この記事は2013年6月1日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

WEB専業コンサルの盲点とは。

ビッグデータもバズワードになったんだなあ: やまもといちろうBLOG(ブログ)

やまもといちろう氏のいいとこは、投資家なのに実務に明るいとこで、実際の現場を見てる人だなって感じがするところです。

データの分析は大事なことかもしれないけど、日本全国とか、世界をターゲットにした大きな商売ならいざ知らず、うちみたいな極小の商いでは、数字の分析より、体感的な「感じ」のほうが当てになる。

過去に何人かの「アナリスト」や「コンサルタント」さんに指導を仰いだこともあるけど、どの人も正直、言ってることが的外れ。

数字の分析は確かかもしれないけど、そこから出てくる提案に「コスト感覚」がないのが一番の問題。
だから、簡単に「季節の新商品を投入しましょう」とか言う。

たとえば、年末の売上減を埋めるためにカレンダーはどうだ、という案は出やすい。
何度かやってみた。
でも、カレンダーは、年末の1ヶ月で売り切らない限り、永遠に売れない。
だから、たとえば500円のものを10冊仕入れて、そこに筆文字を書いて2000円で売ったとすると、少なくとも3冊は売らないと原価割れだ。そして、定番じゃない季節商品を1ヶ月で3冊売るというのは、現状では厳しい。そもそも「カレンダー」なんてワードではSEO対策も取ってない。しかも年末はアクセス自体が少ないのだ。

売れ残ったカレンダーはそのまま置いておいたら可燃ゴミになので、年明け早々に知り合いに買ってもらうことになる。現実には、無理言って買ってもらうので値引きして1000円とかで譲ってしまい、結局は仕入れた金額を回収するのでせいいっぱいだ。

一事が万事。
定番で売ってる商品は、仕入れ値も安いのを選んでるし、在庫も常時、一定の量を確保している。
でも、そうじゃない商品はたいがい、仕入れも高いし、売っても利益にならない。

そりゃあネットショップにも季節ごとのキャンペーンやプレゼントで話題作りが必要なのは分かるけど、
「費用対効果」
ということがなかったら、たとえ一時的なアクセスが増えたとしても意味がない。

ネットショップでも裏側は実店舗同様、仕入れもすれば在庫も持つ。
この「在庫」とか「仕入れ」、そして「売れ残りのリスク」とかいう、物品を扱うバックヤードの存在をイメージできない人には、ネットショップの運営はできても、事業のコンサルはできないと思うのだが、どうだろう。

ネット専業のコンサルさんは、ネットオークションでもいいから、一度、自分で商品を仕入れて、保管して、販売するということをやってみたらいい。そしたら、損得の分かれ目、やるべきかやらないべきかの判断の基準がおのずと分かってくるはずだ。

仕入れた商品も、紙や衣類は日焼け、虫食いもする。そのための部屋や棚、ケースだってばかにならない。
実際に起きていることは、お金だけでは測れないのだ。

こうしたいろんなことが、裏側にはあるんだ、というのを想定した上での提案をしてくれないと、ただ数字だけ見て頭で考えたアイデアを言われても、弱小ネットショップオーナーにはついていけないんですよね。。。

まあ、うちの場合は、ネットショップは実店舗の「補助」という位置づけで、必要最小限のメンテと更新だけというふうに、運営方針自体をシフトしてしまったから、二度とコンサルさんを頼むことはないでしょうけどね。

以上、個人的な体験をシェアしてみました。どこかで、誰かの参考になれば、幸いです。

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