この記事は2011年4月4日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

不謹慎シリーズ(2)非常時に覆いが取れて剥き出しになる本質

さあ教も不謹慎発言を続けますよ!

昨夜、怖いモノ見たさで、こんなUST放送を見てみました。

田原総一郎x孫正義x田中三彦x後藤政志 緊急対談「東日本大震災」
“http://www.ustream.tv/recorded/13747656

田中三彦さんと後藤政志さんは、福島の原発(実物あるいは同じ型)の設計にかかわった方だそうで、限られた公開データの中から、実際に何が起きたのか、考えられる可能性を分かりやすく説明しています。
おふたりの話を聞くと、どうやら初動にはやはり問題があったようですが、起きちゃった限りは全力で対処していくしか方法はありません。

それより、驚いたのは孫さんの変わりぶりで、ちょうどこの日、個人資産から100億円を寄付する話を発表したばかりでしたが、彼は実際に福島の避難所まで行って、近づくにつれてピーピー鳴るガイガーカウンターのアラームを止めて、必死にもっと遠くに逃げるように避難民を説得までしたそうで、国と東電の情報公開の少なさに非常に怒っていました。

私はわりと孫さんファンで、自伝まで読んでるんだけど、思ったら即行動の、直情径行な人だとは思っていたけど、ここまで人情派だとはちょっと意外でした。こういう「人情」があるっていうのは、会社がどれだけ大きいとか儲けてるとかより、大事なんじゃないでしょうかねー。
あるいは、こういう人だから、今までも危機を乗り越えてやってこられたという側面もあるのかも。

目の前で人が困ってるとき、どうしても放っておけないような人間味がある人でないと、真に尊敬される経営者として生きることはできないんだなって、アンチ人情派の私としては珍しく頭が下がる思いがしました。

昨日は、震災や原発事故で理性を失うくらいパニクる人をdisりましたが、逆に、震災を見ても全然ショックを受けなくてこの局面をどう自分の利益につなげるかしか考えてないような人も、人間としてはアウトだなって、思ってます。

冷たいようですが、非常事態になったときにその人が無意識に取る行動が、その人の本質をありのままに示していると思います。だって平常時は余裕があるから、なんだって覆い隠してないフリできるもんね。

私のまわりでは全員がパニクったり儲けに夢中になってるわけじゃなく、中には、震災直後に、いてもたってもいられなくて、徹夜でメッセージを込めた作品を作った友達もいるし。
冷静にずーっと情報を蒐集してTweetを流している人もいます。

ほんとに、こういう時にはその人が本当に大切に思ってるものが表に出てきて、私はとても尊いものを拝ませてもらっている気持ちになります。お金や物資を送ったり現地へ出向くことがすばらしいんじゃなくて、その人の内側にもともとあった、さまざまな美しいものが外側にば〜っと出てきて光を放っている、そのことがすばらしく、私はそういう人たちをすごーくリスペクトします。

冷却水が減って剥き出しになった核燃料棒も怖いですが、内側に隠してきたほんとの自分が剥き出しになるのも、か〜なり怖いです。直接本人に言わなくても見る人は見てるんで(私みたいに!)ご自分の行動にはじゅうぶんお気をつけあそばせ。

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