Category: 読書記録

【読書】セカンドライフ 仮想コミュニティがビジネスを創りかえる/ワグナー・ジェームズ・アウ

By , 2009 年 11 月 19 日 10:15 PM



どこかで…多分FreiendFeedでオススメされていたので読んでみました。
非常に「なんで今さらそんな」って感じもありつつ、やっぱ読んどかないと的な強迫観念に襲われ。。

2007年に執筆され、日本では2008年に出版された本ということで、セカンドライフのそもそもの始まりから、ちょうど日本のブームがピークになった頃までの経緯がよくわかります。
著者は2003年から2006年まで、リンデンラボから直接依頼を受けて、従軍記者のような自由な立場からセカンドライフ内で起きていることを取材し、ブログなどに記事を書いてきたプロのライターです。フィリップ・ローズデールの生い立ちや、リンデンラボ創設の経緯、そしてセカンドライフが今のような形になるまでの試行錯誤のプロセスが紹介されています。

それと同時に、創設期から2007年までの間に、セカンドライフの中で「起きたこと」を詳しくレポートとしているのが特徴です。

セカンドライフに熱狂する人々、ボランティアとしてセカンドライフをサポートしようとするユーザー。逆に、セカンドライフ内に現実の戦争や争いを持ち込み暴れる人々。セカンドライフ内のビジネスと、リアルライフの関係。アバターを介したコミュニケーション、恋愛とセックスなどなど。

およそセカンドライフ内で起きる出来事の類型がすべて網羅されていると思うほど。
紹介されているのは、日本でブレイクする前の、アメリカを中心とする欧米の事例なんだけど、その後の日本で起きたことと驚くほどそっくりで(戦争や暴動は除いて)

なんかこれ、どっかで見たような気がする…って、強烈なデジャヴ感。
懐かしいを通り越して、寂しささえ感じてしまったほど…(~_~;)

でもあれからセカンドライフの機能がさほど変わってない以上、セカンドライフでできることと起きることは、ここに書いてあることがすべてかな、と思います。
あとは「できること」を何度も繰り返す中で、各コンテンツが洗練されて、クオリティが高まっていくだけ。

「だけ」なんですが、実はそれこそがすごくて、あのセカンドライフでこんなことが!というような質の高いコンテンツが、いつのまにかどんどん増えている…というのを期待してるんですよね、私(完全に観客モード)

2008年から日本のセカンドライフ人気が下落したのを見て、セカンドライフなんてもうだめだとか言う人がいるけど、それは見当違いで、セカンドライフは創造力とスキルのある人が参加したときに、最も、良さが生きるサービスだということがようやくはっきりしたというだけのことではないでしょうか。
現に、今もセカンドライフ内で活発に物を作り、イベントを開催している人たちがたくさんいる以上、「終わった」なんて誰にも言えないはず。

私としては、今まで通りに創造力とスキルのあるクリエイターと、ゲーム内コミュニケーションのスキルの高いユーザーが、好きなように遊んで、ますますクオリティの高いコンテンツを(結果として)作り出していくことが、すなわち、セカンドライフということなのだと、思います。

それでリンデンラボの経営が成り立つならば、それでいいじゃありませんか。
いちいち外野が終わっただのなんだのって、うるさいし。
そもそも、月額課金とかアイテム課金のビジネスモデルじゃないんですから、ユーザーが多けりゃいいってもんでもないんだし?

【読書】 日本辺境論/内田 樹

By , 2009 年 11 月 19 日 10:48 AM



アマゾンのリンク画像には写ってないんですが、赤い派手な帯のキャッチコピーがすべてを言い尽くしております。
「日本人とは何ものか?鍵は「辺境」にあり!これ以降、私たちの日本人論は、本書抜きでは語られないだろう。」

内田樹<ruby>うちだたつる</ruby>先生はブログで時々経済論をぶつこともありますが出身は文学部。専門はフランス現代思想ということですが、日本や世界へのあくなき興味と関心から、さまざまなジャンルを横断するような切り口で物事を語るので、読み物として面白いです。

本書でご自身が触れていましたが、内田先生の本が読み物として面白いのは、意図して読み手に伝わるような日本語で書いているというのもひとつの要因です。これに関しては後述するとして…。

内容ですが、日本人に「辺境人」という表現をあてはめたとき、見事に説明できる私たちのメンタリティに、思わず納得。
・つねに「きょろきょろ」と中央の動向を気にする私たち
・中央が先端で自分たちはいつも遅れているという意識
・追いつくのは好きだけど、トップに躍り出て世界を先導するなんて無理って思う気持ち
などなど。
それらをすべて「有史以来、辺境に生きてきたから」ということで説明できちゃうって、すごい。

その上で、内田先生の主張は「だから欧米なみに中央をめざせ」ではなくて「辺境人らしさを貫いて生き残れ」です。

ジャック・アタリの「21世紀の歴史」の予言(?)のように、世界の中心がアジアに戻ってくる(※ジャック・アタリの論では、世界の中心は中東・ヨーロッパのあたりから始まったことになっていたような気がしますが、中国方面でも同時進行で世界の中心を作っていたと思えば、あっちから来たものがこっちに戻った、という見方もできましょう)

としたら、もしかして「日本経由?」と思ったけど、やっぱりそれはありえない、というエントリーを先日書いたばかりの私としては、

「日本辺境論」における
「辺境であることこそが日本らしさなのだから、万が一、日本が世界の中心になるなんてことになったら、そこはすでに日本とは言えない」だから「日本人は世界の中心になることを選択しない」という説に

「やっぱりか!」

…とよく分からない納得の仕方をしたのでありました。
理由はともかく、ニッポンが世界のクリエイターを引きつけて、新しいもの(産業・文化・価値感)をどんどん生み出すなんて、誰も思えないでしょう?
TOKYOが世界都市になってそこで一番になるよりは、今、活気がある国へ行って一旗揚げたほうが楽しそうって、能力のある人はみんな、思ってるんじゃないかな?

なんか出て行きたくなっちゃう国。それがニッポン。かも。

おっと、本の内容からかなり逸脱して、自分の妄想に走ってしまいました。
本書の後段では、
・学ぶとはどういうメカニズムか
・日本語の特異性
なども語られていて、おもしろいです。

日本語は、真名と仮名、大和言葉と漢語、男言葉女言葉、という感じで2種類の「言葉と表記」を共存させている言語だから、本来の言語である大和言葉を浸食されることなく、外来語を漢語としてどんどん取り込むことができ、その結果、あらゆる学問を、日本語だけでなんとか語れる環境ができている。

そのような日本語の機能に助けられて、日本人は外国の知識や技術をどんどん吸収し、中央に併合されることなく、辺境人のまましたたかに生き残ってこられた。

というわけで、漢語・大和言葉ハイブリッドな日本語って、超便利〜♪ って話。

この、大和言葉の存在については、あまり意識してない人が多いと思うけど、私は中学校教師になったときに、そのことに気がつきました。

「こいつら、漢語で話しても、伝わらない!」

たとえば、
×「この書類は明日提出ね」
○「この紙は明日持ってきてね」

書類ではなく紙、提出ではなく持ってきて、です。
伝わりやすさだけでなく、与える印象も違います。

漢字の単語が増えれば増えるほど、冷たく威圧的で強制的な感じがするけど、逆だと暖かい感じになります。
高圧的にしかりつけるときは漢語で、そうでないときは大和言葉で、親密さを醸し出します。

とにかく、無駄なストレスを生まずに意思疎通を図りたいときは、彼らの分かる言葉=生まれた時から使っている身体に染みついた言葉=ひらがなで書いても分かる種類の言葉で、話をするのが最適でした。

書き言葉でも同様です。
私の文章がいまだに、ひらがなが多くて、表現が正確さに欠けるのも、当時の癖が残ってるせいだと思います。大人向けの文章(指導案とか)だと、あえてすべての単語を漢字の熟語にしないと、体裁が整いませんでした。

でも指導案なんて、教育実習以外ではほとんど書きませんからね。。

というわけで、この本を読んで、日本語の持つ奥行きもよく分かりましたし、逆に、外国語に翻訳されたいならば、あえて日本語らしくない文章を書かなくては、ということも理解できた気がしますし、この本、とても良かったです。

オススメです。

Twitterとブームの不思議な関係

By , 2009 年 10 月 29 日 6:18 PM

定かに覚えていませんが、TwitterってSecondLifeブームより前から存在してませんでした?
私、かなり前にアカウントを作った気がするんですけど。(※Wikipediaによると2006年7月からだそうです)

数年前からあったのに、なぜ「今」ブームなのだろう…。
SecondLifeと違ってマスメディアが先行して煽ったとも思えないし。

ブームって不思議ですね。

そのSecondLifeつながりのNufufuさんのfacebookでこんな記事を紹介するTweetを見つけて読んでみました。

「湯川鶴章のデジタルてんこもり」
商機は、オープン、リアルタイム、モバイルにあり=ローカル広告も金脈に=

オープン(他のサービスと連携できるっていうこと。twitterに投稿したものがfacebookにも自動で表示されるなど)
リアルタイム(読んで字のごとく。投稿したらすぐ表示)
モバイル(Twitterなんて140字ですから。モバイルに最適)

じつをいうと私も、放置していたTwitterを今年になってから使い始めたクチですが、私が使い始めた理由はずばり、Twitterのつぶやきを転送できるサービスが増えたからです。facebookやFriendFeedはもちろん、自分のブログにだって、やろうと思えば転送して、記事として残すこともできます。

根が貧乏性なもので、Twitterみたいな、あっという間に流れ去ってしまうようなものに何か書くのは「もったいない」気がするんですよね(^_^;)
でも他の媒体にも表示できるなら書く価値あるかな、みたいなことで。

でもたぶんTwitterのおもしろさはログを保存しとくことより、そのリアルタイム性なんでしょうね。
特に今のTwitterは、まだ物珍しさが勝っているため勝間和代さんみたいな有名人と直接つながれて、運が良ければ返信してもらえたりするし、あるいはNASAだのホワイトハウスだのその他、世界中のメディアや個人のTweetをダイレクトにフォローして、ナマの情報をリアルタイムでキャッチできるので、今までのインターネットでは「考えられないような」ワクワク感があるかもです。

そのへん、SecondLifeが始まったばかりのころ、inWorldに入れば東京在住のIT業界やテレビ局、出版関係の最前線の人と直接話せたり(チャットですが)、もちろん、アメリカ人、ブラジル人、ドイツ人、中国人と、あらゆる国の人と間近に接して(アバターですが)英語ないしは任意の言語でチャットできるという「ありえない」世界にワクワクしたのと、共通するものがあるような。

もともとインターネットって「世界とつながる」ツールとして期待され発展してきたので、つながっていることを実感できるツールが発展していくのは当たり前な気もしますが。

でも私が「謎だなぁ」と思うのはやっぱり、「なぜ今?」ということです。
「機が熟した」ということでしょうかね。
mixiとかで飽き足らなくなっちゃったユーザー層が、一気にTwitterにハマったかな?

そこには目に見えないエネルギーの集積があるのでしょうか。
地震発生から株価暴落まであらゆる社会現象を支配する物理法則について書いてあるらしいこの本を読めば、私にも
「いつ、なぜ、ブームが起きるか」
あるいは反対に
「いつ、なぜ、ブームが去るか」
が分かるかと思って買ってみました。



…もしかしたら全部読めば分かるのかもしれませんが、2週間くらいずっと手元に置いているのに、まだ50ページくらいしか進んでません。こういうペースだと、前に読んだ内容を忘れて毎回読み返さないといけないので、非効率このうえありません。
誰か、要領よく、すっきり簡単に解説してくれないかなぁ。

風邪&「億万長者専門学校」

By , 2009 年 10 月 18 日 2:45 PM

今日の浜名湖はいい風が吹いてるはずなんですが…
昨夜からのどと頭が痛くて…
どうやら風邪をひいたようで、今日はウィンドサーフィンはお休みです。
みんな、がんばってるかなー?

で、さっきから寝たり起きたりしながら、時々体温を計っているんですが、だいたい36.0±2度ほど。
平熱だし(O.O;)(oo;)

というわけでインフルエンザの可能性は低そうです。

けっこう退屈なので、さっきから、新しいサイト用のWordPressをインストールしたりしています。
新しいサイトは、お葬式関連のサイトです。
亡くなった方をしのぶための「メモリアルボード」という商品を紹介したいので、筆文字ショップの中に作るんだけど、結婚式や出産、還暦などのお祝い事をイメージした筆文字サイトに、突然お葬式というのはどうも違和感があるので、ちょっと独立した感じにしようと思っています。

亡くなった方をしのぶのも、生きてる人を祝うのも、根っこのところは同じ気持ち=愛情 だと思うんですけどね。死に関することを必要以上にタブー視しないで、ちゃんと見つめることで、今ある生の時間をどう過ごすかが変わってくるんじゃないかと思うけど。

今年はうちの父親と、つとむの父親が相次いで亡くなって(双方とも母親はぴんぴんしています。やっぱり女は長生き!?)、人間、寿命をコントロールできるわけじゃないんだから、今できることをせいいっぱい、やっていこう!って、やっぱり、そういうふうに思うようになりました。

義理とかつきあいとか、建前上、立場上…とかで、ほんとうは気が進まないのにやっていた、あれこれを、今年はどんどんパスしていって、最近じゃあほんとうに、毎日の中に「義務」ということがほとんどない気楽な暮らしをしています。

あまり人の集まるところにも行かないし、目立つ活動もしないので、たぶん、世の中から消えたように見えているかもですが、無理して出張ってないと維持できないような立場なんて喜んで返上なのであります。

ほんとに会ってうれしい人と会い、やって楽しいことをやって暮らせて、これ以上何を望むことがあるでしょうか。
今日みたいに風邪をひいたら好きなだけ休養できるんだし、これってほんと最高、幸せっす。

…というふうに超ポジティブシンキングしてるのは、昨日、中古でこの本買って読んだからかも(^_^;)
ど派手なタイトルに釣られました、すみませんm(__)m
Amazonの書評はビミョウな感じでしたが、私はけっこう気に入りましたよ。
身振りを使って気持ちを入れ替えるの章なんて、まるで松岡修造になった気分です(笑)
せっかくなので私も、本気で億万長者、めざすことにしたんで(^_^;)
どうぞよろしく(何)
 ↓

白州次郎の本を読んで

By , 2009 年 10 月 2 日 10:25 AM

NHKのテレビドラマの影響もあって白州次郎の本を2冊と、白州正子さんのエッセイを1冊、読みました。
メディアマーカーの私のバインダーをご覧ください

全体の流れがいちばんよく分かり要領よくまとまっているのが上記リンクの本です。
太平洋戦争前後の今はなき「古き良き日本」(?)の香りが漂います。
吉田茂の名前とともに現役政治家の先祖(あるいは本人)の名前も頻繁に出てきて、興味深いです。
現在の日本国憲法が、こんなどさくさまぎれに、密室のなかで、しかもほとんどシロウトの手によって作られたんだなぁということにビックリします。だからこそ、戦争の放棄などという世の中の常識からして「ありえない」表現ができたんだとは思うけど。

でも白州次郎という人は、思ったままを口にするし、それをそのまま行動するし、すごく素敵な人だったと思います。NHKドラマの伊勢谷友介ほど神経質な感じじゃなくて、もっとばんからな感じのキャラだったみたい(でも伊勢谷友介のほうがカッコイくて好き)(^^;

もう一冊の北康利著の「白州次郎 占領を背負った男」の帯にあるキャッチコピーに
「プリンシプルを持って生きれば 人生に迷うことはない」
と書いてあって、かっこいいナーと思ったわけですが、プリンシプルとはなんぞや?

principle=原理、原則

要するに、なにを大切に思って生きるかということですね、そういうふうに言っちゃうとすごく月並みですが。

な〜な〜に生きてる私には、特別な「原理原則」なんてないしな〜、浮き草みたいだもんな〜…と思っていたんですが、でも最近、自分の中にも多少、正義感めいたものがあるなって、気がついた件。

ここに書きたいけど、ちょっと問題あって、書けないなぁ…残念っ!

この件はまたいずれどこかで…。

そもそも、私はどちらかというと正子さんの生き方に興味があったのですが、正子さんのエッセイも面白かったです。何冊もあるみたいなので、もうちょっと続けて読んでみようと思っています。

【読書】 人類が消えた世界/アラン・ワイズマン

By , 2009 年 8 月 27 日 10:27 AM

かなり斜め読みですが、どうにか読み終えました。
進行する環境破壊をさまざまな側面から紹介しながら、もしも今、突然人類が消滅したら、地球はどのように変化するかを想像する内容です。

読み進めると、環境を破壊するのはCO2だけじゃなくて、人類が開発したさまざまな素材や放射性物質が、人類なきあとも長く地表に残って影響を与え続けるだろうということが分かります。

ただし、大規模な地殻変動とか、隕石の衝突などが起きれば、それらの影響もチャラというか、現存する環境と生物を全部巻き込んで、またイチから進化のやり直しが始まるだろう、ということも、間違いなく言えるところです。

歴史的に見れば、地球は人類誕生のはるか前から生物をはぐくんでいて、CO2が多すぎるどころか、酸素自体が存在しない環境下から、さまざまな連鎖で今に至っているので、地球にとってみれば、多少のCO2やオゾンホールを通り抜けた紫外線や温暖化なんか「へでもない」わけです。

「地球にやさしい」というのは別に、CO2削減を意味しないよね…って、テレビのCMとか見ながら違和感を感じてるのは、私だけじゃないと思います。
それを言うなら「人間にやさしい地球環境を守ろう」であって。

えーと、本書の意図するところはもちろんその、人間にやさしい地球環境を守ることだと思いますが、描かれている「人類なきあとの世界」を読みながら、気がつくと、うっとりしている自分に気がつきます。

人類なきあとも、放射能汚染やさまざまな化学物質の汚染、火災による環境汚染も乗り越えて、いずれ自然は再生するし、また新しい進化も始まるんだろうなと思います。
さまざまな汚染に対応した種の進化。
すごいぞ自然。

それでも、一気に人類が死に絶えるというのも非現実的な話で、なんとか生きていかなくちゃならないとすれば、今、世界に広がる人間汚染の負荷を軽減するためには、人口を減らす方策が最も地球環境には優しいと思われるので、現在の日本や先進国の少子化傾向は、まさに地球にやさしいエコなライフスタイルで、賞賛されていいことのような気がします。

少子化対策という政策の意味がちがう。
地球環境に鑑み、日本の出生率低下傾向を維持し、世界にも少子化の波を広げよう、というのがただしい少子化対策かも。

みんなで減らそう、人間の輪。

【読書】ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる/鍵山秀三郎

By , 2009 年 8 月 6 日 10:28 AM

定価1,000円のこの本を、マーケットプレイスで99円(プラス送料)で購入しました、どーもすみません(‥;)

同じ値段でたくさん出品されていたんですが、たまたまイーブックオフで買ったら、ビニール袋に入れるかわりにビニール製のブックカバーがかけてあって、そのまま読めて本も傷まないので、「おお、いいじゃん」と喜んでいます(小さっ)(^_^;)

さて、気になる内容は、アマゾンのレビューのほうが詳しいので見てください(爆)
鍵山秀三郎というひとは、あのイエローハットの社長さんなんだけど、とにかく掃除、掃除、掃除をすることで会社を経営してきた(?)という方で、ほかにも、同様に、「トイレ掃除をするだけで運がよくなる」ということを言っていたのは…誰だっけ…小林静観さんは「ありがとう」と唱えなさいって言っただけだったっけ?…とにかく、この方のほかにも何人もいらっしゃると思います。

かくいう私も何冊かはそういう本を読んで、トイレ掃除はなるべくするようにしているんですが、この本を読んだら、もうぜんとトイレ掃除がしたくなり…もう、専用ゴム手袋とぞうきんを用意して、毎朝ガシガシ掃除をしています。(まだ3日目ですが)(^_^;)

トイレだけじゃなくて、家のまわりの雑草とかも気になるようになって、昨日ちょっと抜いてみましたが、暑さがはんぱなくて、たちまち滝汗なので、全部取り切れてないけどよしとしました。

ローマは一日にしてならず。

うちの掃除も一日で完璧にできなくても、毎日少しずつキレイにしていけばいいやって、思います。

…というわけで、なんか、今の自分のフィーリングにすぽっとはまった本。
鍵山氏ご自身は疎開で貧乏した体験からこういう生き方を始めたそうで、私の親たちとまったく同じ世代の方と思われます。

戦後の豊かな時代に育った私たち世代にとっては、黙々と掃除するだけで仕事がうまくいくなんて、どうにも納得がいかない気がするんですが、でもたぶん、こういう、一見関係なさそうなことが、結果に影響を与える「コンテキスト思考」につながるんじゃないかという感じがします。

この本は、論理的に表現できる「コンテンツ」に対して、直感的・感情的な「コンテキスト」が存在し、物事は往々にして論理を超えた「コンテキスト」によって動いていく…みたいな話。

最近、ビジネス啓発系本でも、右脳・直感・非論理的アプローチを重要視するものが増えたような気がします。
ここへ来てようやく、男の人たちも物事の本質に気づき始めたのねー、みたいな…(^_^;)
…どうもすみませんm(__)m

【読書】1Q84 / 村上春樹 ↓

By , 2009 年 5 月 31 日 10:34 AM

(今回Amazonのリンクはナシです)

「1Q84」を買いました。
村上春樹の新刊を買うのは「ノルウェイの森」上巻以来。
なぜ上巻かというと、上巻を読み切れずに下巻を買わなかったからで、それ以降、「ねじまき鳥」なども図書館で借りたものの読み切れず…あとはフォローしていません。

私の中で村上春樹といえば、「風の歌を聴け」〜「羊をめぐる冒険」+「ダンスダンスダンス」。もう最高に好きでした。

もともと、私は、シートン動物記やファーブル昆虫記、海外少年少女文学全集とか、少女探偵ナントカシリーズから読書生活をスタートして、アルセーヌ・ルパンに恋して、アガサ・クリスティのシリーズにドキドキし、SFや冒険小説ばかり読んできた人間で、文学について語るにはちょっと資格に欠けるところがあるんですが、
村上春樹の初期作品の、翻訳調の文章がすごく、新鮮で好きでした。

ナイーブで弱いけど友情を守るためには権力に対してきっぱりNOを言っちゃう「僕」にも好感を持てたしね。当時わたしもまだ20代でしたし(春樹氏は30代?)

かなり好きだったので、大ヒットした「ノルウェイの森」が読めなかったときには、自分でもびっくりしました。ぜんぜん面白いと思えなかったんですよね。
だって冒険・SF・推理的要素がないですから。。

そういうわけで村上春樹は過去の人だったんですが、例のイスラエルの「壁と卵」のスピーチに感動して…今回新刊が出たと聞いて興味を持ったんですが、
さすがに上下2巻を中身も見ずに買うのはアレだったので、本屋でパラパラ見て
「これなら読めそう」
と思ったので購入しました。

とりあえず文体的には読みやすいです。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」なんかに比べると、どこで・だれが・何をしているかがちゃんとわかります(なんだそれ)

2人の人物の行動を同時進行で追いつつ、回想シーンも織り交ぜる難しい構成も、難なくこなして、混乱することなく読み進むことができます。

しかも私の大好きな、冒険活劇系ストーリー仕立てなことは、最初の章からわかって、わくわくしながら読みました。

…ところがストーリー自体はテンポよく進むのに、どうも雲行きがおかしい。
だいたい、異常なまでに性描写が多い。
男も女も10歳の少女まで。
夫による妻へのDVが描かれていて、はて、村上春樹は社会派転向か?
…と思いきや、当然ながらそんなことは全然なくて、最後は結局…

…書いちゃダメですよね。発売直後ですからね。。

えっと、冒険活劇とハッピーエンドを希求して、長い物語をたどってきた私としては、ぜんぜん納得いかない結末でした。

まるで「ダンスダンスダンス」と同じ!って、私には思えました。
羊がリトル・ピープルと言い換えられたくらいで。

(「海辺のカフカ」の続編だという話もあるので、くわしいことは全部読んだ方の書評を参考にしてください)

世界がちょっとずれちゃった感じがしたり、他人とかかわれない疎外感があったり、孤独だったり、怖かったり、そういうのって、ちょっと感覚の鋭い人なら誰でも感じることで、ナイーブだというのは悪いことじゃないと思います。

ただ、袋小路になってるところを何度旅しても、袋小路は袋小路なんだろうと思います。

救いを求めるにも、現代にはすでに神はなく、途方にくれる気持ちもわからないでもない。

でもだからといって結局Sexに、あるいは女性に癒しを求めるしかないって、なんか、違うような気がする。

なんだか違うような気がするんですよねえ。
ていうか、20年前なら、共感をもったかもだけど。

でも、文学っていうのは基本的に書き手が書きたいことを延々と書いていい芸術のジャンルだろうと思うんで、出口のない袋小路が書きたければ延々と書いてよくて、
たぶん私のほうがその場所においては異邦人なんでしょうが。。

とにかく、性描写が多過ぎ。
さいごらへんは気持ち悪くなったほど。
春樹氏の本に出てくる女性は、言葉でコミュニケーションとれない人が多いので(女性というか登場人物全員がそうですね)、セックスが唯一のコミュニケーションツールみたいな感じですね。

そういうのってある意味気の毒。
もうちょっと、根気よく、話あおうよ、人間なんだから…。

さらに、SF冒険活劇好きから言わせてもらえば、お祓いするのに10代の少女と交わるなんて、B級過ぎで興ざめ。

社会派転向はないけど、渡辺淳一路線はありかも(=すみません、渡辺淳一も読んだことないんで、イメージです、イメージ)

ああ、なんか、書けばかくほどくそみそな感想が…。
前半面白くて、くどい性描写に耐えながらいっしょうけんめい読んだだけに、満たされないエンディングでもやもやします。

というか、たぶん、エンディングに問題があるんじゃなくて、くどい性描写のほうに耐えられなくて、味わうべきところを味わいきれなかったかも。。

でも、村上春樹の魅力はこの、満たされないエンディングにある、という説もあって、だから気になって、次が出たときまた性懲りもなく買ってしまう…という効果もあるようなので、これでいいのかもですが。

あたしは、ちょっと前の宮部みゆきみたいな、安心して読めてちゃんと感動できるストーリーが好きなので、やっぱ、ブンガクはパスです。
なんかこう、ガツン!と面白い本ないですかねえ。
東野圭吾か、恩田陸とか、どうですかねぇ。。

Macで蔵書管理 / AmaTunes

By , 2009 年 5 月 24 日 11:27 PM

以前から、同じ本を2度買ってしまうということが時々あったのですが、最近またこの傾向がひどくなって…実際に買ったのか、それとも買おうか迷っただけで「あとで買う」にしてあるのか、あるいは…?

で、蔵書目録を作りたいけど、タイトルを入力するなどの作業はとんでもない。
(ブログに書くときにAmazonのリンクを作るだけでも、めちゃくちゃめんどくさい感じがするんですよね。。もちろんそれ用のプラグインも試したんですが、どーも思うような表示にならないため、毎回Amazonでタグを出力してコピペしています)

そんな私に最適な?
すごいツールを見つけました。
Amazonのデータベースから本の情報をひっぱってきてiTunesで表示するツール。
その名もずばり「AmaTunes」(^-^;
http://blogger.splhack.org/2007/10/amatunes.html

上のページの「バイナリ」のほうをダウンロードして軌道すると、iSightが開きます。(OSをインストールするときにみるだけで、通常使わない機能なので、いきなり自分が映ってびっくりします)(^-^;

気を取り直して、本の裏にあるバーコードをカメラにかざします。
(2つあるバーコードの上のやつみたいです)
(我ながら怖いです=写真)(^-^;

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読み取りが成功すると、赤い線の部分が緑色になって、ぴよ、ぽん!みたいな可愛い音がして…
iTunesが起動して、こんな具合に…
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ぴらぴらぴら…と、表紙をスクロールすることができて、いい感じ。
出版社その他の詳しい情報は、リスト表示を右クリック「情報」からみることができます。
感想などをメモしたい場合は、この情報ウィンドウの「コメント」に書いておくといいでしょう。。

本をカメラにかざす以外になにもせず、そしてなにも買わずに、とりあえずリストが作れるのって、すごい!と思うんですが、果たして使いこなせるかどうか。
とりあえず、本の実物をパソコンの前に持ってこないといけないので、片付けちゃった本は後回しにして、今積んである本と、これから、新しく買った本については、かならず「かざす」のをお約束にしようと思います。

あと、本のリストをiPhoneに入れて持ち歩く時のコツがこちらで紹介されています。
http://ameblo.jp/shiogama-gadget/entry-10162084382.html

レッツトライ!

【読書】 敗北を抱きしめて 上 増補版—第二次大戦後の日本人 (単行本) / ジョン ダワー

By , 2009 年 5 月 17 日 3:09 PM



長女が大学の授業用に図書館で借りてきたのが置いてあったのでこっそり読んでみました。下巻がないので、とりあえず上巻の感想です^^;

太平洋戦争の終戦直後の占領期の日本の様子について書かれた歴史書です。
書いたのはアメリカの歴史学者、ジョン・ダワーで、本書はピュリツァー賞を受賞しているそうです。

読んでみると、ガイジンが書いたとは思えないほど、庶民の感覚に近い描写に驚きます。
小さい頃から耳にタコができるほど聞かされた、母や伯母たちの戦時中の話を思い出した。ジープに乗った米兵を追いかけてチョコレートをねだった話とか、初めて見た総天然色の「風と共に去りぬ」の映画で感動してアメリカに憧れた話とか。

さらに意外なことに、自分自身の小さい頃見た風景がよみがえったりしました。

私は昭和35年生まれなのですが、幼稚園の頃までは、街で普通に戦争の傷病者が乞食をしているのを見ましたし、戦後に建ったバラック小屋も、場所によっては残っていました。ちょっと田舎へ行くと防空壕の跡とか。おじいちゃんの家には旧字体の文学全集があったり。家の外の道はアスファルトの舗装がしてなくて、雨が降るたびに水たまりができてたとか。

戦後の教育改革で、生活綴り方教育が復権したくだりでは、私自身、小学校1〜2年で担任してもらった先生が、作文教育部会に所属していた先生で、1年間に3センチくらいの厚みになるくらいの大量の作文を書いた記憶が蘇ったり。

終戦直後のことなんて、はるか昔の、歴史上の出来事って思って読んでいたのに、意外にも、それは私自身の生まれた時代と境目なく繋がった時代だったってことに気がついて、妙〜な感覚にとらわれました。。

タイムスリップ…?みたいな。

小さい頃のことを思い出していくと、大阪万博があった1970年を境に、いろんなことが変わった気がします。家に電話がついて、テレビがカラーになって、あとは、なし崩し的にすべてが効率第一、スピード重視、成果主義になって、気がつけばポストWeb2.0的な、地域と時間の制約からも自由にならんと欲するボーダーレス世界がすぐそこに…??

長女が上巻しか借りてきてないので、下巻も借りてきてって頼みました^^;
下巻には天皇制の話とか出てくるみたいで、あんまり、ややこしい話はパスだなぁ〜みたいな…^^;
なにせノンポリで軟弱な高度経済成長Kidsなんで、どーもすみません(>_<)

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