Posts tagged: 読書記録

白州次郎の本を読んで

By , 2009 年 10 月 2 日 10:25 AM

NHKのテレビドラマの影響もあって白州次郎の本を2冊と、白州正子さんのエッセイを1冊、読みました。
メディアマーカーの私のバインダーをご覧ください

全体の流れがいちばんよく分かり要領よくまとまっているのが上記リンクの本です。
太平洋戦争前後の今はなき「古き良き日本」(?)の香りが漂います。
吉田茂の名前とともに現役政治家の先祖(あるいは本人)の名前も頻繁に出てきて、興味深いです。
現在の日本国憲法が、こんなどさくさまぎれに、密室のなかで、しかもほとんどシロウトの手によって作られたんだなぁということにビックリします。だからこそ、戦争の放棄などという世の中の常識からして「ありえない」表現ができたんだとは思うけど。

でも白州次郎という人は、思ったままを口にするし、それをそのまま行動するし、すごく素敵な人だったと思います。NHKドラマの伊勢谷友介ほど神経質な感じじゃなくて、もっとばんからな感じのキャラだったみたい(でも伊勢谷友介のほうがカッコイくて好き)(^^;

もう一冊の北康利著の「白州次郎 占領を背負った男」の帯にあるキャッチコピーに
「プリンシプルを持って生きれば 人生に迷うことはない」
と書いてあって、かっこいいナーと思ったわけですが、プリンシプルとはなんぞや?

principle=原理、原則

要するに、なにを大切に思って生きるかということですね、そういうふうに言っちゃうとすごく月並みですが。

な〜な〜に生きてる私には、特別な「原理原則」なんてないしな〜、浮き草みたいだもんな〜…と思っていたんですが、でも最近、自分の中にも多少、正義感めいたものがあるなって、気がついた件。

ここに書きたいけど、ちょっと問題あって、書けないなぁ…残念っ!

この件はまたいずれどこかで…。

そもそも、私はどちらかというと正子さんの生き方に興味があったのですが、正子さんのエッセイも面白かったです。何冊もあるみたいなので、もうちょっと続けて読んでみようと思っています。

【読書】 人類が消えた世界/アラン・ワイズマン

By , 2009 年 8 月 27 日 10:27 AM

かなり斜め読みですが、どうにか読み終えました。
進行する環境破壊をさまざまな側面から紹介しながら、もしも今、突然人類が消滅したら、地球はどのように変化するかを想像する内容です。

読み進めると、環境を破壊するのはCO2だけじゃなくて、人類が開発したさまざまな素材や放射性物質が、人類なきあとも長く地表に残って影響を与え続けるだろうということが分かります。

ただし、大規模な地殻変動とか、隕石の衝突などが起きれば、それらの影響もチャラというか、現存する環境と生物を全部巻き込んで、またイチから進化のやり直しが始まるだろう、ということも、間違いなく言えるところです。

歴史的に見れば、地球は人類誕生のはるか前から生物をはぐくんでいて、CO2が多すぎるどころか、酸素自体が存在しない環境下から、さまざまな連鎖で今に至っているので、地球にとってみれば、多少のCO2やオゾンホールを通り抜けた紫外線や温暖化なんか「へでもない」わけです。

「地球にやさしい」というのは別に、CO2削減を意味しないよね…って、テレビのCMとか見ながら違和感を感じてるのは、私だけじゃないと思います。
それを言うなら「人間にやさしい地球環境を守ろう」であって。

えーと、本書の意図するところはもちろんその、人間にやさしい地球環境を守ることだと思いますが、描かれている「人類なきあとの世界」を読みながら、気がつくと、うっとりしている自分に気がつきます。

人類なきあとも、放射能汚染やさまざまな化学物質の汚染、火災による環境汚染も乗り越えて、いずれ自然は再生するし、また新しい進化も始まるんだろうなと思います。
さまざまな汚染に対応した種の進化。
すごいぞ自然。

それでも、一気に人類が死に絶えるというのも非現実的な話で、なんとか生きていかなくちゃならないとすれば、今、世界に広がる人間汚染の負荷を軽減するためには、人口を減らす方策が最も地球環境には優しいと思われるので、現在の日本や先進国の少子化傾向は、まさに地球にやさしいエコなライフスタイルで、賞賛されていいことのような気がします。

少子化対策という政策の意味がちがう。
地球環境に鑑み、日本の出生率低下傾向を維持し、世界にも少子化の波を広げよう、というのがただしい少子化対策かも。

みんなで減らそう、人間の輪。

【読書】ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる/鍵山秀三郎

By , 2009 年 8 月 6 日 10:28 AM

定価1,000円のこの本を、マーケットプレイスで99円(プラス送料)で購入しました、どーもすみません(‥;)

同じ値段でたくさん出品されていたんですが、たまたまイーブックオフで買ったら、ビニール袋に入れるかわりにビニール製のブックカバーがかけてあって、そのまま読めて本も傷まないので、「おお、いいじゃん」と喜んでいます(小さっ)(^_^;)

さて、気になる内容は、アマゾンのレビューのほうが詳しいので見てください(爆)
鍵山秀三郎というひとは、あのイエローハットの社長さんなんだけど、とにかく掃除、掃除、掃除をすることで会社を経営してきた(?)という方で、ほかにも、同様に、「トイレ掃除をするだけで運がよくなる」ということを言っていたのは…誰だっけ…小林静観さんは「ありがとう」と唱えなさいって言っただけだったっけ?…とにかく、この方のほかにも何人もいらっしゃると思います。

かくいう私も何冊かはそういう本を読んで、トイレ掃除はなるべくするようにしているんですが、この本を読んだら、もうぜんとトイレ掃除がしたくなり…もう、専用ゴム手袋とぞうきんを用意して、毎朝ガシガシ掃除をしています。(まだ3日目ですが)(^_^;)

トイレだけじゃなくて、家のまわりの雑草とかも気になるようになって、昨日ちょっと抜いてみましたが、暑さがはんぱなくて、たちまち滝汗なので、全部取り切れてないけどよしとしました。

ローマは一日にしてならず。

うちの掃除も一日で完璧にできなくても、毎日少しずつキレイにしていけばいいやって、思います。

…というわけで、なんか、今の自分のフィーリングにすぽっとはまった本。
鍵山氏ご自身は疎開で貧乏した体験からこういう生き方を始めたそうで、私の親たちとまったく同じ世代の方と思われます。

戦後の豊かな時代に育った私たち世代にとっては、黙々と掃除するだけで仕事がうまくいくなんて、どうにも納得がいかない気がするんですが、でもたぶん、こういう、一見関係なさそうなことが、結果に影響を与える「コンテキスト思考」につながるんじゃないかという感じがします。

この本は、論理的に表現できる「コンテンツ」に対して、直感的・感情的な「コンテキスト」が存在し、物事は往々にして論理を超えた「コンテキスト」によって動いていく…みたいな話。

最近、ビジネス啓発系本でも、右脳・直感・非論理的アプローチを重要視するものが増えたような気がします。
ここへ来てようやく、男の人たちも物事の本質に気づき始めたのねー、みたいな…(^_^;)
…どうもすみませんm(__)m

【読書】1Q84 / 村上春樹 ↓

By , 2009 年 5 月 31 日 10:34 AM

(今回Amazonのリンクはナシです)

「1Q84」を買いました。
村上春樹の新刊を買うのは「ノルウェイの森」上巻以来。
なぜ上巻かというと、上巻を読み切れずに下巻を買わなかったからで、それ以降、「ねじまき鳥」なども図書館で借りたものの読み切れず…あとはフォローしていません。

私の中で村上春樹といえば、「風の歌を聴け」〜「羊をめぐる冒険」+「ダンスダンスダンス」。もう最高に好きでした。

もともと、私は、シートン動物記やファーブル昆虫記、海外少年少女文学全集とか、少女探偵ナントカシリーズから読書生活をスタートして、アルセーヌ・ルパンに恋して、アガサ・クリスティのシリーズにドキドキし、SFや冒険小説ばかり読んできた人間で、文学について語るにはちょっと資格に欠けるところがあるんですが、
村上春樹の初期作品の、翻訳調の文章がすごく、新鮮で好きでした。

ナイーブで弱いけど友情を守るためには権力に対してきっぱりNOを言っちゃう「僕」にも好感を持てたしね。当時わたしもまだ20代でしたし(春樹氏は30代?)

かなり好きだったので、大ヒットした「ノルウェイの森」が読めなかったときには、自分でもびっくりしました。ぜんぜん面白いと思えなかったんですよね。
だって冒険・SF・推理的要素がないですから。。

そういうわけで村上春樹は過去の人だったんですが、例のイスラエルの「壁と卵」のスピーチに感動して…今回新刊が出たと聞いて興味を持ったんですが、
さすがに上下2巻を中身も見ずに買うのはアレだったので、本屋でパラパラ見て
「これなら読めそう」
と思ったので購入しました。

とりあえず文体的には読みやすいです。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」なんかに比べると、どこで・だれが・何をしているかがちゃんとわかります(なんだそれ)

2人の人物の行動を同時進行で追いつつ、回想シーンも織り交ぜる難しい構成も、難なくこなして、混乱することなく読み進むことができます。

しかも私の大好きな、冒険活劇系ストーリー仕立てなことは、最初の章からわかって、わくわくしながら読みました。

…ところがストーリー自体はテンポよく進むのに、どうも雲行きがおかしい。
だいたい、異常なまでに性描写が多い。
男も女も10歳の少女まで。
夫による妻へのDVが描かれていて、はて、村上春樹は社会派転向か?
…と思いきや、当然ながらそんなことは全然なくて、最後は結局…

…書いちゃダメですよね。発売直後ですからね。。

えっと、冒険活劇とハッピーエンドを希求して、長い物語をたどってきた私としては、ぜんぜん納得いかない結末でした。

まるで「ダンスダンスダンス」と同じ!って、私には思えました。
羊がリトル・ピープルと言い換えられたくらいで。

(「海辺のカフカ」の続編だという話もあるので、くわしいことは全部読んだ方の書評を参考にしてください)

世界がちょっとずれちゃった感じがしたり、他人とかかわれない疎外感があったり、孤独だったり、怖かったり、そういうのって、ちょっと感覚の鋭い人なら誰でも感じることで、ナイーブだというのは悪いことじゃないと思います。

ただ、袋小路になってるところを何度旅しても、袋小路は袋小路なんだろうと思います。

救いを求めるにも、現代にはすでに神はなく、途方にくれる気持ちもわからないでもない。

でもだからといって結局Sexに、あるいは女性に癒しを求めるしかないって、なんか、違うような気がする。

なんだか違うような気がするんですよねえ。
ていうか、20年前なら、共感をもったかもだけど。

でも、文学っていうのは基本的に書き手が書きたいことを延々と書いていい芸術のジャンルだろうと思うんで、出口のない袋小路が書きたければ延々と書いてよくて、
たぶん私のほうがその場所においては異邦人なんでしょうが。。

とにかく、性描写が多過ぎ。
さいごらへんは気持ち悪くなったほど。
春樹氏の本に出てくる女性は、言葉でコミュニケーションとれない人が多いので(女性というか登場人物全員がそうですね)、セックスが唯一のコミュニケーションツールみたいな感じですね。

そういうのってある意味気の毒。
もうちょっと、根気よく、話あおうよ、人間なんだから…。

さらに、SF冒険活劇好きから言わせてもらえば、お祓いするのに10代の少女と交わるなんて、B級過ぎで興ざめ。

社会派転向はないけど、渡辺淳一路線はありかも(=すみません、渡辺淳一も読んだことないんで、イメージです、イメージ)

ああ、なんか、書けばかくほどくそみそな感想が…。
前半面白くて、くどい性描写に耐えながらいっしょうけんめい読んだだけに、満たされないエンディングでもやもやします。

というか、たぶん、エンディングに問題があるんじゃなくて、くどい性描写のほうに耐えられなくて、味わうべきところを味わいきれなかったかも。。

でも、村上春樹の魅力はこの、満たされないエンディングにある、という説もあって、だから気になって、次が出たときまた性懲りもなく買ってしまう…という効果もあるようなので、これでいいのかもですが。

あたしは、ちょっと前の宮部みゆきみたいな、安心して読めてちゃんと感動できるストーリーが好きなので、やっぱ、ブンガクはパスです。
なんかこう、ガツン!と面白い本ないですかねえ。
東野圭吾か、恩田陸とか、どうですかねぇ。。

Macで蔵書管理 / AmaTunes

By , 2009 年 5 月 24 日 11:27 PM

以前から、同じ本を2度買ってしまうということが時々あったのですが、最近またこの傾向がひどくなって…実際に買ったのか、それとも買おうか迷っただけで「あとで買う」にしてあるのか、あるいは…?

で、蔵書目録を作りたいけど、タイトルを入力するなどの作業はとんでもない。
(ブログに書くときにAmazonのリンクを作るだけでも、めちゃくちゃめんどくさい感じがするんですよね。。もちろんそれ用のプラグインも試したんですが、どーも思うような表示にならないため、毎回Amazonでタグを出力してコピペしています)

そんな私に最適な?
すごいツールを見つけました。
Amazonのデータベースから本の情報をひっぱってきてiTunesで表示するツール。
その名もずばり「AmaTunes」(^-^;
http://blogger.splhack.org/2007/10/amatunes.html

上のページの「バイナリ」のほうをダウンロードして軌道すると、iSightが開きます。(OSをインストールするときにみるだけで、通常使わない機能なので、いきなり自分が映ってびっくりします)(^-^;

気を取り直して、本の裏にあるバーコードをカメラにかざします。
(2つあるバーコードの上のやつみたいです)
(我ながら怖いです=写真)(^-^;

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読み取りが成功すると、赤い線の部分が緑色になって、ぴよ、ぽん!みたいな可愛い音がして…
iTunesが起動して、こんな具合に…
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ぴらぴらぴら…と、表紙をスクロールすることができて、いい感じ。
出版社その他の詳しい情報は、リスト表示を右クリック「情報」からみることができます。
感想などをメモしたい場合は、この情報ウィンドウの「コメント」に書いておくといいでしょう。。

本をカメラにかざす以外になにもせず、そしてなにも買わずに、とりあえずリストが作れるのって、すごい!と思うんですが、果たして使いこなせるかどうか。
とりあえず、本の実物をパソコンの前に持ってこないといけないので、片付けちゃった本は後回しにして、今積んである本と、これから、新しく買った本については、かならず「かざす」のをお約束にしようと思います。

あと、本のリストをiPhoneに入れて持ち歩く時のコツがこちらで紹介されています。
http://ameblo.jp/shiogama-gadget/entry-10162084382.html

レッツトライ!

【読書】 敗北を抱きしめて 上 増補版—第二次大戦後の日本人 (単行本) / ジョン ダワー

By , 2009 年 5 月 17 日 3:09 PM



長女が大学の授業用に図書館で借りてきたのが置いてあったのでこっそり読んでみました。下巻がないので、とりあえず上巻の感想です^^;

太平洋戦争の終戦直後の占領期の日本の様子について書かれた歴史書です。
書いたのはアメリカの歴史学者、ジョン・ダワーで、本書はピュリツァー賞を受賞しているそうです。

読んでみると、ガイジンが書いたとは思えないほど、庶民の感覚に近い描写に驚きます。
小さい頃から耳にタコができるほど聞かされた、母や伯母たちの戦時中の話を思い出した。ジープに乗った米兵を追いかけてチョコレートをねだった話とか、初めて見た総天然色の「風と共に去りぬ」の映画で感動してアメリカに憧れた話とか。

さらに意外なことに、自分自身の小さい頃見た風景がよみがえったりしました。

私は昭和35年生まれなのですが、幼稚園の頃までは、街で普通に戦争の傷病者が乞食をしているのを見ましたし、戦後に建ったバラック小屋も、場所によっては残っていました。ちょっと田舎へ行くと防空壕の跡とか。おじいちゃんの家には旧字体の文学全集があったり。家の外の道はアスファルトの舗装がしてなくて、雨が降るたびに水たまりができてたとか。

戦後の教育改革で、生活綴り方教育が復権したくだりでは、私自身、小学校1〜2年で担任してもらった先生が、作文教育部会に所属していた先生で、1年間に3センチくらいの厚みになるくらいの大量の作文を書いた記憶が蘇ったり。

終戦直後のことなんて、はるか昔の、歴史上の出来事って思って読んでいたのに、意外にも、それは私自身の生まれた時代と境目なく繋がった時代だったってことに気がついて、妙〜な感覚にとらわれました。。

タイムスリップ…?みたいな。

小さい頃のことを思い出していくと、大阪万博があった1970年を境に、いろんなことが変わった気がします。家に電話がついて、テレビがカラーになって、あとは、なし崩し的にすべてが効率第一、スピード重視、成果主義になって、気がつけばポストWeb2.0的な、地域と時間の制約からも自由にならんと欲するボーダーレス世界がすぐそこに…??

長女が上巻しか借りてきてないので、下巻も借りてきてって頼みました^^;
下巻には天皇制の話とか出てくるみたいで、あんまり、ややこしい話はパスだなぁ〜みたいな…^^;
なにせノンポリで軟弱な高度経済成長Kidsなんで、どーもすみません(>_<)

【読書】神々のWeb3.0 / 小林雅一

By , 2009 年 5 月 8 日 10:58 AM



たまった本の山を消化中。。
この本は、横書きのせいかかなり読みにくかったですが、中身はけっこう良かったです。タイトルに過剰反応することなくさらっと流しましょう^^;
(後書きで自ら、「次に来る大きな変化(パラダイム転換
は、今あるエコシステム(ウェブ)を超えるものになるはずだ。したがって我々はそれを、ウェブ3.0とは呼ばない」というティム・オライリー氏の言葉を引用しています)

現在、WEBがすごく進化してるってのはなんとなく分かるんだけど、具体的にどこがどう変化しているのかを見極めるのって、けっこうムズカシイと思います。

というのも、私たちのWEB体験自体がてんでばらばらで、自分はこういうふうに使うけど、隣の人は全然違う使い方をしてる、という様相を呈してきているのが、今のWEBの現状だと思うからです。

なので、なるべく客観的に、自分以外の人も含めて、今WEBはどう使われていて、どこに未知の可能性が残っていて、世界はどちらに向かって進もうとしているのかを自分なりに嗅ぎ取ることが、何より大切だと思います。

この本では、おおざっぱに言えば、世界のWEBは、モバイルとコミュニケーションの方向に進む、としていて(まとめ方がおおざっぱ過ぎるかも)^^;
現在のいろんな人の考え方のメインストリームを上手にまとめてあるように思います。私は個人的にGoogleのアンドロイドがすごく注目されている理由がようやくわかって良かったです(汗)

何事も、渦中にあって、流れの方向を見極めるのって難しいと思うんですが(経済状況なんか、その最たるものですね)、どんな分野であれ、起きている事象をどのように見て、何を読み取るかが大切。というかそれがすべてだなと、なんとなく思いました。

【読書】フラット革命 / 佐々木俊尚

By , 2009 年 5 月 3 日 10:38 PM

誰だかよく知らないままにこの方をFriendFeedでフォローしていたら、最近、本を書く人だということが分かり(すみません)^^;
Amazonの著作一覧の中から、面白そうなのを1冊買ってみたのがこの本です。

内容は帯のコピーそのまま…「大新聞・巨大メディアの没落、ネット右翼と左翼の対立、ミクシィ的人間関係、出会い系、ブログ炎上と終わりなき論争」…

でも、ネットを外から眺めた評論家的考察ではなくて、著者自身がどっぷりネットにハマり、いわば当事者として、現在起きている変化についてまとめた本です。
(後半の「ことのは問題」の章では、まさに当事者として、もめ事に巻き込まれてしまった顛末も語られています)

表題の「フラット革命」というのは、現在起きている変化、つまり、新聞・テレビ・雑誌というマスメディアによってフィルタリングされた画一的な情報に依存する時代が終わり、玉石混交で殺伐とした、しかしナマの情報が飛び交うネットというメディアへと、情報発信の中心が移行しつつある状況を指していて、筆者はそこに現れてくる渾沌とした世界の中で、「いったい誰が”公”を担保し得るのか」ということを、繰り返し問うていきます。

同じネット利用者であっても、私なんかは、遠くの人と知り合ったりする「友愛」的目的しか持っていないので、本書のテーマである「公は誰が担保するか」などということは、考えたこともありませんでした。

当然、ブログにもいろんなことを無責任に書き散らしていますが、これがアルファブロガーだったり、さらには、ネットジャーナリスト的立場になると、同じく対価を受け取らないボランティアベースな活動であったとしても、その社会的な影響力からして、どうしても、公(パブリック)な責任を負わざるを得なくなる、ということが、あるんですねー。

考えたこともありませんでした^^;

…ていうか、私、たかだかブログでそんな責任を負うのはイヤだし。
アルファブロガーじゃなくて良かったー、いつまでもこうしてのんびりバカ話書いていられて、しあわせだなー。なんて思ってしまった私は万年庶民ですね^^;

7月には「ノマドワークスタイル」(光文社新書)、「2011年マスメディア消滅」(文春新書)の2冊が新刊で出るそうです。
タイトルを見ただけでも、どちらも面白そうですね。

FriendFeedで、後者の内容が少し流れていたので勝手に紹介しますが…

これまで新聞やテレビは、垂直統合したメディアでした。つまりコンテンツとそれを運ぶコンテナーが統合されて、パッケージとして提供されていた。
しかしこれから、コンテンツとコンテナーは分離していきます。新聞やテレビは単なるコンテンツ提供事業者となり、広告や課金のボトルネックを握るのは、コンテンツ配信業者であるコンテナープラットフォームのグーグルやヤフーのような企業。
いまだに新聞やテレビは配信プラットフォームを維持しようと必死になっていますが、もうそれは不可能です。
彼らオールドメディアに残されているのは、配信プラットフォームであることを捨てて、いかにして秀逸なコンテンツ提供事業者になれるかどうかということ。

これっていうのは、たとえばテレビ局が資金提供をして、制作会社に番組を作らせて、新しく台頭してうるコンテンツ配信業者に販売する、というようなことなんでしょうか。
そうすると新聞社の場合は、紙媒体の販売から撤退してニュースだけ集めてきて売る、というようなモデルでしょうか。(ちょっと想像ができませんが)

気になります。
「ノマドワークスタイル」も面白そうです。
Amazonに登録され次第、予約したいと思います。

【読書】 エ/ン/ジ/ン…中島 京子

By , 2009 年 4 月 26 日 11:02 PM

地元中日新聞に時々掲載される豊崎由美の書評で褒められていたので読んでみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E5%B4%8E%E7%94%B1%E7%BE%8E



文芸書にしてはテンポよい謎解き仕立てで(文芸書?ブンガク?ちょっとジャンルは分かりません。あまりこういうの読まないもので)、読み始めたら一気にぐいぐい読めました。

実はAmazonに、作者本人のビデオレターがあって、それが気に入って買ってしまったんですが、こんなふうに先に作者の動く映像を見てから読むと、「ああ、あの人はこういうことを大切に思ってこれを書いたんだな」みたいに、作者のキャラも含めた作品世界を楽しむことができました。

多分、そういうのは邪道だとか、作者の人となりとは別に、独立した作品世界で勝負すべきとか、いろいろ意見がありそうですが…(うちの娘がそのクチで、受賞した俳句が本に掲載されるにあたって、写真掲載を拒否していました。。高校生でそんなことするヤツは珍しい)

私は別に、作者自身がそのことに違和感を感じていなければ、それでよしという気がします。
ハリーポッターも指輪物語も、作者の顔(というか言動)が見えてる状態で執筆が進行していたわけですし。
日本でも、京極夏彦さんとか、作品世界と本人がすごく近い感じ(=なりきり?)ですよね。

ところで、最初に書いた豊崎由美という人の書評はすごく面白いです。
と言っても、新聞に載ったのしか読んでいませんが。
文学オタクというのでしょうか、テレビのマンガ夜話級の情熱でもって文学を語り尽くす、みたいな感じで、通常の小難しくて退屈な書評とは全然違って、それ自体が面白いです。

さすがに豊崎女史がどんなに勧めても、芥川賞受賞作品とか、全然読む気がしませんが。。
(宇宙人、恐竜、タイムスリップ、魔法使いなどが出てこない本が読めない人=私)
最近じゃあ、フィクションより、ノンフィクションのほうが奇想天外で面白かったりしますね^^;

【読書】迷惑な進化 / シャロン・モアレム( with ジョナサン・プリンス)

By , 2009 年 4 月 22 日 2:09 PM



久しぶりに本の紹介。
遺伝子や進化を扱う科学系本ですが、もう、とんでもなく面白いです!

「ウマいっ!」と叫びたくなる言い回しがたくさんあって、たちまち付箋がいっぱいに
Uploaded - 09\04\22

どんなことが書いてあるかというと…

完成したヒトゲノムに見つかった大量の「ジャンク」DNAは実はウィルス由来。というか、ウィルス自体が自分自身をコピー&ペーストして、人間のDNAになりすましているようなものなんだけど、そいつらは、もともとウィルスだっただけあって突然変異を起こす能力はめちゃくちゃ高くて、宿主の細胞が危機に見舞われた時に、いちはやく新しい変化を起こして、結果的に、人間のDNAを進化させてくれる共生体であるとか。

あるいは、遺伝子の配列がまったく同じでも、特定の物質と反応することで、その遺伝子が持つ働きの発現度に違いが出ることが分かって「エピジェネティクス(後成遺伝学)」というジャンルまでできているとか。

たとえば親がジャンクフードばかり食べて、栄養素に偏りがあると、胎内の子供は「外界は飢餓状態である」と判断して、栄養をためこみやすい身体=太りやすい体質で生まれてくるみたいな例もあって、つまり、遺伝子配列さえOKならすべてOKっていうわけじゃない、とか。

一番ぶっとんでるのは最後にちらっと紹介されている「水生類人猿説」。
他の霊長類と違って、人間だけが体毛が薄くて、直立歩行用に骨格が変化していて、おまけに皮下脂肪を蓄えていることを説明するのに、

「ある時期人間は、水中に暮らしていた」

と考えるのがいちばん合理的かも?だそうです。
そうであると仮定すれば、現在でも水中出産をしたほうが、痛みも少なく陣痛の時間も短く、おまけに出てきた胎児はじょうずに前足(腕だ!)を動かして泳ぐ動作をすることなども、納得できる、とか。

トンデモ本じゃなくて、多分、ちゃんとした科学の本だと思うんですが^^;
とにかく面白くてどんどん読めます。
後書きを見たら、この共著者?のジョナサン・プリンスという人は、元クリントン大統領のスピーチライターだった人なんですって。
道理で。
話に引き込まれるわけだわ(笑)

科学ネタ好きな人には超オススメの一冊です。
あ〜楽しかった!

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