この記事は2010年7月8日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

【読書】はじめの一歩を踏み出そう—成功する人たちの起業術

ずいぶん前に書かれた本のようですが、今日、読みました。

私も、自己啓発本やビジネス本は山ほど読みましたが、この本はひさしぶりにすごくヨカッタです。
「願えば叶う」「イメージすれば実現する」系の本も好きなんですが、「えっと、そうじゃなくても、もうちょっとこの…具体的かつ科学的アドバイスをいただけないかしら」と思うこともしばしば。

しかし大企業を例にとった話はぜんぜん参考になりません。
だって私が松下幸之助にはなれるわけがないじゃん?

夜も昼もなく働き通したモーレツ社長の話とかもダメ。
だって私は、会社だけでなく家庭もいっしょに管理しないといけないので、
そういうふうには働けないし、働きたくありません。

そうじゃなくて、自分の人生を大切にするために、どうしたら自分が起業した会社に振り回されず、完全にコントロールしながら、大きく成長させていくかということを、零細な個人起業の場合にしぼって例をあげて書いてくれてるのがこの本。

ひとりでパイを焼いて売っている女性を例に取って、企業の成長のプロセスを解説してくれていて、ちょうど今の私の置かれている状況に当てはまる役に立つ情報が満載でした。こんな零細な起業家をターゲットにした本は、多分、他にあまりないのではないでしょうか。

わたしがいちばん「なるほど」と思ったのは、ひとりの人間の中には3つの人格が同居しているという話。
その3つとは、「起業家」「マネージャー」「職人」。

起業家は未来のビジョンばかり考えて目の前の小さな仕事に集中しない。
マネージャーは、すべてを管理することばかり考えるので、変化を嫌がる。
職人は自分の技術で何ができるかしか考えず、顧客のニーズに合わせて何を作ろうかという発想ができない。

というふうに3つの人格(ペルソナ)は互いに矛盾する方向に進もうとするので、そのバランスを取って、コントロールしないといけない、という話。

ひとりで起業した場合は、自分の中のそうした3つの人格を認めて、生かしていくことが必要というわけです。

これを読んで、私はやっと、最近ずっと仕事に対して感じてた不満が、どこから来てるか分かった気がしました。
今の体制の中で、私は「起業家」と「マネージャー」の役割ばかり求められて、「職人」としての自分をアピールできる場がひとつもないのです。

個人事業の時は、なんだかんだ言ってWEBサイトという「作品」を作り上げて納品するという仕事をしていたけど、今はそうやって自分で実際に製品を作るということから離れてしまったため、私の中の「職人」の部分が「やってもやっても楽しくない」「自分だけ陽が当たらない」と、不満を訴えていたのです。

そう。
誰にだって職人の部分はあるんです。
私にだって、やりたいことはあるんです。
今、それがお金に直結していないからと言って、価値がないとして切り捨ててしまうのでは、いったい、なんのための起業、なんのための人生か、という話。

本によると、多くの起業家は「職人」の部分が強すぎて、他人に作る作業を任せられないために、企業を成長させられない弊害が起きると書いてありました。確かに、社長自らが制作に携わる会社は多いですね。特にデザイン会社とかでは。
その点、私の場合は「起業家」の部分が強くて、いつも、世間を見ていて、自分たちが行けそうな道を探すのが習性ですので、もともと、会社経営には向いているかもしれません。

この本の結論は、フランチャイズ化のススメなので、そのまんま使えるわけではないけど、私も今やってることを他の場面にも応用して、私でない誰かがやっても同じように収益が出せるシステムを考えることは、可能な気がします。
そして新たに、私自身にも活躍の場を用意できるような、事業計画作りをしてみようと思いました。

起業から3年たちましたが、本気で事業計画を作ろうと思ったのはこれが初めてです。
今までは、事業計画なんて、何かを借りるとかそういうときに、方便として提出するもの、としか思っていませんでした。
でも、書くだけで、現実が動き出すような事業計画だったら、それこそまさにファンタジー!
考えるだけで面白そうです!

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コメント

  1. longkey1 より:

    面白そうな本ですね。
    「起業家」「マネージャー」「職人」
    僕はマネージャーが一番強い気がしました。

    図書館とかで探してみようと思います!

  2. IKUKO より:

    そっかー、longkie1さんは職人じゃなくてマネージャータイプなのかもね!
    私に欠けてる能力ですw
    ぜひお仕事でごいっしょしたいものです(^^)v