この記事は2012年2月25日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

見えない仲間たち

このところ、せっせと書いていた秘密の原稿が、そろそろ完成です。
いちおう、今回のは某コンクールに向けて書いたので、その〆切に間に合うスケジュールで進めていました。

実は、最初は違う話を書いていたんだけど、去年の年末の段階で、あと2ヶ月じゃあ完成は無理と見切って、以前、骨子だけ書いて放っておいた短編をひっぱり出して、書き直しました。

だから、これを終わらせたら、さっさと最初のに戻って続きを書かなくちゃ、という段取りです。

…なんだけど、提出するほうの作品がほぼできあがって、あとは誤字脱字のチェックくらいで終わるのに、なぜだか気分が晴れません。

なんでだろう…と考えるに、どうやら私は、この作品を書き終わるのがイヤみたいです。
完成させて、どっかに送ったら、手を離れてしまうというか…
コンクールに送って落選すると、なんの反応もなく、海の藻屑と化すことが多いし、さすがに、コンクールで黙殺された作品をWEBとかで公開する気にもなれないし(ケチがついちゃったみたいで気分が悪いので)

ほんとうに、落選作って、書いたものの使い道がない、発表のあてのない、ただのゴミ原稿になり果てるんですよね。。

それがつらくって。
せっかくこの2ヶ月くらい、毎日のように出会って、楽しい時間を過ごした仲間とお別れのような。
寂しい気持ち。

以前、仕事で情報誌の記事を書いたり、WEBサイトを作ったりしていたときは、とにかく終わるのがうれしくて、自分の手を離れるのがうれしくて、「これでようやく終わる!」って、終わること自体がうれしくてたまらなかったのに。
小説を書くっていうのは、そういう、嫌々やってた仕事とは全然違う次元のことのようです。

しかし、そうは言っても、お別れがつらいから書かずにいるわ…ということではいつまでたっても「無」のままなので、たとえ何作お蔵入りしようとも、今あるアイデアを全部書くまでは、書き続けるつもり。

作家って、本を書いて生計を立てる「職業名」だと思っていたけど、実はそうじゃなくて、そういう「生き方」なのかも。

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