この記事は2013年11月25日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

人がものを買う理由って?

某セミナーサイトで、アクセス解析のセミナーを視聴した。
ずっと放置してたせいもあって、さっぱり分からなくなっちゃったGoogle Analyticsの操作方法の、

・コンバージョンした訪問だけ抜き出す

というやり方をこのセミナーで知った。
それが抜き出せるとどういいかというと、コンバージョンした訪問者が、どういうページを見たかが分かる。

逆に、コンバージョンしなかった訪問者が、どういうページを見たかと比較すると、コンバージョンに役立つページがどれか、特定ができて、そのページ内のコンテンツを改善すればいい、という「とっかかり」がつかめる。というわけ。

しかしながら、その結果を見て「どう対処するか」になると、「うーん、それができれば苦労はないんじゃないの…」とうなりたくなるような内容だった。

だって、「他社との価格競争に巻き込まれるのを防ぐために、この会社でなければできない長所をアピールしましょう」とか「『ほぼ日刊イトイ新聞』みたいに商品開発の過程をドキュメンタリー風に公開して、読者に共感を持ってもらいましょう」とか、言っちゃってる。

前者は、そんなものがあればそもそも苦労してないって話だし、後者は、もともとコピーライター出身で編集能力が高いところからスタートしたWEBマガジンのほぼ日の真似したって付け焼き刃でしょ、と思う。

あたしなんか無料で視聴しただけだから文句を言う筋合いでもないんだけど、
これがもしお金を払って解析してもらってたとしたら「おいおい、分析までは立派だったけど、肝心の改善提案がそれかよ!」「そんなん、しろうとだって言えるじゃん」って思う。

アクセス解析の難しさは常にそこだと思う。

アクセス解析は起きたことの分析はできても、未来を変える方法までは書いてない。
すべてトライ&エラー。試行錯誤の手探りだ。

それでも、何も指標をもたずにやみくもにやるより、ちょっとでもとっかかりを見つけて、そこからスタートしたほうが、いいに決まってるけど。
でも、なんでもかんでもアクセス解析すれば分かる、とはちょっと思えない。

うちのショップではコンバージョンした人もしなかった人も訪問ページはほぼ同じで、ひたすら商品を見てる。
コンバージョンしなかった人は1〜2ページ見てさっさと帰ってるけど、それは多分、探してるような商品ではなかったからです。
コンバージョンした人は、10ページ以上、延々と見てるけど、それは、商品が気に入ってどれを買うか選んでたのと、買い方の説明を読んでたからです。

それは分かるんです。
分からないのは、うちの商品の何が気に入って買ったのか、あるいは何が気に入らなくて買わなかったのか。

多分、サイト構成の問題じゃなくて、商品自体に内在する理由のほうが、ウェート高いと思うんですよね。
単に字が上手とか下手とかではなくて。
価格の問題でさえなくて。

商品の説明やタイトルをああしてこうしてSEOとか
写真をきれいに撮るとか、
似たような商品を探しやすいようにサイト内リンクを見なおすとか、
それは当然やっとかなきゃいけないって分かってるんだけど、

私には、そんなことと違うレベルで、何かがあるような気がしてなりません。

私には、人がものを買う理由にはサイト構造以上の何かがあるはずだという漠然とした、蜃気楼のような疑問というか確信というか、そんなものがあって、いつもひっかかるのです。

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