、まだ驚くことがあって、遺伝子コードというのはタンパク質を作る設計図に過ぎなくて、いつどれくらいそのタンパク質を作るのかという「指令」は書かれていないとのこと。

つまり、古代の遺跡から橋の設計図が出てきたからといって、当時の人たちが毎日橋を造っていたことにはならない、というのと同じで、設計図とは別に、誰かが指示を出し、きっかけを与えることが必要なのです。

てことはつまり、すべての遺伝子コードを解読できても、だからいつどこが病気になるとか、はっきりは言えないとのこと。病気の遺伝子を持ってても一生、スイッチが入らず病気が発現しないことは多々あるらしく。

アンジェリーナ・ジョリーの乳がん騒動みたいなのは多分、遺伝子コードと実際の罹患率の相関関係の統計データが取れてるから、発現する確率が読めるんでしょうね。

結論として、
遺伝子のふるまい自体がいまいち分からないのと、そこに外部からのウィルスの介入があるということを合わせると、今もってる遺伝子によってその人の人生がどうなっていくかを占うにはまだちょっと、時間がかかるのかな、という感じ。

それより、遺伝子でさえそれだけ変化する、あるいは遺伝子があってもスイッチが入らないので形質が変化しない、ということを考えると案外

「人は、自分が思っているとおりの人間になる」

という例のあれ、ああいう「思えば叶う」式に考えてたほうが結果的に高確率で当たったりして。。。

『にわかには信じられない…』の本には具体的な事例が数多く紹介されているんだけど、その中で、広島・長崎の両方で被爆した男性のことが紹介されてて、もちろんその人の遺伝子はずたずたに分断されてダメージを受けてるんだけど、にもかかわらずご本人は90過ぎまで生きて、お子さんもそれなりの寿命をまっとうされて、もちろん病気がちだったりがんにかかったりはしたんだけど、そのダメージの程度からすると信じられないくらいに長生きだったそうです。

筆者によると、被爆によるDNA損傷の危機とは生物として地球上に誕生して以来の長い付き合いなので、DNAには未知のダメージの修復作用があるのではないか?とのこと。

要するに、見た目上きれいな46本の染色体が作れなかったとしても、残ったDNAから細胞として必要な遺伝情報をかき集めて、なんとか生きてくという力が、細胞には…遺伝子には…あるのかも。

人間って(生物って)思ってるよりタフですね。
そして「生きる」という状態を維持している力というのは結局、どこに由来しているのか、(少なくとも遺伝子ではなさそう) 考えれば考えるほと、不思議が深まるばかりです。

というわけでこの3冊の中では『にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語』がいちばん、いろんなエピソードが出てきて読み物として楽しいかなと思います。

私は最近、文章にとんと集中できなくなっているみたいで、このへんの本は昔だったら夢中になって読みふけっていたと思うんだけど、もうなんか数分読んでは投げだし、また数分読んでは居眠りし…という状態です。

老眼のせいもあるけど、それだけじゃなく、やっぱり、集中力がなくなってきてるかなー。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク