Category: 経済社会

マイケル・ムーア監督と、社会相続的社会主義運動について(謎)

By , 2009 年 12 月 3 日 9:10 PM

NHKのクローズアップ現代にマイケル・ムーア監督が出演していました。
マイケル・ムーア作品をYouTubeだかなんだか、ネットでしか見てない私が、偉そうに語ることはひとつもないんですが…。

新作「キャピタリズム」に
「権力を握るものたちは、必要以上に不安や恐怖を植えつけることで、人々をコントロールしている」
とイギリスの元議員さんが語るシーンがあるという話題など、他でもない、世の中の物事の負の面にスポットを当てて、新しいものはなんでも危険、被害者が続出!というトーンでレポートすることで有名なあの!「クローズアップ現代」で、そのセリフ。笑えました。。

(クローズアップ現代ではその昔、セカンドライフブームのときに、知り合いが数人、捏造すれすれの事実誤認の取り上げられ方をされたので、それ以来、マスコミ不信です)

それはさておき。

今回の作品をもって、マイケル・ムーア監督は「休養したい」そうで、「今度は、映画を見たみなさんが、立ち上がってください」とのことです。

人口の1割が残りを合わせたより多い富を独占し、貧しいものはとことん貧しく、富めるものはどこまでも富み、「こんなのはアメリカじゃない!」と叫ぶムーア監督の気持ちはよくわかるし、私だって、何かできることがあるなら立ち上がりたい気持ちは大ありですが、今、私たちが抱えている最大の問題は、

何をどう変えたらいいのか、それが分からない。

ということです。
立ち上がりたいのはヤマヤマなんですけどねー。
何に立ち上がればいいのかわかんないってのが、ねー。

http://newsweekjapan.jp/column/machiyama/2009/09/post-60.php

上の記事など読みますと、ムーア監督自身は、社会主義などの体制の問題ではなくて、本来弱者の味方であるべき「キリスト教」が、弱者を切り捨てる諸悪の根源になってるところに、怒りを感じているという指摘もあり。

現在の資本主義にかわる何かを作り上げるのならば、みんなで知恵を出しあえば解決するかもしれませんが、ここに神様がかかわってくると話はややこしいですね。
2000年も前に死んだ人が「ああ言った」「こう言った」という伝聞情報でもって、私たちの今後を議論するなんて、不毛すぎ。。

イスラムはイスラムで、弱者救済の思想を持っていると言われていて、イスラム社会主義みたいなことで、守りあう体制が機能していて、今後も続くなら続けていただくとして。

日本みたいな、比較的宗教から自由な国なら、神様の干渉を受けずに、新しい社会体制を議論できる可能性があるかも。

いずれにしても、私たちが望む新しい体制は、かつての社会主義とは異なる、経済活動も、言論の自由もさまたげることなく、民主主義と共存できる形の経済体制であるべきですが、でも機能としては社会的弱者を守る、高福祉な社会であることは間違いないと思います。

私にはやっぱり、この間の小飼弾氏の「相続税100%」社会が、究極の理想なように思えるんですけど…。

そうすれば、鳩山家だけが、母親から億単位の活動資金を援助されて、賄賂などもらう必要なくクリーンに政治活動ができるという、そういう政治家間での不公平も是正されるし、庶民議員さんたちには好感度高そう。

庶民の暮らしでも、遺産相続で兄弟姉妹が骨肉の争い、という話はよく聞きますし。

最初から相続するものがなければ、争いも起きない。
日本の平和のために、遺産は国庫に収めましょう。

※社会相続運動だったら、私も運動員として参加したいです。そういう「なんとか運動」ってやったことがない世代なので、ちょっとロマンを感じたりします。

草食系起業家大量流入か?

By , 2009 年 11 月 26 日 10:01 AM

池田信夫Blog 人生の出口戦略より

きょうの磯崎さんのアゴラ起業塾は、すごい熱気で私も驚いた。講師の話も濃密だったが、100人近い満員の聴衆が、具体的に起業のノウハウを求めて食い下がるのが印象的だった。失礼ながら、船が傾くと鼠が逃げ出す光景を連想してしまった。特に今の30代以下には、「終身雇用」という言葉は建て前以上の意味をもたない。40過ぎてつぶしがきかなくなる前に出口をさがさなければ、手遅れになるという感覚が広がっているようだ。

起業セミナーが盛況なのは今に始まった話ではありませんが、かつては、起業に憧れる人はいても、実際に起業する人はほとんどいなかったですね。

最近の雇用情勢では、望むと望まないとにかかわらず、起業するしか生きていくすべがない、という人も増えてくるかも。

昔は、「一国一城の主に!」「やってやるぜ!」みたいな、気合いとガッツありまくりな人が起業するものでしたが、今後は、会社をクビになっちゃいました、新卒ですが就職先がありませんでした、という人が「だから仕方なく起業したんです」という時代に。

草食系起業家。

池田信夫さんや大前研一さんなら「おまえらには気骨がタリン!中国人のアニマル・スピリッツを見習え!」と雄叫びを上げそうな、ひ弱な感じの起業家が、続々と現れるかも。

でも、特にやりたいことがあったわけでも、特殊な技術やアイデアがあるわけでもない起業って、実際問題成り立たないので、自然と、「寄らば大樹」の大樹探しに走るわけですね。

起業や経営セミナーは今後当分、右肩あがりの成長産業ですね(競合も多いので、おいしい業界かどうかはわかりませんが)

でも、昭和生まれはお人好しだったので、なけなしの資金をはたいて、コンビニ経営に走ったりしたけど、今の若い世代は世の中の裏事情に詳しいし、そもそも資金がないので、コンビニも開けません。

起業の可能性があるのは、各種コンサルティング業と、WEB制作業の2種類だけでは?
WEB制作関係ではすでに、たとえばアメブロを利用したマーケティング指南、みたいなことで、WEBサイトを実質制作すらしないコンサル業も現れていますし。

HTMLのタグを知らないWEBコンサル。
おそるべし。

でも今後はそういう無料または無料に近いWEBサービスの利用がどんどん進むので、本当の意味でのWEB制作者と、その使い方を指南するコンサルタントとの分業が進む(あるいは食い合う)でしょう。

確かに、無料のアメブロだけで商品が売れるようなことになれば(情報商材とかをイメージすれば、おおいにありうる話と思います)、何十万円もかけて自社サイトを作る必要ありませんからねぇ。
ま、会社の規模にもよるのでケースバイケースですが、伸びしろがあるのは、WEBの知識ゼロの個人と、個人経営の中小零細企業でしょうから、やはり、コンサルティングがメインでWEBサイトはオマケ(無料)というパターンが主流になりそう。

今話題のあの本(私も読んでます)
 ↓

優良なお客さんを抱えている既存の制作会社は影響少ないかもしれませんが、新規参入が増えるとWEB制作料金が暴落すると思いますよ。いろんな会社を短期間ずつお試しできる時代が来るかもね。ドメインだけ自分で管理できれば、業者(サーバー)を乗り換えても平気なので、理想的なんですけど、ちょっと難しいかな。

ハローワークだけが選択肢じゃないはず

By , 2009 年 11 月 16 日 6:59 PM

派遣切りにあった。
正社員だったけどリストラされた。
ハローワークに通ってるけど仕事がない。

毎日毎日同じことばっかりニュースで流してるけど、なんとも進歩がないことですね。仕事がない時に仕事を探しても、ないものはないのであって、しかたがないじゃない?
仕事が増えるのを待つ間、何か、物を売ってみるといいと思います。

同じくテレビのニュースで、後進国のマイクロファイナンスの話などで出てくるファイナンスされる側の人は、たいてい、市場で小さいブースのようなお店を出して、手に入る限りの食料品だの衣料品だのを並べて売ってるけれど、日本だって、働きたいのに仕事がない人はしょうがない、公園や歩道で、好きな物を売って良いことにしたらどうでしょう。

近くの商店街から商売の邪魔だって苦情が出そうですが(^^;
市街地の活性化にもなって、よろしいんじゃないでしょうか。
ビジネスとかいうとややこしいけど、物を並べて売るというのは、すべての基本な気がするんです。売れたときの、あのうれしさを一度でも味わうと、人生の楽しみが広がる気がします。

ほとんどの人は商品を持ってないので、何を売るかというのもひとつの問題ですが、それを考えること自体も、脳トレになります。

2001年頃に、(経営者だったため)失業保険もないというのに夫が突然ひきこもって、いきなり生活費がゼロになっちゃった時、困り果てた私はハローワークに通わずに、自力でリサイクル品を売るなどして乗り切ったわけですが、その頃に、ネットでいろいろ探したら、じつにさまざまな「アイデア商法」が見つかったものです。

ひとつ記憶に残っているのは、「屑野菜活用ビジネス」です。
近くのスーパーで屑野菜(キャベツの外側の固い葉とか、白菜のしんとか)をタダでもらってきて、それを自宅で細かく刻んで、近所のコロッケ屋さんに具材として卸すのです。

スーパーでは廃棄物が減るので喜ばれるし、コロッケ屋さんでは、いままで普通の野菜を刻んでいたのを屑野菜に変えれてコストダウンができるし、双方に喜ばれてお金ももらえる。

…というような話でした。
野菜屑ビジネスが実際にそんなにうまくいくかどうかは別として、こういうアイデアを
・自分で考える
そして体当たりで
・やってみる
というところから、人生って開けていくと思うので、ただただハローワークに通って「仕事がない」「仕事がない」と言っているヒマがあったら、図書館でアイデア発想法やビジネス書でも読んでみたらどうかと。
ハローワークに通いながらでも、それくらいできるだろうと。

貧困ニュースを見るたびに、そう思うのです。

何もないところからアイデアをひねり出すのって、意外にエネルギーが必要なんですよね。
2001年の頃には、私も必死になって「何をしたらいいだろう」「どうしたらお金を稼げるだろう」と寝ている間もずーっと考え続けていたので、毎日、ふらふらでした。
(トイレに起きるたびにそのこと考えてましたもん。最近じゃあ、わけのわからない夢など見てることが多いです)

多分、当時はかなり目つきが異様だったんじゃないかと思いますが、お金をもうけるって、ただ待ってるだけじゃなかなか、できることじゃないと思うっすよ。

僭越ながら便乗で、勝間和代論とか

By , 2009 年 11 月 11 日 6:35 PM

前回エントリーの「勝間和代vs池田信夫」は、結局のところ、議論などかみ合うわけもなく、くだらない展開になったらしいので、ウォッチは終了です。
どこで何が起きたか分からずじまいながらも、以下を読むと、まぁ多分くだらないことだろうから、分かんなくてもいっかぁ〜的なことで。

「複雑な問題」というのは、単に整理されていない問題だから 〜続・池田信夫論


誰かのブログのコメ欄などでやるならまだしも、Twitterなんかで展開されてもね−。そんなもん追えるか。
今回の議論(議論になってない)の中身は置いといて、今回の件について、あちこちのブログで言及されてるのを読むにつけ、ほんとに今は勝間和代さんの独壇場だなぁという感想。

成功するということ、あるいは多くの人の注目を集め影響を与える立場になること、について考えさせられます。

つまり…

・成功するためには、必ずしも正しいことを言う必要はない、というかあえて、少し間違っていて、誰もがツッコミを入れたくなるようなことを言うことである(ツッコミどころを残してさしあげるサービス精神)

・反対意見に出会っても行動レベルで「ひるまない」「あきらめない」「止まらない」(内心の葛藤は別として)
40代前半の女性の彼女が、年上の男性からバッシングを受けること自体が、人気向上の要因になっている。

・彼女は、年上・先輩・社会的強者の言うことを素直に守り、いい子でいることが成功の秘訣だった昭和の常識を覆す、21世紀風の成功哲学を体現したアイコン(象徴的な存在)になっているのではないか?
高学歴・高年齢・高地位の人がバッシングすればするほど一般ピーポーからの人気が高まる構図。今や誰も彼女を止められない。

…などということを、つらつら考えましたです。

本来ならば、ほりえもんの成功とIT系ビジネスの興隆で、第二の三木谷がいっぱい現れて終わばよかったものを、利権に執着する年寄り連中がみんなして引きずり下ろして(というふうに、ライブドア株とか買ってない一般ピーポーには見えてたはず)、これから働き盛りという青年たちが

「ぼくらのヒーローは誰よ!」

と未来を見失ったところに、どこからともなく勝間和代が超然と現れ(本人には、そのポジションを狙うつもりはなかったでしょうが)

そして、専門外のことでもなんでも構わず堂々と意見する女神のような(?)この女性に、みんな、頭がくらくらっとしてしまった…というところではないでしょうか。

しばらくは静観ということで。

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