この記事は2011年5月26日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

[WEB]これからの10年で伸びるのは…

アタシのRSS リーダーには、「WEB」とか「WEB制作」とかいうカテゴリーがあって、今でも時々気まぐれにクリックして、ちら見したりしていますが。

でもWEB関連の「新しい」といわれる内容で、めちゃ新しいことってほとんどなくて、みんな以前からあったのと同じことの繰り返しに見えます。

特に勉強会なんか、まじデジャヴかと思うくらい、同じことの繰り返しですね。
CMS関係では、初心者でも使いやすいCMSはどれ?スキルのないクライアントが更新しやすくするには? WEB業界全体では、プログラマーとデザイナーが交流するには?勉強会に女性をたくさん呼ぶには?など。

CMSを含め、WEBアプリは日々高機能化して、カスタマイズの方法も研究されて、さまざまなアプローチが考えられるようになりました。

システムを開発するプログラマーとしては、貴重な時間を使うならいかに「すべてを統べる」システムを構築するかを考えたほうが楽しいわけで、使い方のHowToなんて使う人が考えたらいいじゃん。しかも「記事を書いて投稿する」というただそれだけのために何かせよと?ありえんわー。と思うのが本音。

デザイナーは昔も今も常にビジュアルから世界を見ているので(そういう人のことをデザイナーと呼ぶわけで)、ビジュアルをバラバラに細分化してマークアップで再構築する意味など理解のしようがありません。機械の目(検索エンジンの目)でものを見ることができないのです。

中間にはさまれたマークアップエンジニアなる職分の人だけが、板挟みになって、きゅーきゅーとするわけですが、このマークアップというのも、なんというかビミョウ。
デバイスに左右されて、毎年のように仕様が変わり、細かい違いをカバーするのに重箱の隅をつつくようなニッチな知識を要求されるわりには、SEO的な意味合いがあるようでなかったりする。
なんとなく「写植屋さん」を連想してしまいます。
すごく専門的なんだけど、ニッチすぎて、技術が過渡期を過ぎたら要らなくなるような。

で、WEB業界はもうプログラム主導が決定的で、1990年代のようにビジュアルのデザイナー(DTPデザイナーみたいな人)が全体を仕切るということはなくなっていくでしょう(彼らがWEBサイトの機能面を理解できないのが設計上、大きな問題です)

今後、変化があるとすれば、アナリストとかコンサルタントとかいう、今まではあまり前面に出ていなかった人たちにスポットライトが当たる可能性があります。

つまり、どういうコンセプトでどういうサイトを設計するかを、数字に基づいて提案する人です。SEOとかアクセス解析とかの実際の数字を扱うので、売上に直結するし、それはプログラマーにもデザイナーにも、もちろんマークアップエンジニアにもない技能と知識なのです。

今でも、個人商店主らを対象にコンサルをやって実績をあげてる人は何人もいらっしゃると思うけど、それが全体に広がって、WEBサイトを作るにあたって、まずWEBコンサルタントに相談するのは常識、ということになるかもしれないと思っています。

というか、遅かれ早かれそうなるかな、と。
既存のサイトでも思うような成果が出なかったら結局は、コンサルさんを探して改善することになりますからね。

建築物を頼むのに、なんとか工務店に丸投げしてもいいけど、信頼できる設計士さんを知ってたらその人に設計を依頼して工事は別のところに発注してもいいですよね。
そのほうが、自分の好みにあった家が建てられそうです。
WEBサイトだって、見栄えがよけりゃいいってもんじゃなくて、自分の目的にあった結果につながるような方法を最初に考えてから作ったほうがいいに決まってます。

つまり、これからの10年間で伸びるのは、WEBコンサル。
それも、インチキの付け焼き刃の聞きかじりの情報をしたり顔してしゃべるだけじゃなくて、サイトの設計と構築から、オープン後の運営まで、継続的に関わってくれる、数字の読めるWEBコンサルさんですね。

こういうのってプログラムやデザインと違って「はい」と目の前に取り出せないので、真贋の見極めが難しいけど、実績がものを言うというか、きっと今この瞬間にも全国各地でさまざまな取り組みがされているはずで、そういう実績が明らかになってきたとき、WEBサイトの姿はまた変わっていくのかなという気がします。

WEBの、私たち一般人に分かる部分での進化はいったん頭打ちになったとしても、これからの10年で、少なくとも真贋は明らかになると思います。淘汰されるものは淘汰されて(私のWEB制作業みたいに!)、本物だけが残っていい仕事をする時代になるといいなと思います。

…しかし、WEBの、私たちに見えない部分での進化は、どーなのか分かりません。
ジャンル的にはどっち方向でしょうね。
見えないものって想像するのも難しいわー。

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