この記事は2011年6月11日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

これがほんとの「ピンチをチャンスに」

押し入れから出したケースの中から、佐藤正午の「Y」を見つけて、読み始めました。
そのあと、別の本を探して、本棚を見たらなんと!「Y」がもう一冊、本棚にもありました。

2冊買ってるし!
それでいて、内容を全然、覚えてない!

「Y」は、タイムトラベルもので、かなり面白い感じなんですが、ついこの間ハインラインの「夏への扉」を読み返したばかりなので、それと比較すると、あの、どんどん先を追って、本を手放せなくなる感じがない。

それで、理由を考えていたのですが、多分「せっぱ詰まった危機」の欠如が原因ではないかと。

人物も設定も魅力的なのに、ストーリーに引き込まれる感じがしないのは、つまり、主人公が次から次へと危機に見舞われて、悪いやつにお金や地位を騙し取られたり、殴られて失神したりという、ハラハラするようなシーンがないからだと思います。

「Y」を見つけたついでに萩尾望都の「11人いる!」を読み返したのですが(こちらもすっかりストーリーを忘れていたので、初めて読むみたいに楽しめました!)
やはり、冒頭に提示される謎で読者をぐっと掴んだあと、次々とたたみかけるように襲いかかる危機で、スピード感を増していきます。

絶体絶命のピンチ、命からがら逃げ回る、奇想天外なリベンジなど。
危機はリアルライフでは絶対出会いたくないけど、面白いドラマには必須なんだって、理解した一日でした。

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