この記事は2013年3月19日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

【映画】クラウドアトラスー3時間があっという間。映画愛再燃!

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えー、昨日見てきました。「クラウドアトラス」。
近年まれに見るすばらしいエンターテインメント映画で、本編もいいんだけど、エンドロールを見るとまた驚きがあって、「えええっ!うそ!…ううう、もう一回最初から見たい…」と思ってしまう仕様。

では以下に感想を。

原作はベストセラー小説だそうなんだけど、上下二巻の大作で、しかも、ひとりだけ同じ人物が登場するものの、相互に関連のない別の時代の別の出来事が入れ子状態で描かれている構成で、全編に共通する主人公がいないので、感情移入がしにくくて読みにくい。
そのうち話の筋を見失って頓挫したのだけれども、8割ほどは読んでいて、だいたいの構成が分かったうえで映画を見たせいか、すんなりお話世界に入れたし、さすが映画だけあって、それぞれのパートの主人公のキャラクターが個性的で、面白く見ていけた。

さらに、この映画の売りである、メインの役者たちが、ひとり何役ものキャラクターを演じているので、パートが変わるたびに、同じ役者が別の役で出たり入ったりする。
それをずっと見ているうちに、同じ人間の輪廻転生のように見えてきて、押しつけがましい説明などひとつもないのに、原作のテーマである(輪廻転生?時空を越えてつながりあう人間の絆?)が自然に納得できてしまう。

よくあるスピリチュアル系映画みたいに、一組の男女が時空を越えて何度も出会うなんていう安っぽい話じゃなくて、男が女になったり、悪者がヒーローになったり、ひとつとして同じ生はない。
すべての生が、同じでないからこそ、生まれ変わる意味がある。
そんな骨太なストーリーで、これはやっぱり原作の力だなって思うし、そこんとこをぶち壊さず映画化した3人の監督に拍手を送りたい。

それから、帰宅後にパンフレットを見て気がついたんだけど、監督のウォシャウスキー兄弟が「姉弟」に変わっていた…!!!

この作品はもともと監督が3人いるんだけど、WOWOWで、なんか、ピンク色の髪の毛の女の人がいるから
「あれー、これって誰だろう」
と思ったんだけど、あれ、マトリックスの時は男だった片割れの変身した姿だったんだ!

というわけで、そういえば作品中でも、ゲイの主人公がその性癖を罵倒されて苦しむ場面が濃く描かれていたなとか、男性俳優が女役をやってたりするのも、そういう、性の壁を超越したいという願いが反映されてるのかなーとか思ったんだけど、深読みしすぎかなー。

ともあれ、3時間に及ぶ大作ながら、テンポのいい展開と、豪華なSFX、そして後半、たたみかけるような迫力あるアクションシーンからクライマックスへ、一瞬も飽きさせない構成はさすがハリウッド映画。

予想以上に出来が良くて、世界設定の衝撃度では「マトリックス」に軍配が上がるけど、映画の楽しさとしては、ワタシ的には、「アバター」や「ロードオブザリング3部作」をぶっこ抜いて、1999年公開の「スターウォーズ・エピソード1」以来の感動巨編でした。どんだけぶり?(汗)

(※ どういうわけか私、エピソード1が一番好きなんです。あの(不人気だったらしい)「ジャー・ジャー・ビンクス」の歩き方や耳の揺れ方、惑星ナブーの造形、リーアム・ニーソン演じるクワイ=ガン・ジンの立ち居振る舞いとか。宇宙モノとしては画面が全体的に明るくて好きでした。)

ちなみに、原作では今も「ロードオブザリング(指輪物語)」が私の中では揺るぎなく最高位をキープですが。
だってあれ、映画ではアクションSFXの勧善懲悪ものみたいになってるけど、本来は、滅び行く古き良き世界の物語なんですよねぇ。。もうちょっと哀しいエンディングのはずで…。でもヴィゴ・モーテンセンがめっさセクシーだったんでぜんぜん許すけど(^^ゞ

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