この記事は2013年4月4日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

ヨーロッパがいろいろ面白い。

以前は「欧米」というと「アメリカ合衆国」しか思い浮かんでいなかった私ですが。
最近では、英会話教室でさまざまな国籍の先生に出会ったり、「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」を読んだりして、ヨーロッパの国々の現状や歴史について、ちょっと興味を持っています。

きっとほかの人たちもそう思ってるんでしょう、テレビでもずいぶん北欧や東欧、旧共産圏だった国々の街並みを紹介する番組が増えましたね。

で、こちらは、ロンドン在住の日本人による現地からのレポート。
毒にも薬にもならない中立の立場ではなく、極端に偏った視点から見てるのが楽しい。ロンドンオリンピックの時のレポートはずいぶんおもしろかったので、過去ログさかのぼって読むがよろし。

実はノマドに優しいイギリス – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

イギリスという国は普通の先進国とちょっと違う感じがします。
国民は今でも「イングランド人」「スコットランド人」のように、昔の国への帰属意識が高くて、「イギリス人」とひとまとめに呼ばれるのが嫌いらしいし、ユーモアの感覚もなかなか、アメリカとは違って、シニカルなブラックユーモアみたいなのを好むようです。

映画を見てると、しゃべってる英語の発音や使う単語もずいぶんアメリカとは違って、どこか重厚なヨーロッパの匂いを感じるのは私だけ?

そんなイギリスが、意外に手厚い福祉制度を持ってるという話が上記の記事。
最近日本でも話題になってる、国民全員に最低限の生活保障をするベーシックインカムの発想でしょうか。

18世紀のフランス革命や20世紀初頭のロシア革命みたいに市民革命で支配者の皇帝が殺されてしまう国と、日本やイギリスみたいに、なんだかんだありつつも王制を残したまま近代化してきた国の違いは、やはり、最底辺の暮らしをしている市民をどれくらい無視したかの程度の差から来ているんじゃないかと。

日本では欧米みたいな市民革命は起きてないけど、江戸時代から藩と農民が搾取する側とされる側という対立する関係の中で、狭い地域に閉じ込められた「運命共同体」として、飢饉や天災の時には藩が農民の救済をするなど、福祉的な考え方が芽生えていたと、NHKの BS歴史館「天明の飢饉(ききん) 災害復興が日本を変えた!」 で言っていましたし。

産業革命の起きたイギリスはまた、労働運動発祥の地でもありますし、福祉政策が進んでいるのは当然かもしれませんね。

うちの娘たちを見ていると、ストライキやデモ行進のような労働運動の定番の行動は、「暴力」や「暴動」に見えるらしく、やってはいけない悪いことだと思っているようです。
そりゃあそういうのをやらずに済むのがベストですが、そもそも、自分たちが「労働者」であるという意識がないのは問題です。
長いデフレ不況の影響なのか、長時間労働低賃金が当たり前になってる昨今の日本だけど、やっぱり、先人が長い時間をかけて勝ち取ってきた「労働者の権利」は最低限、守られないといけないよなーと思ったりする、今日この頃です。

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