この記事は2009年3月24日に書いたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください

文化祭の思い出と、セカンドライフ内の人間力学について

昔、中学校の教員だった頃は、毎年、文化祭というものがあって、これがほんとに大変で、体育祭と並ぶ(ゆううつな)行事のひとつでした。

何が大変かというと、当時勤めていたマンモス校では、体育館に全員が入りきれないため、ステージ発表と展示見学に分けて、入れ替えの2部制で開催していたこと。

千人近い生徒たちを、羊飼いよろしく追い立てて、ひとりの脱落者も出さずに移動させるだけでも、おおいに気苦労でした。(目を離すと校外やトイレで一服しに脱走する生徒アリ)

文化祭実行委員はもちろん、司会進行表を持って動いているし、教員サイドにも分単位の進行表があって、とにかく全員に役割と配置が決めてあって、まさに全校体制。誰かが手を抜くとわやわやになって手が付けられない混乱状態になる恐れがありました。

それに加えて、本番までの1ヶ月くらいは、各クラスの出し物を完成させるのに、毎年間違いなく、クラスメート同士のいさかいや、対立、ケンカが起こります。

学級委員や文化祭実行委員が、かならずしも権力を掌握しているわけではないので、「やるぞー」と言ったって誰も動かないなんて、ザラです。

それを、なだめたりすかしたり、リーダー側の生徒を励ましたりプレッシャーをかけたりしながら、不協和音を克服してひとつのものを作り上げさせていくのが、担任の仕事なわけですが、

これがまったくほんとうにうっとうしく…

文化祭なんてなければいいのにー!

と何度嘆いたことか。
でも、こうして他人との摩擦を体験させることそのものが、教育活動の一環なので、やめるわけにはいかないのでした…。
いさかい、もめごと、それ自体がまさに教育。

まあ、そんなふうに、いろいろありながらも最終的には気持ちがひとつにまとまって、立派な発表ができたような年には、いい思い出になるわけですが、そんなテレビドラマみたいにうまいこといくわけもなく…。だいたいは悲惨なことに…。

さて、そんな悲喜こもごもの思い出深い文化祭ですが、セカンドライフ内でも文化祭みたいなお祭りがあるんですよね。。

2007年から、毎年夏に開催されているSL24というイベントなんですが、今年も開催するということで、4月には実行委員の募集が始まるそうです。

もちろん学校内で開催する文化祭と、SL内とはいえ、なんの枠組みもないところでやるSL24では、まったく違うんだけれども、運営方針や進め方などあらゆることについて、もめごとが起きるらしいというのを聞いて、ああそのへんはリアルといっしょだな…と^^;

人間って集まればケンカするものかもしれないけど、リアルで会えば、年齢差や能力差、経験などでもって、発言力の強い弱いはおのずから決まるのに、セカンドライフ内では誰もがアバターですからそういうのが通用しなくて、ある意味みんな平等なので、現実社会のようなピラミッド型の権力構造を作るのが難しいのかな、という気がします。

現実社会はなんのかんのいって、権力者を頂点とするピラミッド型の指揮命令系統で動いてると思うんだけれども、それがセカンドライフ内で通用しないとしたら、どんな構図になったときに、物事がうまく進行するんだろう。

というのをさっきから考えています。

ふつうに考えても、現実社会でイヤというほどピラミッド支配されてるのに、なんでわざわざセカンドライフ内でまでそういうのに屈しなくちゃならないんだよっ!って誰だって思いますわね。。

多分ピラミッド型ではダメで、ひとりのカリスマから、直接手を繋ぐように、たくさんの個人がつながってる構図なら、参加者はみんな横並びなので不平不満もなくて、うまくいくのかな。

核になる特定の人と、その人についたファンの人たちのグループ。

セカンドライフ内で、活発に活動しているグループは、だいたいそういうふうになってないかな?

だとすると多分、キーワードは「横並び」?
文化祭のようなおおきなイベントを開催するには、ひとりの「核」が全部を面倒みるのは無理なので、ひとりを核とする仲良しのグループが、いくつかあって、誰が上とか下とかいうことなく、ゆるやかに協力しながらコトを進めると、うまくいくのかも。

なんて、つらつらと考えているんだけれど、そんなふうにゆるやかに協力しながらコトをすすめれる人たちなんて、いったいどこにいるのかという…。おおきな疑問。。

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