この記事は2010年10月24日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

アートとビジネスの違い

今、会社のサイトもたまには更新しなくちゃと思って、ちょっとマジメな記事を書こうとしたら、途中でわけがわからなくなってしまいました(^^;

言いたいことは、アートをすることは、一般的なビジネスとは何か違うってことだったんですが…

でも、速報:スティーブ・ジョブズ インタビュー@ D8を読むと、ジョブズはお金を儲けるためじゃなくて、ただ良い製品を作ることだけ考えていたそうで、それを額面通りに受け取るとしたら、およそあらゆるクリエイターと同じ。自分が「いい」と思うものを世に広めたい。アートを生業にする人はすべからくそう思ってやっているはず。

それでも、巷にあふれるビジネス本、起業の本などを読むと、自分がやりたいことが何かは別として、お金になることを探してやりなさいっていうのがほとんどな気がする。

お金儲けのヒントはどこにでも転がっています。
以前、農家をまわって野菜屑を無料でもらってきて、洗って刻んで、コロッケの具として総菜屋に売りに行くというアイデアをネットで見たことがありましたが、その類の、廃品リサイクルのアイデアは、多分まだたくさんあるだろうし、自分の労働時間と体力を計算に入れなければ元が無料なので儲かる一方で、ほんと、リサイクル市場はけっこう現金が動く場所なんだろうと思います。

だけど多分、人々がほんとうに求めているのは、ただお金が稼げればいいんじゃなくって、いかにして自分が好きなこと、得意なこと、やりたいことでお金を稼いで生活できるようになるかという所だと思うんですよね。

純粋にお金を稼ぐことが趣味だったり、アイデア商法それ自体が好きという人は、野菜屑商法でもじゅうぶん楽しめるかもしれませんが、それじゃあ問題が解決しない人のほうが多い気がする。

…で、話がそれちゃったけど、とにかく、私は、筆文字を仕事にして3年やった結果、どんなに「やれば売れそう」なことでも、本人がやりたいと思わない限りは絶対にモノにならないということに気づき、「これは普通のビジネスじゃないな」と、考え方を改めているところです。

普通の雑貨販売だったら、売れそうなものがあったら仕入れて売ればいい話なんでしょうけど、作家というのは時として真逆で、社会の中にその商品が欲しいというニーズがなかったとしても、作家本人が絶対表現したい!という強いパワーを発散したらばそこに新たなニーズが発生してしまう、というような。

今はまだ世の中に存在しないものを作り出して、提案するのが作家です。
その意味で、常にまったく新しいコンセプトの商品を作り出しているスティーブ・ジョブズは、作家に近い感性なのかもしれません。

どちらにしても、クリエイティブな世界では「本人の意思」がすべてを決めます。
私が筆文字を売るために東奔西走しても、本人のやる気がなかったら、何をどうしようと絶対に道は開けないということを、私はこの3年で学びました。

そして、私はひとつの真実に気がつきました。
それは、この人が売れても売れなくても、それは私の責任ではないっていうことです。

私が本を書かないのは、他の誰かのせいでないのと同じように。

私は私の人生に責任を負い、つとむの人生の責任はつとむが負えばいい。

それだけのことなんですよね。ほんと。

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